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表題作宮廷神官物語 四

あらすじ

麗虎国の秋。慧眼児の噂は町にも広がり、偽者が続出していた。頭を痛めた藍晶王子は、偽者たちを見破る場を設ける。だがそこに、不思議な力を持つ少年が現れ、宮中は第二の慧眼児の存在に揺れる。一方、自らの過去を探っていた曹鉄にある嫌疑がかかり、牢に入れられてしまう。なんとか曹鉄を救いたい天青と鶏冠。けれど「真実の慧眼児はどちらか」を競うことになり、天青は窮地に立たされ……。

※挿絵は表紙のみになります。

作品情報

作品名
宮廷神官物語 四
著者
榎田ユウリ 
イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784041074121
4.8

(5)

(4)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
24
評価数
5
平均
4.8 / 5
神率
80%

レビュー投稿数1

天青ピンチの巻

もうすぐ6巻が出る非BLシリーズもの。榎田先生好きすぎて神にしたいけど、もっと好きだった時につける評価無くなっちゃいそうなので萌2にしておきます。榎田先生のお話自体がお好きな方は是非。いたって健全な、少年たちの成長記で、登場人物全てが癖ありすぎて猛烈にハマってます。葛西先生の手になる絵は表紙だけ⤵⤵⤵で残念極まりないのですが、もう脳内ではすっかり葛西先生ビジュアルキャラで物語が繰り広げられております!有難い・・

お話はなんちゃって韓国宮廷を舞台に、神官である鶏冠(けいかん、1巻表紙)が不思議な力を持つ天青(てんせい、2巻表紙)を宮廷に連れて帰り、その兄貴分のような曹鉄(そうてつ、3巻表紙)、世継ぎの藍晶王子(らんしょう、4巻表紙)などと共に乱れている宮廷、政治を正していく・・・てな感じのもの。4巻では、慧眼児(えげんじ、天青のこと)の偽物があらわれて天青大ピンチ!です。

何が好きかというと、鶏冠は神官で、食べちゃだめなのに肉がめっちゃ好きで、肉を調理させたらそんじょそこらの料理人よりずっと上手い等とっても人間臭いところや、藍晶王子とその後ろにひっそりと佇んで守っている赤烏(せきう)との絆、藍晶王子の姉にあたる男勝りな櫻蘭(おうらん)とその侍女の紀希(きき)の絆、同じく神官である苑遊(えんゆう)の謎めいた様子等々、どれもこれもビジュアル的に目福でしかない様子とその人間模様。引き込まれます。特に鶏冠と天青の間にある、親子愛?、師弟愛?、兄弟愛?のような深い思いに、笑わされ、涙ぐませられて、まんまと榎田先生の手のひらの上で転がされている感じです。

一体何巻まで続くのかさっぱりわかんないのですが、1冊1冊は少し優しいプライスになっているので、一度試しに手にとってみてはいかがでしょうか。可愛らしい白虎のハクもグルグル鳴いて待ってます!

2

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