中原一也さんのレビュー一覧

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

オヤジの魅力に溢れてます‼

個人的に、中原先生の書かれるオヤジが大好きなのです。
懐が深くて人情味があり、そしてエロい。今回も、そんな魅力溢れるオヤジが堪能出来ます。オマケに作品の大部分を占めているお仕事パートが左官職と言う事で、こちらも個性に溢れたオヤジだらけ。オヤジ好きとしては大変楽しく読めました。


内容ですが、平凡な地味顔なのに何故か男にモテて、恋愛沙汰でのトラブルが絶えない名波。打ちのめされて身投げしよう…

10

東郷課長のどすけべな指先 小説

中原一也  逆月酒乱 

初期作品も中原節!

電子書籍で読了。挿絵有り。

あとがきによれば『東郷課長の危険な指先』は10年ほど前に書いたのだそう。2014年の出版なので2004年頃の作品。一昔以上前のお話と言うことになります。
でも、一生懸命なのにボンヤリしていてぬけている受けさんと、そこはかとなく悪い香りを漂わせている出来るオヤジの攻め様がくり広げる『笑える人情話』という、中原さんお得意の肩肘張らない良いお話しで、読んでいる最中、と…

2

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

ハマる人にはハマるハードなヤクザもの

中原さん作品を制覇しようと商品詳細も見ずにまとめ買い
この作品は怖かったです。とにかく怖かった
まず表紙からして怖い…攻め悪魔みたいな顔してませんか!?
怖すぎて部屋に置いている間表紙を隠してました
なんちゃってヤクザものではない中身も怖かった
受けはヤクザなのに超絶ビッチで男を喰いまくりですが、まさに『喰う』という表現が正しい喰いっぷりで、頻出表現『喰い締める』が何だか怖くなってくるレ…

7

色悪幽霊、○○がありません! 小説

中原一也  小山田あみ 

小道具のキセルにやられた

電子書籍で読了。挿絵有り。

昭和初期の色悪なオヤジに着流しはまあ定石として、キセルですよ、キセル!
渋い。
お話は皆さんが書いているように『アホエロトンチキ』なのですが、攻めの土方は普段のC調(死語?)ぶりに反して頼りがいがある『中原さんのオヤジ』で惚れ惚れするほど格好いいし、受けの安田くんは『いい人過ぎるうっかり君』という、これまた中原さんの定番の組み合わせ。
初めてのお店に入るほど…

6

色悪幽霊、○○がありません! 小説

中原一也  小山田あみ 

食べ物は大切に

カバーの、これぞ「色悪」っていう小山田先生のイラストにほれぼれしちゃうこの作品。
タイトルと作者名でも十分察せられるとおりの、安定のアホエロトンチキ話でした。
安田が相続した古い屋敷には、気風のいい色男の幽霊の土方が成仏できずに地縛霊としてさまよっていた。土方が成仏できずにいる未練とは?

土方の繰り出す、時代がかった下ネタの数々!
安田も、土方に無理矢理に憑りつかれちゃうんじゃなくて、…

4

はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

ガテン系の中年おじさんってセクシー…!

みなさんの言われている通り、小山田先生のイラストの美しさといったら…
もちろんお話も素敵なのですが、相乗効果で素晴らしいです。

旧車の整備工として働く了くんが、上司のイケオジさん・八尾に抱かれる妄想をしちゃう、でも八尾には病気の奥さんが!
というストーリー。
中原先生の車に対する愛が文章にあふれ出ていて、あまり車に対して興味はなかったものの
「ほうほう」と感心して読んでしまいました。…

1

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

ふむ。

中原さんのこの設定はかなり既視感がありますが。。。

モテモテで体の関係にだらしない主人公の受け、栢山。幼い頃から年上のお兄さんに片思いしてこじらせています。この栢山がおじさんっていうのが中原さんならでは。
しかしこのキャラは前にも何かで読んだことがある気が。

攻めは、その片思いされている、隆也。栢山は児童文学作家で、隆也はその作品に惚れ込んで、編集をしています。

隆也の息子が栢…

2

色悪幽霊、○○がありません! 小説

中原一也  小山田あみ 

アホエロ全開☆

こういうふざけた話を書く事にかけては、右に出る者がいないんじゃないでしょうか・・・?
作者さんお得意の、笑えるアホエロでありながらしっかりストーリー性もあるという作品でした。下ネタだったり下品な部分なんかもあるので苦手な方はご注意を!!


内容ですが、売れない小説家・安田が先祖代々の屋敷の管理に訪れると、そこには「無くしたモノを探して欲しい」という幽霊・土方が。
彼を成仏させる為に協力…

14

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

最初は戸惑う犬山の妄想も、読むほどに可愛くなってくる!

相変わらず三十七才をオヤジと言われると、多少抵抗を感じるのですが、
腰が痛くて夜にそうそう頑張れないとなると、オヤジの域なのかなと(笑)

多少くたびれた阿久津と、元気はつらつワンコの犬山。
好きな人を落とすなら、まず胃袋からと、
その見本のようにがっしりとホールドされていく阿久津。
でもそんなワンコで妄想暴走車で献身的な犬山が、
ひとたび目覚めるとすごいことになってしまうというギャ…

4

探偵は危険を運ぶ 小説

中原一也  小山田あみ 

甘さは足りないけど、一気に読破!

全く性格の違う二人が、一つの真実に向かって突き進むお話。
自分とは程遠い性格の新堂を、受け入れられなくて反発する笹原と、
そこが面白くて仕方ない新堂。
好きな子ほどいじめちゃう。

最初は新堂を毛嫌いしていた笹原が、自分の信念のもと行動を共にするうち、
少しずつ新堂に惹かれていく機微が、
違和感なく、事件を絡めて描かれていて、流石。

新堂も笹原もキャラクターがしっかりしていて、…

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