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表題作君に想ふ、碧

鳴海泰正,海洋学校生,先輩
神崎碧,海洋学校生,後輩

その他の収録作品

  • #2.5 番外編
  • 描き下ろし ふたつの碧
  • カバー下:漫画、あとがき

あらすじ

海洋学校に通う鳴海は、船酔いしているところを学校の後輩・神崎に助けられる。仲良くなるにつれ、いろんな顔を見せる神崎に惹かれる鳴海。もっと知りたいと踏み込む鳴海に神崎がとった衝撃の行動とは。

作品情報

作品名
君に想ふ、碧
著者
束原さき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
集英社
レーベル
集英社ガールズコミックス
発売日
ISBN
9784088551616
3.6

(65)

(18)

萌々

(19)

(19)

中立

(7)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
230
評価数
65
平均
3.6 / 5
神率
27.7%

レビュー投稿数12

受けの儚さが美しい!

まず表紙が天才。
色も2人も綺麗すぎて息するのを忘れました。

とにかく受けが美しい!最初のビッグイベントだったシャワールームでのキスシーン、、、受けから手を出すとは思ってなかったので度肝を抜かれました、、美しすぎ。

受けの過去の恋愛が結構辛い感じなんですが、そこもまた受けちゃんの儚さを作り出していて良き!

ハピエン主義者大満足の終わり方です!
そして、船乗りの制服を着ると2人の美しさがさらに際立って、良さ100倍でした。

6

とにかく美しい

束原先生が君恋で連載してたお話がやっとコミックスにまとまりました。
君恋は集英社がBL誌として当初は社会人篇と学生篇に分かれていた時の学生篇に収録されてたお話で、海洋学校に通う二人。

相変わらず先生の描く男の子達がかわいくて、美しいです。
島に戻るため乗った船で船酔いしていた鳴海は碧に介抱されて、最初女の子と間違えたけど碧は同じ海洋学校に通うため本土からやってきた後輩の男の子。
同じ学校なので、見かけるたびに目で追うほど碧のことが気になる鳴海。
ずっと見てるとひとりでいることが多くて気になる。色々関わっているうちにますます碧のことが気になってそれが段々好きって気持ちに代わっていく。

碧の方は最初一人にしてほしいけど、鳴海ががんがんく関わってくるので、牽制の為に自分は男がすきなんだとキスする。
結局牽制どころか、鳴海は碧のこと好きになっちゃうんですが。

碧は昔の恋にきりをつけるためにこの島にやってきてたんですね。
自分の姉の旦那になる人を好きになって関係まで持ってたけど、やっぱりそんなこと続けられない。
他人の空似か鳴海は昔好きだった人に顔が似ていて。

鳴海は碧が好きで仕方ないけど、付き合ってからも碧の過去の男が気になる。
碧は鳴海のこと顔が似てるから好きになったわけじゃないけどお互いあまり口に出して言わないからちょっとぎくしゃしたりする。

鳴海は太陽のような男で、たくましくて優しくて本当かっこいいんです。
碧は最初内に閉じこもるタイプかと思いきや、結構意思が強くてしっかり者。

2人の距離が徐々に近づいていく様子にドキドキです。

当て馬で碧の初恋の相手の亨さんも出てくるのですが、ずるい大人なんです。

途中時々ツッコミどころありますが、美しい2人ずっとみてられます。
あんまり海洋学校のお話は読んだことないのですが、海の男なのでいい体してます。
是非読んでみてもらいたいです。

11

後半が駆け足だった

とても面白かったです。

でもですね碧の義兄が勘違い野郎のままで終わってたのが許せませんでした。
いくら碧から告白して迫ったとしても相手は中学生ですよ!ましてやお姉さんと別れもしないで関係を続けたクソ野郎です。
碧から離れたのに島まで来て鳴海にライバル心燃やして、妻子がいるのにまた手を出そうとしたり、牽制しに来た鳴海に大人気無い態度を取ったりと胸糞悪かったです。
それがお姉さんに一切バレて無いのがさらに許せなかった。

碧が鳴海に惹かれて義兄から離れて行きましたが、ドッペルゲンガーと言われるほどそっくりだった鳴海は不安だったと思いました。

両思いになってからがあっという間で、いきなり同じ船で働いて幸せそうな恋人同士の2人が描かれていました。

出来ればお姉さんと別れて碧にも相手にされず惨めに歯噛みしているザマァ展開な義兄の様子が読みたかったです。笑

そうしたら文句無しに神でした。

6

海を感じる作品

海洋学校の先輩×後輩のお話
学校のある島が舞台で海の景色が沢山描かれており、海風の吹き抜ける爽やかさを感じます
学校で会話する場面よりは学外での会話が多い印象を受けました
二人が付き合うまでの場面が主で、付き合う前にキス程度の軽い接触はありました

攻の鳴海くんが島までの船で酔ってしまい、介抱した受の神崎くんに興味を持って距離を縮めていきます
神崎くんは初めは塩対応でしたが踏み込んでくる鳴海くんに絆されて話すようになります
この塩対応の訳なのですが、鳴海くんによく似た神崎くんの義兄と拗れた関係にあるから
義兄は腹違いの兄弟ではなく神崎くんのお姉さんの旦那さんです
婚姻関係を解消する気も無く神崎くんにも手を出す御仁
神崎くんの方から好きになり誘った関係ですが、思いの外色よい言葉が降ってくることに却って怯えて島に逃げ込んだため今の印象はさして芳しくない様子
中盤では義兄と神崎くんの絡みがかなり色濃く描写されています
鳴海くんは詳しくは知らずともこの関係を心配し、義兄とも少しだけ話します
義兄は鳴海くん神崎くん両名に関係を綺麗さっぱり解消する気はなさそうな意味深な発言を残して帰りますが、帰りの船内で振り切ったような言葉を零していたので恐らく恋愛関係はなくなるのだろうなと感じました
あと私は彼を反面教師にしようと誓いました

当初顔が似ているから避けたかったと神崎くんは考えており、鳴海くんも少しの間 顔が似ていることを気にしていました
しかしきちんと鳴海くんと義兄は全くの別人と認識し、その上で鳴海くんが好きだと思っています
代わりじゃなく好きという描写があるのでこの二人の先に関しては安心して見られます

また、付き合いはじめた瞬間がぼかされており、二人の雰囲気だけで察する形態にしているのが好きです
神崎くんの見た目も私好みの美人さんで、束原先生の絵柄も水が滲んだ隙のようなものを感じられて素敵でした

4

ラストの碧の可愛さはキュン死もの♡

島にある海洋学校に入学してきた、過去に何かありげな碧と、
島に戻ってきて海洋学校へ編入してきた3年の鳴海。

可愛い碧だけど鳴海に必要以上に構われるのを嫌がる。
過去に男同士で仲良くしてて勘違いされたことがあるからと話す碧にそれでもお構いなしで絡んでいく鳴海。
鳴海の押しも効きいい感じになった矢先、サマーセミナーで本土から碧の義兄がやってくるが、その義兄がドッペルゲンガー級の鳴海とそっくり!


途中登場した義兄のクソな誘惑にのって義兄を一旦受け入れようとした碧にはびっくりしちゃったけど、そのあと着の身着のまま鳴海を追いかける姿に安心しました。
義兄が勝者顔でホテルを後にしたのはなんともモヤっとして、島から帰る際に港で鳴海に説教(宣戦布告?)された際も常に上からで、負けを認めない感じはイラっとしました(笑)
でも、別れの際に紙テープを離す際の描写に碧はもう吹っ切れたよね?と自分に言い聞かせました。

まぁなにより!!
序盤儚げだった碧が少しずつ表情が明るくなっていくのがめちゃくちゃ可愛かったです♪
ラストとリーフレットでの無邪気な笑顔は心底愛おしかった♡

2

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