椎崎夕さんのレビュー一覧

いつか、きみのヒーローに 小説

椎崎夕  六芦かえで 

また泣かされましたw

椎崎夕先生の作品好きなんです。妙に性癖にブッ刺さるというか、人と人との感情の機微を書かせたら見事なんですよね。
今回も思いっきし泣かされて、鼻を啜る音に家人が具合悪いの?と部屋を覗きに来たほどでした。www

今作では極悪人が2人登場します。
1人は夏生の母親でハッキリ言ってしまえば、今なら児相案件にもなりそうなほどのハラスメントだと思うんですね。8歳の子どもに対する扱いじゃないです。今の…

1

だってそんなの知らない 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

面倒くさい受けくん

はじめての作家さんでした。
他の方のレビューを拝見するとぐるぐる遠回り系のお話が魅力の先生なのかな。
そんな先生のお話にはまりました。
自分は面倒くさいキャラは苦手だと思っていたのですが受けくんは良かったです。恐らく攻めを含めた周りのキャラが素敵だったからかなと、、。何人かイヤなキャラもいて胸が苦しくなる場面もあったのですが。
芸術家肌であまりに鈍感な受けくん相手に奮闘(?)する完璧なスパ…

1

いつか、きみのヒーローに 小説

椎崎夕  六芦かえで 

いつもはハマるけど

先生買い。いつもはドはまりするんですが、今回はダメだった。攻め受けとも好きになれず萌えあがれず中立にしました。うーん。いつも通りな椎崎先生の攻め受けだったと思うのですが、個人的に何かが足りなかったと感じた、現代日本舞台、ファンタジー要素一切なし、立ち回り下手っぴな受けさんのお話。

母方の祖父が遺した洋館に引っ越した夏生。2年ちかく放置されていたため、お化け屋敷じみているのに加えて、人付き合い…

1

いつか、きみのヒーローに 小説

椎崎夕  六芦かえで 

茶色いもふもふが大活躍

初読みの作家様でした。
正直なところ、攻受のキャラクターにはハマれなかったので(汗)…萌えきれなかったのですが、
1. とにかくワンコが可愛い(あんあんって…)
2. 受とその祖父との関係性に泣ける
というわけで、読みごたえのある作品でした。

印象的だったところ:
もうね~、レトリバーの親子が可愛すぎて癒されます。とくに仔犬ね!!はぁ~、このモフモフには抗えねぇなぁ~!なんちゅー賢…

4

いつか、きみのヒーローに 小説

椎崎夕  六芦かえで 

ストーリーが良すぎて長文レビューで失礼します

めちゃくちゃ素敵なストーリーです。
もうね、心臓がちぎれるかと思いましたよ。

20年ぶりに幼馴染と再会するお話なんですが、BL要素とは別に家族のストーリーもあって、主人公・夏生の祖父とのエピソードが、あまりにも感動的で涙ボロボロでした。ティッシュ何枚使ったことか分かりません。


亡き祖父の家を相続したきっかけで、20年ぶりに祖父の住んでいた町へ引っ越してきた夏生。
この主人公、す…

10

恋の花咲く 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

性悪を偽装する芸術家が、本来の自分を見抜く恋人を得る話

単純なBLじゃなく、女性も絡んでくる。
濡れ場少な目。 心情描写重点。
焦れ焦れでグルグル回って前に進めない、トラウマ持ちが主人公。

心理描写が秀逸、構成がとても面白かったので、椎崎夕さんの他の作品も読んでみる。

★登場人物をメモ・・大体粗筋が分かると思う。

伊織:版画家。作家名は桐原織。混血、綺麗で華奢。祖母や年よりに優しい。
外観と、尻軽な母の噂で虐められて育ったので、…

1

弟の親友 小説

椎崎夕  佐々成美 

何と長いすれ違い

攻めは弟の親友…だった。
6年前に、攻めの伏見は家庭の事情で引っ越すことを余儀なくされる。そしてその時に親友の兄への思いを親友に打ち明けてしまうが、受けである兄にも聞かれてしまう。
親友には冗談じゃないと絶縁され、兄の方は弟への告白だと勘違いする。


なんとも、長い間のすれ違いや誤解、そして普通に弟からは拒絶され…それでも思いは変わらず、人生の選択(仕事)に影響を与える。
兄の方も誤…

0

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

ひとでなし…なんかな?

最初に、この話は結構面白かったです。想像の範囲内なので驚きや目新しさは無いんですが、長峰をペットとして飼う里見。
しかし、いわゆるSM的なペットって感じじゃ無いんですよね。どっちかって言いうとうと本当の意味でのペットというか。心配もするし可愛がる?し。

ストーリーの中で中々里見の本心というか気持ちが見えるようで見えない。執着のようでもあるし、独占欲のようでもある。ライバル?の今村とも良い関…

1

仕切り直しの初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

梶山&想目当てだったのに

はっきり言って、梶山さん&想目当てに購入した本作。
あらすじやレビューを見る限り、健気、不幸、不憫、自己犠牲一人完結型、ぐるぐるぐるぐる、の椎崎先生のお得意(?)の受けちゃんが、割合しっかりしているようだったので、切なさもあんまり期待できないのかな?と思っておりました。
なので、すごく失礼ながら本編は飛ばして、梶山先生と想のお話だけ読んじゃおうかな〜と考えていました。
けれども、短編読み始め…

0

隣に居るひと 小説

椎崎夕  竹美家らら 

BLというより人間ドラマ

先に三十二番目〜の方を読んでいたので、梶山先生と玲ちゃんのやり取りの場面はもうなんか辛くて辛くて。
何が辛いかって、2人して全然救われる気がないところですよ。
梶山先生の5年後を知っているからこそ、その5年後まで彼は救われないわけですよね。
だからもう、梶山先生が玲ちゃんに優しくするたび、あ〜梶山先生、これ傷ついた直後やんけぇぇ〜〜となってしまって、余計玲ちゃんの辛さも増幅されて感じるようで…

0
PAGE TOP