まことしやかに舞う花は

makotoshiyaka ni mau hana wa

まことしやかに舞う花は
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神27
  • 萌×219
  • 萌8
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
239
評価数
58
平均
4.2 / 5
神率
46.6%
著者
束原さき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
ISBN
9784829686348

あらすじ

この気持ちは、誰にも知られてはならない。
だからせめて、お前を想って踊ろう。

――昭和十六年。留学帰りの御曹司・颯太朗には、ずっと気がかりだったことがあった。
それは、子どもの頃、幼なじみで踊り手の春臣に「お前の踊りなんか嫌いだ」と言ってしまったこと。
ちょっとした意地からだったが、あの時のことを謝ろうと春臣を訪ねるも、頑なに避けられてしまう。
それには、別の理由があるようで……。

好きな人と結ばれることが難しかった時代。
必死に恋心を隠す、幼なじみ再会・恋愛譚。

表題作まことしやかに舞う花は

倉本 颯太朗,御曹司
遊馬 春臣,花柳の武踏家

レビュー投稿数8

切なさ極まる恋愛譚

素敵でした。
なにがっていうと、まず雰囲気です。
作品全体に漂う、切なくもエモーショナルな気持ちにさせる雰囲気……これがとても胸を熱くします。
叶わぬと諦めた想い、忘れたくても忘れられない関係、二人を引き裂く戦争ーーと、とにかくラストまで切なくて切なくて……という感じです。
時代背景としては戦前〜戦後までを描いており、昭和初期から中期頃まででしょうか。


幼なじみの春臣と颯太朗は、幼い頃にちょっとした意地から仲違いしてそれっきりの関係。
それが大人になっても引っかかっていた颯太朗は、春臣に謝ろうと訪ねていくのですがーー…

二人は両片想いのまま何年も離れ離れになってしまうのですが、
この作品の切ない要因の一つに、颯太朗が御曹司だという点が挙げられます。
春臣は人気の舞踏家ですが、颯太朗の家柄を考えると自分の思いを相手に伝えることはできない。

そして、実際に颯太朗が伯爵令嬢と婚約してしまった時は切なくて切なくて、胸がキューッとなりました( ;∀;)

それでも春臣のことを忘れられない颯太朗と、颯太朗のことしか見ていない春臣。
全てを捨てて、赤紙が来るのを覚悟で婚約破棄し、春臣の事を思いながら戦地に赴く颯太朗が切ないけど尊い。

「帰ったら…一緒に生きてほしい」
この言葉に、命をかけて戦地に赴く颯太朗の決意と、春臣への後ろ髪引かれる思いを感じて泣けました。
終戦を迎えても帰ってこない颯太朗を待つ春臣は、颯太朗を想いながら、颯太朗のために舞うのです。
するとそこに現れたのはーー…!?

長い年月を経てやっと結ばれるラストに感無量です。
時々コミカルな描写があり、そこは束原先生の絵のうまさも相まってとっても可愛い!
そして、シリアスな本編と対極な可愛い描き下ろしにほっこりさせて頂きました^^

体を重ねるのはほんの少しなのですが、作中通して終始想い合う二人が描かれています。
だからこそ物足りなさなんて感じないし、夢中でページをめくりました。
ふんどし萌えの自分としましては、カッコいい颯太朗のふんどし姿には激萌えしました♡

11

美しく切ない感動

御曹司 颯太朗(25歳)x 踊り手 春臣(22歳)

颯太朗と春臣は幼なじみ。
子供の頃、女形で踊っていた春臣に「可愛い」と言ったことで、
春臣は髪の毛を切ってしまい、仲違いに。
髪の毛を切った理由を聞いた颯太朗に春臣が素っ気なく
「颯ちゃんに関係ない」と言ったことで、
颯太朗は思わず「お前なんか嫌い、2度と踊りなんてみに行くもんか!」と言ってしまう。
颯太朗はその後、父親の仕事の関係でドイツに行くことに。
春臣は影から颯太朗を見送る。(春臣もしっかり颯太朗が好き)
颯太朗16歳、春臣が13歳の時だった。

それから9年後、第二次世界大戦が始まって2年が経った昭和16年。
颯太朗が日本に帰国。
颯太朗は9年間ずっと春臣を想い、酷いことを言ってしまったことを後悔していて、
謝りたいと思っていた。
春臣の居場所を探して、謝りに向かうが、
偶然の人違いから、颯太朗は市村と名乗って春臣の前に現れる。

時代は戦争初期から、終戦間近の、東京にも空襲を受ける緊迫した状況の中、
颯太朗に赤紙が来て。。。

束原先生の美しい絵がより二人の切なさを演出していて、
とても満足出来るお話だった。

禁断の恋愛を、戦争を交えながら、許嫁がいたり、
出兵があったり、内容が濃いものをうまく1冊にまとめている。

切なさも十分堪能出来て、読了感が半端なかった。

前作の『君に想ふ、碧』と雰囲気が似てるが、
こちらの作品の方が自分は好みで満足度が高かった。

何度でも読み直したい。


6

期待を裏切らなかった

公式ツイッターで毎話の数ページを見、1冊にまとまるのをずっと楽しみにしていました。
ここ最近では、一番期待値の高い作品でした。
しっとりとした世界観と切なくレトロな雰囲気は、束原先生の絵柄にぴったりで、とても美しく耽美的な感覚になりました。

絵柄が美しいので、どのシーンも画になり、とにかく見惚れました。
それに負けることのないストーリー。
小さい頃に喧嘩別れし、再開も束の間、2人を時代の波が飲み込んでいきます。

お互いにお互いのことだけを想い続けて物語は進むので、抗いようのない出来事が起こるたびに切なくて、胸が苦しくなりました。
そして再び離れることになっても、決してお互いのことを忘れない姿勢に、胸を打たれます。

困難を乗り越えた後の2人のシーンは少ないですが、読後はとても満たされた気持ちになりました。
描きおろしが可愛くて、くすっとくるのでぜひ読んでみてください。

4

良かったです…

まったく予備知識なく読みました。
第2次世界大戦中の話だったんですね。

束原さき先生の繊細な絵と、時代背景がとても良く合うと思いました。
今では、戦争なんて日本にいる現在は、過去になりました。
でも、今でも紛争地域や戦争をしている、あるいは政治的なもの、差別に巻き込まれている人々が、確実にいるんですよね。
読みながら、そんな事も思ってしまいました。

颯太朗と春臣は、思春期の行き違いで互いに後悔しながら生きている。
戦争が始まって、花柳界も華やかなままではいられない。

恵まれた颯太朗も、好きなように生きていける時代ではない。

でも、再会しちゃえば子供時代よりも行動出来る自分たちもいて。
そりゃ、止まらないなぁ…
すきなんだもの。

戦時下でも、颯太朗の別邸で会ったり。
颯太朗が出征したり。

春臣は、もらった簪と帰らない颯太朗を待ち続けているんですよね…
病院で、春臣が颯太朗を思いながら踊るところ。泣けました。

バッドエンドか~!
と、思いきやそうではなく。

優しい生活を、手にした颯太朗と春臣に会えてほっとしました。
2人が身体を繋げるのも、束原さき先生だと美しい。

あらためて、自分の事も周りも大切にしなきゃなあ…と自分反省会した次第です。

2

何年離れても想いは変わらない

最近、ハマっている束原さき先生の作品です。
束原さき先生は絵が綺麗で丁寧なので読みやすいです。

倉本家の御曹子で建築家 倉本 颯太朗と花柳界の武踏家 遊馬 春臣のお話。

舞台は、昭和初期。
颯太朗と春臣は仲良しの幼馴染みでしたが、小さい頃に仲違いをしたまま、口を利かなくなってしまいました。
そして、颯太朗は16歳の時に父親の仕事の関係でドイツに行ってしまいます。
颯太朗は遠く離れてしまっても、ずっと後悔をしていました。
小さい頃、春臣に言ってしまった言葉を。
「お前の踊りなんて嫌いだ」
数年後、ドイツから帰国した颯太朗は春臣を探し始めます。

束原さき先生の繊細で美しい表紙はこの作品でも健在です。
思わず溜息がこぼれてしまうほどの表紙とカラーイラストは必見ですよ。

昭和初期は、第二次世界大戦の混乱と終戦の中で、さまざまなことが変化する時代。
そして、好きな人と添い遂げることも難しかった。
御曹司の颯太朗と花柳の武踏家の春臣は、身分も異なる上に同性同士です。
お互いに想い合っていても、言葉には出来ません。
さらに、颯太朗には沢村伯爵のご令嬢 園子との婚約が進められてしまいます。

後半は、縁談した颯太朗の元には赤紙(召集令状)が届きます。
それを知った春臣は…。
一途で繊細な2人の想いは、戦争という運命の渦に飲み込まれていきます。
最後まで切なくて胸が締め付けられるストーリー展開。
この先は、ぜひ作品をご覧ください。

個人的には、ラストで簪を出してくれたら嬉しかったかな。

このお話には、当て馬が登場しません。
沢村伯爵のご令嬢 園子は当て馬かも知れませんが、彼女は幸せを夢見ただけなのです。
他に脇キャラでは、倉本家の執事や遊馬のお弟子さんも登場しますが、とくに重要なのは2人の共通の友人である槙です。
颯太朗と春臣をそれぞれ気に掛け、見守ってくれます。

Hシーンは、ほんのり少しだけ。
おすすめは、颯太朗の別邸に遊びに来た春臣が川遊びをするのですが、春臣の上半身はシャツで下半身はふんどし姿です。
全身が濡れてシャツが透けているのですが、めちゃくちゃ色っぽいんですよ (*ノωノ) イヤン

描き下ろし『神楽坂の春』
本編はずっとシリアスだったのですが、そこは束原先生でした(笑)
別邸のタヌキは、神楽坂まで恩返しに来てくれたんですね~。

颯太朗を想い
颯太朗のために舞う
春臣の踊りは、とても美しく艶やかで、そして儚い。
昭和初期の時代背景を感じながら、2人の恋の行く末を追いかける素敵な作品だと思います。

3

和服がいい

こちら雑誌で追いかけてましたが、コミックスでまとめて読めるの嬉しいです。
先生の描かれる作品はどれも本当に美しいのですが、今回は特に女形で舞を踊る春臣が綺麗で素敵です。
昔春臣と喧嘩別れしたまま長い間海外に行っていた颯太朗が帰国して、春臣に昔のことを謝ろうと尋ねていくところからお話は始まるのですが、昭和16年という時代もあってか、今よりは男同士の恋愛なんて難しい時代だった時に、二人はお互い好きだったけど言えないまま戦争が始まり、颯太朗に赤紙が。
そこでやっともう二度と会えないかもしれないという時に、春臣が颯太朗のもとに行って好きだと告白。でも颯太朗は戦場に行ってしまって離れ離れ。
やっと幼馴染でお互い昔から好きだったと分かったところなのに切ない。
戦争が終わってもなかなか颯太朗は帰ってこない。
春臣が見舞いに行った先で、颯太朗に再会。本当にまた生きて出会えて良かった。
やっと結ばれる二人。
幼馴染でお互いずっと実は好きだったっていうのが本当大好きなので、こちらのお話はまさに好みど真ん中でした。

1

絵柄綺麗、切なさ満点、だけど

時代設定、登場人物の背景、戦争に向かっていく世相…
どれを取っても思い合う2人の心が何かの形を取れるわけもなく。
お互いの子供時代からの照れ隠し、また幼い独占欲、また意地、その修復もできず。
だけど、御曹司の颯太朗さんは随分甘ったれさんですね。さすが御曹司。
世の中の戦争に向かっているキナ臭さなんてどこ吹く風、ご自分の裕福なご身分を隠しての丁稚奉公。
多分初めから春臣は見破っていたでしょうね。
離れていた間のお互いの暮らしぶりは描かれてはいないけれど、春臣の方がより「恋心」的にとらわれていたのではないのでしょうか。
お互い、最終的なその一言を言えない/言わせない空気の中で颯太朗は伯爵令嬢と婚約する…
この辺りも時代物でしかも身分違い的なBLでは鉄板的な展開に思えます。
そしてまたすれ違う日々と、酷くなる戦況。
大変切ないストーリーだとは思います。
しかしご安心ください。
ふたりは長く想い合いながら果たされなかった「添う」という未来をやっとつかみます。
ここまで何年だったんでしょうね。絵柄が綺麗だから経年変化がありません。そこ残念。全体にすぐに展開が見えてしまう部分にも物足りなさを感じました。
私的には、春臣付きの虎司さんがなんか気になります。

0

げせぬッ!

試し読みで気に入って買ったわりに積み本にしていたのを思い出し今さら手をだす


舞台は昭和の戦時下 子どもの頃の仲違いで疎遠になった二人の再会からはじまる拙い両片想いのお話


戦争やその時代にありがちな婚約者の存在につかず離れず互いを思いあう


そこまではいいッ!
絵もさることながら時代に翻弄される二人がほんとにもどかしくて





なんで?
なんでタヌキ?

最後の最後で出てきたタヌキの擬人化に

おいッ!これの編集者って前野かよッ!
作者 都先生かよッ! と



そう お気に入りのギャグ少女まんが【月間少女野崎くん】で担当作家さんにタヌキ挿入をおしつける編集者『前野蜜也』てのがいて 途中タヌキが出たあたりちょっといやな感じはあったんだけど 擬人化までされて鶴の恩返し的に出されてもさ

個人的な感想でほんとに申し訳ないんだけど それとかぶって最後の最後で一気に萎えた

1

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