花の芥

hana no akuta

花の芥
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
39
評価数
10
平均
4 / 5
神率
50%
著者
桐式トキコ 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784815500436

あらすじ

その男は、狂惡で孤独で美しい。

蘇我組の若頭を務める椿木。
その正体が潜入捜査官であると知りながら隣に置く組長の加白を、椿木は自分の「よき理解者」だと思っていた。
椿木の狂暴で異常な本性を受け止め、暴力的な衝動や欲求はセックスで発散させてくれるから。
しかし、加白自身は何を考えているのかわからず、何も教えてはくれない。
そのことが気になりはじめた椿木は、彼のことを探りだして……

「利害関係なく僕を抱かせてやるのはお前だけだ――」
桐式トキコが描く、潜入捜査官×極悪非道ヤクザの狂愛BL。

表題作花の芥

椿木(ヤクザ若頭・潜入捜査官)
加白 累(ヤクザ組長)

その他の収録作品

  • -跋-
  • カバー下 あとがき

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レビュー投稿数2

え、続編……?? 知らずにお迎えして後悔。

『花の芥』は『ヤクザ様のおもちゃ』続編です……

この作品 単体でも読むことが出来るとは思いますが、物語をきちんと理解する為には 絶対に前作を読んでから読むべきだと感じました……

物語の異常性は好きでした。
しかし、加白さんという人物像や、椿木の加虐性の理由を捉えることが出来ぬまま、物語は幕を閉じてしまい……
自分の性癖 大好きなヤクザものであるということもあり、モヤモヤの残る結果となってしまったことが(自業自得、としか言いようがありませんが)非常に残念です。

商業BLに限らず、何でもよく調べてから手に取ることが大切だと思い知らされました……
『ヤクザ様のおもちゃ』を読み終えた後 また読み返したいと思います。

1

”悪”、”異常者の間にある理解”、”冷酷な美しさ” に魅せられる…

「花の芥」は、お題アンソロ『極悪BL』が初登場でした。
冷酷で美しい加白だけが、椿木の凶暴性を理解し、異常な二人はヤクザの世界でのし上がっていく…
私は、加白にどうしようもなく魅せられています。

その後、『ヤクザ様のおもちゃ』に登場した加白は、嫉妬由来で復讐するつっまんない脇キャラに成り下がり…(正直、記憶から抹消したい)

続編の加白がどう描かれるのか?楽しみな反面、不安もありました。


椿木はヤクザに潜入している捜査官で、暴れたい衝動が抑えられない凶暴な男です。
悪人が許せないからではなく、悪人にだったら暴れても許されるから警官になった。

椿木の理解者である加白は、椿木に暴れる場を供給しなければいけないのに、あえて椿木を危険から遠ざけ、椿木の焦燥を煽る。
たいした理由はなく、ただそれを見るのが楽しいから。

そして加白は椿木の凶暴性を身体で受け止める。
椿木は、加白の身体に狂気をぶつけ、首を締めて加白の命を自由にできる快感を得て、やっと落ち着きを見せる。

椿木は、加白の手のうちで弄ばれているのを知りながら
「抱かせてやってるのはお前だけだ」と言われると嬉しそうに笑う。
彼らの狂気を理解する必要はない、
ただ彼らの狂気を愛でるのが『花の芥』の楽しみ方だと、私は思っています。


子供のために金を奪った男を、なんの戸惑いもなく殺せるのが加白って男です。
でも過去を嘲笑われた時だけは、熱い怒りを見せる。
それが気になって椿木が加白の過去を調べ出すと…

加白は忌々しい過去なんて知られたくない、でも普通の家庭で育ったにも関わらず真の異常者になった椿木に、不幸な生い立ちからまがい物の異常者になった自分がどう映るのかを知りたくもある。

椿木はどんな環境で育っても異常者になったはず。
でも加白は違う、もし普通の家庭で育っていたら違ったかもしれない、そんな未練を打ち消せない加白にとって、真の異常者である椿木の闇は眩しく見える。

親に愛されず、拾われたヤクザに利用された加白の生い立ちは不幸です。
でも不幸の中で、生きる術、戦う武器を見つけて生きようとする加白はやっぱり美しいと思う。


加白と椿木の間にあるものは恋愛感情ではありません。
ただの ”理解” 、いや椿木が最も求めているのが ”理解” であり、加白には ”理解” が救いになる気がします。
加白は、椿木という理解者を得て、より強く、より美しくなっていくんだと思えます。


私は加白の弱いところなんて見たくなかった。
ただ冷酷で美しくあって欲しいと思っていました。
でも加白の弱さを知っても、やっぱり加白は美しいと思えたから、私は続編を読んで良かったと思っています。


桐式先生がTwitterで
【「悪いやつに改心させず悪いまま、カプの場合は相乗効果でより悪く精神」を大事にしたかった】と呟いていました。

あぁ、私が『花の芥』に魅せられているもう一つのポイントはそこだ!
甘イチャなBLセオリーに落としこまずに、”悪” を描く。加白と椿木は出会ったことで、”異常” の相乗効果がうまれる。
善悪を説かず、ただ ”悪” を ”悪” として描ききっているから、私は『花の芥』に引き寄せられるんだ。

2

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