ボタンを押すと即立ち読みできます!
ダーリン、今夜の気分はどっち?
夕映先生の作品大好き(”山岳シリーズ”など)なのですが、こちら今まで読んだ先生の作品の中でも一、二を争うぐらい最高に好き!!!な、大学生リバップルのあまあまストーリーでした。(*´˘`*)♡
先生ご自身も書かれているように、商業では珍しいリバ。自分も小説のリバ作品はこちらが初めて。
めちゃくちゃ良かった…!と思ってこのページに来てみたら、評価が割れてる?ようで…やっぱり”リバ”ということもあり、好みの分かれる作品なんだろうなあ、と;
でもでも、リバが地雷でなければ、ぜひぜひ読んでいただきたい!
同性同士ならではの関係に浸れるリバ作品、個人的に大好き&あまあま、大好きなので、2つの要素を満たしているこちらの作品、心の底から満喫しました✨
クローズドゲイで文学青年の好文。出会いを求め、SNSで出会った人と勇気を出して実際に会ってみることにしたものの、車内で襲われ必死に逃げ出して…
その時頼ったのが、大学の友人である由利。不毛な恋愛に身をやつす好文を見るに見かねた由利は、「もう、オレにしとけよ」と言ってきてー
と続くお話です。
この由利が、前半〜中盤にかけては確かに雄み溢れていて(脳筋系だけど)包容力をガッツリ見せてくれるのに、後半、リバる部分では好文が感じるような「可愛さ」を確かに感じさせてくれているー…!!!
この絶妙な匙加減(?)、かっこよさと可愛さのバランスに、もうメロメロになってしまいました。
ほぼ全編好文視点なんですが、終盤由利視点のお話が入るのも、その心境をリアルに感じられて良かった…!
ゲイである自分がヘテロの由利を引き入れてしまった…という後ろめたさからなにかと悩みがちな好文をドンと受け止め包み込み、愛を伝える由利。
頼もしい彼氏っぷりが最高です。
メガネの文学青年・好文も決してなよなよとした弱々しい感じではなく、核となる部分を持った芯のあるキャラ。
一人称系が苦手な自分も全く違和感・抵抗なく共感しながら読むことができました。
好きだからこそ、全部が欲しい。求めたいし、求められたい。受け入れたいし、受け入れられたい。
この作品、リバらなくても(由利×好文)大好きだなと思うけれど、リバがあるからこそ上記のような10代の彼らの瑞々しい気持ち、恋する気持ちがダイレクトに伝わってくるのかな、と。
最高のリバップルの一冊でした・:*+.
リバが、ダメなんです。
リバ好きの民よ…ごめんなさい。
内容知らずに、手に取ってしまったんです。
読み進めて「いい話だなー。切ないなー」なんて思っていたんです。
でも途中から、不穏な空気を感じ取り「ん?」と。
こちらでレビューを拝見し「リバなのかーー!?!」の…うーん、なんていうか、がっかり感?
でも、読み続けました。
話としては、好きだったんです。
読了して、たぶんこの作品は、リバ界では読みやすく、良質なんだろうなーと思いました。
まあ、避けてきたジャンルなので、多くを知りませんが。
うんうん、この関係性でリバが必要だったのでしょう、なんて思って。
……思ってはみたものの、やっぱり「リバじゃなくて良くね?」なんですよ。
固定でいいじゃん、って。
頭が固いんですかね。
ごめんなさい。
苦手を克服できなかったです。
可愛いとカッコいいがすぎるリバップル!!
お試しで付き合い始めた二人だけど、
好文のモダモダを吹き飛ばす由利の男気!
好きが高まるほど可愛さの増す好文!
時には可愛さとカッコよさも交代。
そこかしこに好きが溢れてた!!!!!
「抱くほうも抱かれるほうも全部渡せるってすごくない?」
すごいよ!丸ごと受け入れられる幸福、抱いて好きを伝える幸福、男同士だから両方できる。
大好きだから全部知りたい。どっちでも幸せな気持ちになる。
お互い愛しすぎリバップル最強でした。可愛くて可愛くて幸福感でいっぱい!!
もともとリバは大好きだけど、これは本当~~~に良いリバでした!
佳きリバでした。なかなかリバ小説ないので、私は好きでした。(私が知らないだけかもしれませんが…)
ずっと同級生だったゲイの陰キャ・好文と陽キャ・由利が、ふとしたきっかけから、お互いが居心地のよい場所のような親友となり、そこから恋人になるという日常に溶け込み切った展開のゆるやかなラブで、この穏やかさも個人的には好きポイントでした。濃ゆい友情が恋愛に発展する過程が、自然な流れで描かれています。一人称で語り手の立場をめっちゃ近くに感じるので、壁感高めで読める気がします。
リバって優しいな、って思うんですよ(あくまで、個人の見解です…)。どっちがどっちを話し合うっていうのも、いかにも男(同性)同士っぽくて好き。(夕映先生も後書きで述べられてますが。)そして、好文が受のときに、”受け入れられている、愛されている”ってとっても実感できて幸せだから、由利にもその気分を味わってもらいたいな、って考えるところに尊みを感じてしまいました。だから彼らは恋人だけど親友でもあるんですよね。とても素敵な関係性だなと思ったわけです。
2人の会話のボキャブラリーが割と単調なところに、いかにもなDK感があって、むしろリアリティ!と思いました。リバ好きな方はぜひ。
夕映先生の過去作品探索中でget。2019年作。攻め受けともめちゃくちゃ好きなタイプという訳ではなかったので萌にしました。高校生じゃないけど「ああ若い・・」という感じのお話、本編180Pほど(受け視点)+攻め視点の後日談38P+あとがき。
大学入って恋がしたくてSNSで知り合った男に会いにいったはいいけど、いきなりホテルに連れ込まれそうになった好文(よしふみ)。高校時代からの友人由利(ゆり)に何とか助けてもらったのですが、「もう俺にしとけ」と突然言われて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は、目ぼしい人はいない感じです。ちょこちょこいるのですが、ほぼ二人。
++良かったと思ったところ
大学生なんだけど、お互いを思って、リバをすんなり受け入れてるところが良かったでした。あんまりリバのお話を読んだことがないのですが、攻め受けどっちでもお互いの気持ちを思って使い分けるところが、いいなあと思ったんです。攻め受け固定なのも勿論良いのですが、現代日本、そこらへんにいそうな大学生。お互いを思う気持ちで自然とそう振舞えるのって、嬉しいです。
攻めさんは割合楽天的なポジティブスポーツマン、受けさんはちょっと後ろ向きになりがちなインテリ系クール眼鏡美人さんという印象で、そんなに癖が強いとかキャラがたっているという訳でもないんですけど、等身大に感じられて良かったのかな。最後の方で、「明日もこうやってキスしよう」「明日も明後日の約束をしよう」って日々を重ねていこうと思える会話をする二人の様子はとてもとても良かったです。
じわっと沁みる身近に感じる大学生さんのお話でした。