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シリーズ物と知らず、こちらを最初に読みました。前作のCPが出てくるし、前作CPの話も割と進むので、前作を読んでおいた方が楽しめそうですが、こちらだけでもたぶん読めます。
結論から言うと、わかりづらかったです。笙惟の気持ちがわかりづらくてモヤモヤしながら読み進めました。割とページ数多いと思いますが、こんだけ割かなくても良かったのではと思ってしまいました。長いから中だるみするということはなかったですが、もっとコンパクトにまとめられたんじゃ?と思いました。
それと、和輝×笙惟がもう少し見たかったです。前作が好きな方には同時収録は良かったんだと思いますが、和輝×笙惟目当ての私はもう少し読みたかったなと思いました。
シリーズ3作目。
今回はブルーサウンドウエイター瀬里の弟和輝が主役のお話です。
前作でなんともどろどろの兄弟関係が浮き彫りになり
なんだかちょっと嫌な弟、嫌な母親・・・
という印象だった瀬里の家族でしたが
どうしてそんなことになったか、弟の本心が見えてきました。
そして、今回はその弟が少しづつ兄である瀬里に心許しながら
大澤を愛し、いろいろ回り道しながらもお互いの愛を認めるというもの。
瀬里の弟和輝は大学生。親の期待を一身に受けて東大に合格。
そんな和輝が恋に堕ちたのはDJ大澤。
何もかもに嫌気がさしていた高3の夏に行きずりの男と一夜と共にし・・
19歳の年下攻めに年上受け。
もう二度度会うこともないと思った相手だけど、
人はどこで繋がっているかわからない・・・
今までなんとなく好きになれなかった和輝だけど
意外な一面も見れたりして、恋は人を優しくして大人にもしてしてくれる
そんな気がするストーリーでした。
後半は、大智と瀬里のお話。
私はどちらかというとこっちの方が好き。
瀬里ちゃん大好きの大智が、いつものごとく出かけた海外で撮った写真が
とんでもないトラブルを起こすこととなり・・・
2か月も留守にしている大地から送られてきた手紙と同封されていた写真。
それを見た日から、瀬里ちゃんの様子がおかしい・・
そう、この写真こそが誤解の始まりで。
離れているからこそ、信じたくても信じられなくなってしまう自分。
大智の幸せを考えたら、自分が身を引いて・・・
そんなことまで考えてしまう瀬里ちゃん、健気です。
ブルーサウンドのメンバーは、そんな瀬里ちゃんを痛々しいと思い
そんなことになっているとは知らないで帰って来た大智に冷たい・・・
ここからが、面白いんです。
みんなはなんとなくよそよそしく、瀬里ちゃんも様子がおかしい・・・
写真が原因でちょっと揉めるんですが、結局Hしながら仲直りなんだよね
この二人は・・・
お互いにすごく愛し合ってるのに、なんだかんだと揉めることが多いのも
この二人で・・・まあ、原因はだいたい大智にあるんだけど・・・
可愛い瀬里ちゃんと、ワイルドだけど優しい大智のCP。
まだまだいろいろありそうな予感がしてなりません。
もお、受けが綺麗カッコよすぎます!
年上大人ビッチ系受けなんですが、本気になるとクールを装ったり、大人ビッチを装って煙に巻こうとするんですけど…
気持ちが通じあってからは逆にウブな反応がポロポロでます。
やばいです!萌えます!
大人ビッチって新しい分野な気さえします。
受けは猫オンリーの綺麗系お兄さんなんですけど、この人は攻めにしても良いくらいの人ですね。
ビッチっぽいですが、格好いい系ビッチですね。
崎谷はるひ作品でも私的上位です。
『ブルーサウンド』シリーズ3作目になります。
シリーズでいちばん苦手、と言いますか個人的にはシリーズで唯一これはもうダメだと思う作品です。シリーズでこれだけは再読したくない(本編です)。
相変わらず、他のみなさまと好み(のツボ)がズレてます。
とにかく、キャラクターも設定も好みの要素がひとつもないんですよ。すべてにおいて無理でした。
年下攻がもう苦手だし、何より笙惟(受)のような思わせぶりなビッチ(風?)キャラクターがものすごくダメなので、もう読んでてうんざりしました。
さらに、ツンツン過ぎる・口の悪い受もすごく苦手なんです。
キャラクターが好きになれたら何とも切ない(ハズの)重い・暗い過去話がただ鬱陶しかった。
ただ、和輝(攻)のキャラクターは前作で脇だった時よりはずっとマシでしたね。好みではないですが、それでもこの作品でいいところと言えば辛うじて和輝かな。
正直、本編はほぼ流し読みで(とにかく読みながら気が入らなくて文字追うのがやっとだった)もうどうでもいいんですが、同時収録の『リベラリストは恋に溺れる』(前作『手を伸ばせばはるかな海』CP)のインパクトがスゴかったです。
私はこの前作CPがシリーズでいちばん好きなんですが、これはいくらなんでも大智ダメすぎだろ・・・
前作レビューでも書きましたが、私は大智のキャラクターはともかく風来坊的なところだけがどうしても許容不能なんですよね。
でもすごくよかったです。この短編のためだけに読んだと思えば悔いはない。←こちらだけなら『萌×2』だった。