俺がお前を好きだってこと、いい加減信じろよ――

コミック

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こいつはダメだと知っている crossroads

koitsu wa damedato shitteiru crossroads

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表題作こいつはダメだと知っている crossroads

清水憲,美容師
久坂晶,美容師

その他の収録作品

  • カバー下あとがき

あらすじ

「俺の"家族"はこんな顔してたんだな」
「理想通りだろ?」

「まだ足らねぇよ」
「お前ほんと野獣だな…」

ヤリチンで性格に難アリな肉食系
美容師・清水憲と付き合うことになった晶。
恋人になった清水は、これまでの言動からは想像もできないほど、一途に晶を愛するようになる。
そんな清水に一層惹かれていく晶だったが、故郷の親友・野田裕也との再会以降、心はざわめいて――…。

大人気☆ケンカップル美容師シリーズ、待望の続編!!
「俺がお前を好きだってこと いい加減、信じろよ」
互いの過去を知り、二人が出した答えはーーー

作品情報

作品名
こいつはダメだと知っている crossroads
著者
吉田実加 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
その時までは、君のともだち
発売日
ISBN
9784040654270
4.1

(74)

(34)

萌々

(26)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
302
評価数
74
平均
4.1 / 5
神率
45.9%

レビュー投稿数6

ダメだったのは、かつての話

続刊ですが、あえてこっちから読んでも面白いかもしれない。

◾︎清水憲(表紙左)×久坂晶(ゲイ) 美容師
最初は完全な晶推しでした。1巻(無印)でも、清水のモラハラに引き気味だったので、こんなに清水が好きになるとは思わなかったよ!出会ったときの突然のキスにはいまだ納得してませんが。ただの暴漢である。

もともと部屋が綺麗なのも、料理が上手なのも清水で、案外とマメな男であることは分かってたんだけど、晶にハマったらここまで一途で、ここまで安心させられるとは。手を広げて抱きしめられにくる晶を待つ様が、清水の性格を物語っている。

泣いちゃう晶を気にしたり、男を泊めてほしくない事をストレートに言ったり、乱暴ではあるものの愛は感じます。束縛気味だけど、晶に逃げ道を作らないわけではないというか、話はきっちり聞いてでも自分の考えは伝えるところがいい。
それでも、この清水には合わない人も多いと思うので、やっぱり晶だからこそ上手くいったんだろうな〜と思う。お互いに得意な事が真逆の、お似合いの2人です。

晶の葛藤や当て馬登場はどテンプレ展開だったのはちょっと残念。

※電子書籍ひかり 修正薄め
カバー裏下あり
限定おまけ2枚 美容院の仮装イベント

1

幸せは一つじゃないし。

前作では傲慢なノンケ男だった清水のベクトルがしっかりと晶に向いて、男臭い攻めと美形な受け、バランスの良いCPだな、と感じつつ読んでたのですが。
あちゃー、この展開か……という私の個人的な萎え展開。
ノンケxゲイのBLあるあるの、子供の産めないオレといるとオマエの普通の幸せ奪ってしまう、だから身を引くよ、みたいな。
あ〜あ。
この思考回路。
わかるっちゃわかるんだけど、これ嫌いなんだよね…
幸せってなによ?幸せも不幸せも一つじゃないし。
それぞれのCPでそれぞれの家族で、何が幸せなのか不幸せなのか違うじゃん、と思うわけで。
以前全く別の作者様の作品のレビューでも書いた事あるんだけど、BL作家さんに物申したい。
元ノンケなら女と結婚した方が幸せ?
そんな展開いつまでも王道にするなよ。

…というのは完全私の個人の感想。
本作では清水の晶への想いは揺るぎなく、しっかりと晶を支えていますし、それに応えて晶ももう心が定まったようです。
ただ、前作に引き続き晶の外見がキレイすぎて?男に見えないんだよなぁ。
この後も続編が決定してますが、今後どんな話になるんだろう?

0

この本に出会えてよかった

表紙の色使いが本当に美しくて思わず買ってしまったこの本。
「こいつはダメだと知っている」の続きということで、恋人同士になった2人のあまあまな内容が見られるのかなと思っていたのですが、前作よりも何倍も内容の濃い、素晴らしい作品でした。

ノンケで俺様、女癖も悪い清水と付き合うことになった晶。
同じ美容室で働く2人。
清水は隙を見ては晶に手を出そうとする程惚れこんじゃってます。
そんなある日講習会でインストラクターとしてやって来た・野田裕也。
彼は晶の高校時代、仲の良かった友人。
そして、高2でゲイを自覚した晶が惹かれた相手でもありました。
思わず一度だけ晶にキスをした後、距離を置くようになった裕也。
その後気まずくなり、晶の上京を最後に音信不通に。
ゲイという生き方を選べなかった裕也の気持ちが今なら理解出来る晶。
じわじわと晶に近づいてくる裕也に対し、「晶は俺の彼氏」とハッキリ告げる清水。(晶は裕也の下心に気づいていません)
真っ赤になって喜ぶ晶がすっごく可愛らしかったです。

また一方で、後輩の結婚・妊娠を期に、自分は「ノンケの清水が当たり前に築けるハズの子供と奥さんがいる幸せな家庭」を持つ邪魔になっているのではと悩み始める晶。
様子のおかしい晶を抱きしめ、あやす清水。
清水に抱かれ、好きだと言われるほど辛くなり泣いてしまう晶。

後輩の結婚式の後、晶は清水に別れを告げます。
清水のことがすごく好きだから、家族に囲まれて幸せにしている清水が見たい。
清水の子供が見てみたい…と。
引き留める清水を振り切り去ってしまう晶でしたが…。


BLでは定番の「好きな人の子供を産めない」「普通の家庭を築けない」が今回一つのテーマになっていて、あれだけ男前で明るい晶が悩んでしまう姿が本当に辛かった。
途中、迷子になった子供を抱っこする清水の姿を晶が見かけるシーンがあるのですが、がたいのいい清水が小さい子供をひょいっと抱っこしてる姿、あれ見ちゃったらしんどくなるよなぁ…。

子持ちで、現在妊娠中の姉にそれとなく相談した清水が出した「子供」に対する自分の考え。すごくかっこ良かった。
もう、1巻の清水はどこへ?というぐらいこの作品では成長し、優しくなった清水が見られます。

当て馬の裕也もちょいちょいいい仕事してくれるし、無駄なページが全然ないんですよ。

幼い頃両親が亡くなり、顔もろくに覚えてない晶が、ずっと楽しみにしていた「自分の家族」。
ちょっと怖い顔してるけど、やっと巡り合えて本当に良かったね。

カバー下のあとがきを見ると、どうやらこの2人の続きのお話をねりねりしている最中らしいので、今から楽しみにお待ちしたいと思います。

重すぎず、軽すぎず、ちゃんと心に残る幸せな一冊。
早くまた、2人に会いたい気持ちでいっぱいです。

7

続き物だったのね

カバーイラストに惹かれて、続編なのを知らずに購入。
多分前作ですったもんだして、ようやくお付き合いするようになった二人がすれ違うお話。

ゲイを隠している美容師の晶は、同僚で、元々ノンケのヤリチン野獣清水と付き合っているが、、、。

晶は、清水の「好き」を信じていないわけではないが、清水には女性と結婚して子どもを設ける普通の家庭の幸せを願ってしまうのを、どうしてもやめることができない。
これって、出来上がったカップルがすれ違う定番ネタではありますが、清水が清水たる俺様パワーで晶のネガティブワールドをぶち壊して乗り越えていきます。
この作品の展開上では、清水の俺様パワーは良い力として威力を発揮していますし、晶もそれに負けないだけの男前力があるので、めでたしめでたしです。
せっかく登場した晶の高校時代の思い出の人の野田くんが、ホントに見事な、ほれぼれする位の当て馬で、美味しかったです。


6

雀影

セルフツッコミ
レビューの方が微妙に言葉を濁した感じになっているのは、清水みたいな俺様キャラが苦手なタイプだから。
前作のあらすじを見た感じだと、多分、清水は私の地雷を踏みぬきそうだから前作は読まなくてもいいかな。

え?清水こんなかっこよかったの?

前作から晶の可愛さと清水のカッコ良さは分かっていたつもりだったけど・・・今回は清水に心臓ブチ抜かれるくらい持ってかれました。
今作は清水が晶をちゃんと好きになっているというのをドカーンと実感させられる一冊でした。

ゲイとノンケが付き合う上でのあれやこれやを、晶が切なく可愛く・清水が熱くカッコよく乗り越えようとするのが最高に尊かったです!

6

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