かわい有美子さんのレビュー一覧

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

ストイックすぎる男たちのドラマ!

検事のお仕事ものでした。
ラブのほうはちょっと落ち着いてしまって、そんなに萌え上がらなかったです(汗)。
でもですね、旧作を読む楽しみに満ちた作品だと思います。今からちょっと前の時代の雰囲気に、こうだったな、あぁだったなとしみじみしながら読み進めました。

萌え上がらなかったといいつつ、くぅ〜!!野々宮ってば澄ました顔してやってくれる〜〜!!とキュンしたのが、、遠距離恋愛になることに考えす…

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光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

ストイックな男たちのドラマ!

意味深な表紙にそそられました。うっかり執着攻をイメージしてしまいましたが、たしかに、検事という仕事は事件に執着してなんぼ!だから間違ってなかったと思います。はい、検事のお仕事ものとしての読み応えがあって、旧作ならではのよさ、その時代にしか描けない作品の味わいというものも堪能させていただきました。平成11年設定なのでスマホはありません。いまよりちょっとゆるやかだったあの頃を思い出しながら楽しみました…

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饒舌に夜を騙れ 小説

かわい有美子  緒田涼歌 

男前な2人の恋

ノンケで器の大きいSATの制圧班第一班班長×バイで美しい系男前なSATの制圧班第二班班長のお話です。

SATです!アサルトスーツです!できる班長同士の恋です!

クールな受け目線で進んでいくストーリーは攻の犬伏の人柄を細やかにたどっていきます。
あらゆるエピソードに受の橋埜の犬伏愛が散りばめられています。それだけ魅力的であり男前な人物が攻の犬伏なのです。
こういう人を世の中では人たら…

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天使のささやき 小説

かわい有美子  蓮川愛 

ネトウヨデマと隠されたヘイト思想

BLの皮をかぶっていますが、中身は偏向した政治思想小説です。
ネトウヨデマが元ネタとして随所に散りばめられ、舞台はぶっ飛んだ「架空日本」。
ネトウヨデマサイトの中にしか存在しない、架空の「悪夢の民主党政権」です。
名指しこそありませんが明らかに旧民主党と思われる与党が、売国で外患誘致の凶悪政権として描かれています。

ストーリーは一言で言えば
「悪夢の民主党政権の売国政策の犠牲になりつ…

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上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

ピュアです、ピュア!

この話の後の透過性恋愛装置を先に読んでしまっていたのですが、県内の他の図書館で蔵書されていたので手に取りました。県内の蔵書検索が出来るの、助かる。そして優秀だわ。。

こちらは、北嶋の友人?の滝乃のお話。
佑季はゲイで、バーで出会った伊藤と付き合っていたけれど、伊藤は妻子持ち。でも別れるって言われていたけれど、、、体の相性もたいして良く無いのに不倫関係を続けているような歪な関係。そんな伊藤か…

1

甘い水 2 小説

かわい有美子  北上れん 

良かった〜

時系列的には「墨と雪」にグッと近付いてて読んでて嬉しかったです。

相変わらず篠口のイメージはあんまり良くはなくて、1人で空回ってる印象でした。遠藤にちょっかいを掛けながらも、黒澤と関係してたんだなと思うとちょっとだけ複雑でした。

今作では遠藤が網膜剥離を起こした原因である事件が書いてありました。
お仕事BLとしてもとても面白いですね。

事件が起きたきっかけとか、犯人との交渉、遠…

4

甘い水 小説

かわい有美子  北上れん 

先に「墨と雪」を読んでて良かったです

「墨と雪」を読んで神宮寺×遠藤カプに興味を持ったのでこちらを読みました。
黒澤×篠口カプも素晴らしかったけど、こちらのカプの方が親近感がありました。
そして先に「墨と雪」を読んでて良かったです。でなければ篠口のキャラがただ嫌な奴で終わってたと思います。

「墨と雪」を先に読んでても、こちらの作品では篠口のキャラは好きになれたかったですから…。その理由はやはり神宮寺のキャラの魅力に尽きると思…

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猫の遊ぶ庭 ~気まぐれ者達の楽園~ 小説

かわい有美子  山田章博 

好き

いくつかの短編が収録されているけれど、どれもおかしくてついつい笑ってしまう。
そして、少しずつだけど確実に、二人の絆と想いが深まっているのがいいんですよね。

「気まぐれ者達の楽園」
ガラスがビリビリ震えるほどの胴間声の持ち主、あの藤原がまさかの恋わずらいに……?!
藤原が見初めた市営プールのオンディーヌ(水の妖精)とやらを見たさに、みんなで市営プールに偵察に行くお話。
結果に笑いまし…

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猫の遊ぶ庭 小説

かわい有美子  山田章博 

寮内唯一の常識人・織田青年の受難(笑)

1998年出版の作品なのかー!
ワープロ?!となった箇所はあるけれど、時代を感じたのはその点のみで、作品全体に古臭さは微塵もありませんでした。

変人揃いで知られる大学寮に住む事になってしまった織田君の受難(笑)
そこで出会ったのは、浮世離れした美貌(雪女の男版みたいだそう)が印象的な杜司。
掃き溜めに鶴のような杜司に一目惚れするも、杜司もやはりどこか変わっていて……。

BがLして…

2

猫の遊ぶ庭 小説

かわい有美子  山田章博 

表紙の黒猫が可愛い

山田章博 さんの表紙絵に惹かれて購入。黒猫がチャーミング。
挿絵なしだった、凄く残念。
ネットで紙本を購入すると、中を確認できないので不便。

物語の舞台は、「京都の有名国立大学がモデルではないか?」と多くの読者は推測していて、
あとがきに「そうじゃない」と著者は必死で否定している。
でも、「左京文化」の象徴で、日本最古の学生寄宿舎、そこしかない?と思う。

モデルにしたらしい寮は…

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