小山田あみさんのレビュー一覧

獣はかくして囚われる 小説

沙野風結子  小山田あみ 

囚われすぎててシンドイ

「獣はかくして交わる」
「獣はかくしてまぐわう」
ーーーに続くシリーズ3作目です。順読み必須。

表紙から硬派な空気感が伝わるかと思います。
法律外の場所で復讐と戦いを繰り広げるお話で、
攻め・受けのみならず敵対する相手も規格外で。
沙野さんの筆致で硬派な物語を盛り上げてくれる作品です!

規格外と書きましたが、
メインのメンツはトップに君臨する男ばかり。

・無戸籍の孤児…

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熱砂の相剋〜獅子は竜と天を巡る〜 小説

戸田環紀  小山田あみ 

戸田先生版ロミジュリ

ミフルの半生は過酷。ビザン・ラクシュと生きてきたけど国を追われ母を亡くし、その責任を一人で負ってるのが辛かった。ミフルに責任がある訳ないのに。そんなミフルに陰ながらずっと寄り添っていたのがイザーク。ミフルを守る為に強くなり権力を得たんだろうなぁと思うと健気。だけど、チャンスを得てからは何があってもミフルを離さない振り向かせるって執着、そのギャップが良かった。
ミフルの心境は複雑だし、惹かれてるけ…

1

「人生七周目の予言者は王弟殿下の寵愛を回避したい」電子限定おまけSS「痴話げんかは王女殿下もお召しにならない」 特典

姪っ子ちゃん、大活躍!

『人生七周目の予言者は王弟殿下の寵愛を回避したい』の電子限定おまけSS。

攻めのウィルフレッドの6歳の姪っ子ちゃん、シャーロット視点のお話になります。

婚礼衣装の打ち合わせでの行き違い時にウィルフレッドが不用意に放ってしまった一言で、部屋を飛び出していってしまったルカ。

二人に仲直りして欲しいシャーロットが考えた、「魔法使い大作戦」とは…?

作戦名からしてもう可愛らしすぎる…

0

人生七周目の予言者は王弟殿下の寵愛を回避したい 小説

村崎樹  小山田あみ 

激しく心揺さぶられる、転生物語

アワードにノミネートされている中で、未読のものを投票期間中に読んでおきたい…!という気持ちで購入した、こちら。

やー……萌え転がったし、最高にドキドキして柄にもなくときめきました…!こんなすごい作品を今まで読んでいなかったなんて、、
さすが、ノミネートされる作品です。張られた伏線とその回収が素晴らしかった…。

以下、若干ネタバレ含んだ感想となります。




ルカが転生を繰…

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『熱砂の相剋〜獅子は竜と天を巡る〜』電子限定おまけ「アデルの災難」 特典

イザークの嫉妬劇場

『熱砂の相剋〜獅子は竜と天を巡る〜』の電子限定おまけSS。

本編でのナシールとの闘いの2ヶ月後のお話です。

イザークの弟アデルが、焦りと怒りをにじませてミフルのもとへ。
前日、「アデルがいつも突っかかってすまない」と謝ってきたイザークに対し、「きにな。俺はあいつのこと嫌いじゃない」と答えたミフル。

…と、もうこの流れでなーんとなく想像ついちゃう感じ!笑
イザークの嫉妬劇場の始…

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おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

涙、涙

シリーズ3冊目。
裏表紙の解説で「記憶障害」ってあったから覚悟はしてたんだけど。
記憶喪失と勘違いしていて、自分が思っていた展開と全く違っていて。
1作目、2作目と繋がってはいるんだけど、どれも全然違う方向性で精神持ってかれました。
ようやく、ようやくまとまって、はぁ良かった…本編からの、SS。
あとがきで凪良先生も書いてらしたけど、意見はわかれるでしょうね。
単にハッピーでは済まない…

0

閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

奴はとんでもないものを盗んでいきました…

二転三転するストーリーが面白すぎて272pとは思えない濃密さでした。
と言うか、シチュエーション・キャラクター・心理描写の全てが自分の性癖すぎてビックリ!
まさか、こんなに萌え滾る作品に出会えるとは……!

まず、【盗賊団の棟梁の息子×誘拐された準男爵の息子】の関係性から既にワクワクが止まらない!

誘拐されて出会った〝加害者と被害者〟の関係なのに、豪快で自由奔放な攻め・カイルに惹かれ…

2

王子と狼殿下のフェアリーテイル 小説

小林典雅  小山田あみ 

元気をもらえるラブコメ

二人の姉の駆け落ちで、繰り上げ次期国王候補になってしまった王子フラン。
優秀な姉たち比べて、のんびり毎日のお昼寝を楽しみに生きてきたフランは、なんとか自分が国王になるのを阻止できないかあの手この手で説得しようとしますが失敗。
花嫁探しの舞踏会が開催されることになり─。


舞踏会の最中、対応に疲れてバルコニーで魔女のラフェルテ(ばあや)とともに休憩することになったフラン。
思い出すのは…

2

熱砂の相剋〜獅子は竜と天を巡る〜 小説

戸田環紀  小山田あみ 

びっくりするほどの面白さ…!

今年一と言える、衝撃の面白さでした(まだ一月ですが…!)
冗談みたいですが本当に本当に面白くて、夜中2時まで貪り読んでしまった。
神、神、神、と連打したいくらいの神作品でした…

まず、言いたいのは。

小山田あみ先生の挿絵が神すぎて言葉を失った、ということ。。
神々しいまでの美しさ、再現度の高さ。
冗談ではなく本当に、一枚一枚必死に指で拡大して凝視しちゃいました…

内容もそ…

4

蜂蜜と蝶 〜アンダーグラウンド・バタフライバース〜 小説

白霧雪。  小山田あみ 

世界の作り込みが凄い

バタフライバース自体、初めて読むお話でした。中華風の街、マフィアの闇社会、双子の首領から愛される3P、、バース設定以外にも世界の作り込みが要素が多くとても楽しめました。
蝶、蛾、蜘蛛、蜂、それぞれに特性があり、ただ、このお話は、そこに更に捻りが入っていて、そのバース設定の謎の解明されていく事が、お話のキモになっています。
小山田あみ先生の絵がとても素晴らしく、中華の衣装、そして長髪をなびかせる…

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