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もっと奥 ぐちゃぐちゃにして――
ちょいクズなエリートα x トラウマ持ちΩ。
主人公は、αの内海。
内海は部下の望月(Ω)に一目惚れしていて、なんとか彼と…と思ってる。
そして、ズルい手段を使う。クズい手段を使う。
惚れ薬。といえばキレイだがズバリ、Ωに発情を起こすレイプドラッグだ。
ところが。
…という感じで、望月に飲ませようとした薬を他の人が飲んでしまい、そこからストーリーが展開していきます。
飲んだのはβ、を装っているが実はΩの鈴木。
ストーリーとしては、結構シリアス。
一般的にαはΩを性の捌け口と見ているし、実際内海もそう。
一方鈴木は、大学時代αの彼が浮気三昧。すっかり恋愛恐怖になり、というトラウマあり。
それを望月から聞いた内海は反省し、これまでのΩに対する軽視を改め、すんなり誠実になります。
そこがどうもモヤモヤするんだけど。
望月から、その気がないなら…って忠告されてるのに自分から鈴木に会いに行ったり。
望月への気持ちがすぐに無くなってたり。
一冊の尺があるんだから、その辺じっくり描いて欲しかったと思う。
結果的には可哀想Ωが幸せになる話なので読後感は良いです。
個人的には…内海のキャラが中途半端だったかな。
冒頭はイケメンの傲慢さがあるし、でもクズと言い切るには善人でもあって。
もっと超絶選民思考のオレ様がザマアに遭って成敗、のち改心という勧善懲悪でも良かったのかも。「萌」で。
サラッと読めて、ストーリーもあって、Hで、いいお話だと思います。
内海課長のクソ男の印象からの好感度の上がり方がエグかったです(笑)
夏芽にピンクポーションを盛ったことについてずっと後悔しているところが良いと思いました。
ピンクポーションが最後まで尾をひきますが、過去の自分の行為に責任と罪悪感を感じる姿勢が良いです。番という形でない関係の結び方が素敵だと思いました。
夏芽の相手があなたでよかったと言った友里弘の笑顔(内海課長視点)に、配属初日からの片想いの清算を感じました。なんとなくこのシーンが印象に残りました。
鈴木は付き合っていたαに裏切られた過去があるせいで、αに対して苦い感情を持っていて。
そんな感情を拭い去れるくらい内海に惹かれはじめていた時に彼が薬を盛っていたことを知ったのは相当ショックだっただろうなと切なくなりました。
内海がやったことは本当に良くないことなのだけど、でも彼は腐った心を持ったαではないので
やがてわかり合えるような結末になったのは良かったです。
でも最初は望月のことが好きだったのに随分あっさりと鈴木に惹かれてしまったのを見て
クズではないのだけど気が変わりやすい人なのかなと思ってしまいました。
惚れ薬を使って部下の美人オメガをモノにしようとして失敗するクズ課長の話かーと思いきや、、意外といい奴だった、ウツミ課長
誤って薬を飲んでしまった別の部下オメガ(とっても地味キャラ)にわりとすぐ惚れてしまうという、、や、それ罪悪感でしょ?と思ったけど身体の相性かあ。フツーのカップルだと本当か?と思うけどオメガバならアリ
くっついた?後もオメガちゃんにコロコロされる課長。アルファ感あんまりない。幸せになってよかったね〜
この本は読んできた冊数が対してないのもありますが私の中ではかなり上位になります
受けの鈴木君がいわゆるジト目で口も悪く愛想もない子です。そんな子がぐちゃぐちゃになってるのがとにかく可愛くて良かったです。最中に減らず口叩くのも大変良かったです!
他の皆さんも書かれているように確かに望月君との話も気になりますがほんとにあっさりとしてるのでこの本を楽しむ上ではあまり気になりませんでした。上下巻あったらもっと良いものになったのではと思います。
しかし私はこの1冊だけでもかなり満足です!今後作者買いしてしまいそうな位です!