まことしやかに舞う花は

makotoshiyaka ni mau hanawa

まことしやかに舞う花は
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

276

レビュー数
2
得点
53
評価数
11
平均
4.8 / 5
神率
81.8%
著者
束原さき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784829686348

あらすじ

この気持ちは、誰にも知られてはならない。
だからせめて、お前を想って踊ろう。

――昭和十六年。留学帰りの御曹司・颯太朗には、ずっと気がかりだったことがあった。
それは、子どもの頃、幼なじみで踊り手の春臣に「お前の踊りなんか嫌いだ」と言ってしまったこと。
ちょっとした意地からだったが、あの時のことを謝ろうと春臣を訪ねるも、頑なに避けられてしまう。
それには、別の理由があるようで……。

好きな人と結ばれることが難しかった時代。
必死に恋心を隠す、幼なじみ再会・恋愛譚。

表題作まことしやかに舞う花は

倉本颯太朗,御曹司
春臣,踊り手

レビュー投稿数2

美しく切ない感動

御曹司 颯太朗(25歳)x 踊り手 春臣(22歳)

颯太朗と春臣は幼なじみ。
子供の頃、女形で踊っていた春臣に「可愛い」と言ったことで、
春臣は髪の毛を切ってしまい、仲違いに。
髪の毛を切った理由を聞いた颯太朗に春臣が素っ気なく
「颯ちゃんに関係ない」と言ったことで、
颯太朗は思わず「お前なんか嫌い、2度と踊りなんてみに行くもんか!」と言ってしまう。
颯太朗はその後、父親の仕事の関係でドイツに行くことに。
春臣は影から颯太朗を見送る。(春臣もしっかり颯太朗が好き)
颯太朗16歳、春臣が13歳の時だった。

それから9年後、第二次世界大戦が始まって2年が経った昭和16年。
颯太朗が日本に帰国。
颯太朗は9年間ずっと春臣を想い、酷いことを言ってしまったことを後悔していて、
謝りたいと思っていた。
春臣の居場所を探して、謝りに向かうが、
偶然の人違いから、颯太朗は市村と名乗って春臣の前に現れる。

時代は戦争初期から、終戦間近の、東京にも空襲を受ける緊迫した状況の中、
颯太朗に赤紙が来て。。。

束原先生の美しい絵がより二人の切なさを演出していて、
とても満足出来るお話だった。

禁断の恋愛を、戦争を交えながら、許嫁がいたり、
出兵があったり、内容が濃いものをうまく1冊にまとめている。

切なさも十分堪能出来て、読了感が半端なかった。

前作の『君に想ふ、碧』と雰囲気が似てるが、
こちらの作品の方が自分は好みで満足度が高かった。

何度でも読み直したい。


3

切なさ極まる恋愛譚

素敵でした。
なにがっていうと、まず雰囲気です。
作品全体に漂う、切なくもエモーショナルな気持ちにさせる雰囲気……これがとても胸を熱くします。
叶わぬと諦めた想い、壊したくないのに忘れたくない関係、
二人を引き裂く戦争ーーと、とにかくラストまで切なくて切なくて……という感じです。
時代背景としては戦前〜戦後までを描いており、昭和初期から中期頃まででしょうか。


幼なじみの春臣と颯太朗は、幼い頃にちょっとした意地から仲違いしてそれっきりの関係。
それが大人になっても引っかかっていた颯太朗は、春臣に謝ろうと訪ねていくのですがーー…

二人は両片想いのまま何年も離れ離れになってしまうのですが、
この作品の切ない要因の一つに、颯太朗が御曹司だという点が挙げられます。
春臣は人気の舞踏家ですが、颯太朗の家柄を考えると自分の思いを相手に伝えることはできない。

そして、実際に颯太朗が伯爵令嬢と婚約してしまった時は切なくて切なくて、胸がキューッとなりました( ;∀;)

それでも春臣のことを忘れられない颯太朗と、颯太朗のことしか見ていない春臣。
全てを捨てて、赤紙が来るのを覚悟で婚約破棄し、春臣の事を思いながら戦地に赴く颯太朗が切ないけど尊い。

「帰ったら…一緒に生きてほしい」
この言葉に、命をかけて戦地に赴く颯太朗の決意と、春臣への後ろ髪引かれる思いを感じて泣けました。
終戦を迎えても帰ってこない颯太朗を待つ春臣は、颯太朗を想いながら、颯太朗のために舞うのです。
するとそこに現れたのはーー…!?

長い年月を経てやっと結ばれるラストに感無量です。
時々コミカルな描写があり、そこは束原先生の絵のうまさも相まってとっても可愛い!
そして、シリアスな本編と対極な可愛い描き下ろしにほっこりさせて頂きました^^

体を重ねるのはほんの少しなのですが、作中通して終始想い合う二人が描かれています。
だからこそ物足りなさなんて感じないし、夢中でページをめくりました。
ふんどし萌えの自分としましては、カッコいい颯太朗のふんどし姿には激萌えしました♡

6

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