渡海奈穂さんのレビュー一覧

抱いてくれてもいいのに 小説

渡海奈穂  山田ノノノ 

理性を試される攻めっておいしい

誤解と思い込みから始まる、14歳の年の差がある赤の他人2人の同居生活が楽しい作品。
クズな従兄弟のせいで、知らず知らずの内に揉め事に巻き込まれそうになっていた奏汰を救ってくれたのは、ちょっぴり強面ながら世話焼き気質で包容力が強めな門原。
ストーリー展開的には王道めなもので、ガツンと来るパンチのあるお話かというとどうかな…といったところでしたが、書き下ろしの後半部分と攻め&受けのキャラク…

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夢じゃないみたい 小説

渡海奈穂  カキネ 

ものすごい掘り出し物を見つけた気分

渡海奈穂先生の小説はお初で、自分好みな感じがした上にセールになっていたため読んでみました。
結果、とても良作でございました。

大学時代に片想いしていた友人。
5年ぶりに再開した彼は妻の不貞による離婚で荒みに荒んでいて、自分を頼って転がり込んできた...
という始まり方。

ある程度は展開が予想できるなぁと思いながら読み進めていったのですが、全然予想と違いました。
全体的に、登場人…

2

先生はダメな人 小説

渡海奈穂  小嶋ララ子 

アンニュイ系微ジャイアン

(元卒業生の臨時)教師×生徒の組み合わせは数あれど、ありそうでなかった味付けがツボにハマり、あ〜〜!なんだこれは…これは絶対に好きなやつだ〜!と思いながら終始楽しんで読めた1冊。
何気ない会話がすごく良かったなあ。

教師と生徒の組み合わせといえば、微かな後ろめたさだとか、禁断のなんて言葉が似合いそうなものですが、こちらの作品にはあまりそういった言葉は当てはまらない不思議。
するする〜っと…

1

運命かもしれない恋 小説

渡海奈穂  草間さかえ 

ツンツンな名久井が最高に可愛い

いやぁ、面白かった。
2人の同棲編を読みたいくらい。真面目だけどどこか抜けてる古平とツンツンで可愛い名久井は会話してるだけで面白い。もっと2人を見てたい〜〜
最初は攻め視点、次に受け視点。この構成ほんと好き。

最初の幼稚園のエピソードからして可愛くって、小学、高校と再会するたびに名久井一目惚れする古平。もう本当に運命としか言いようがない。

あと結構女性の影がちらつくのですが、これが…

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運命かもしれない恋 小説

渡海奈穂  草間さかえ 

No Title

三度目の正直や二度あることは三度あるなんて諺があるけど4度目は運命だと思う。
古平って惚れっぽい気がするけど4度も一目惚れしてる時点で強烈に惹かれてるんだと思う。毎度ブレーキかけちゃうから進展なかったけど、これ名久井サイドから見ると古平の葛藤が解るだけに切なかった。そんな名久井に美波さんが居てくれて良かった。付き合ってからの名久井がとにかく可愛くて悶絶。古平惚れる一方だろうな。長年温めてきただけ…

2

さよなら恋にならない日 小説

渡海奈穂  みずかねりょう 

後半の盛り上がりがすごい!!!

前半は淡々とストーリーが進んでいくのですが、
後半ある展開から一気に盛り上がっていきます。
私はこの盛り上がり方に感動して、思わず読んでて
うおおぉと声が出てしまいました笑

受けの雪谷は前半、クールで淡々とした人物なんですが後半ホテルに行ってからはかなり人間味溢れる感じになり、かつ慎に対しても気持ちを正直に話し始めて可愛げが出てきました。
個人的な趣向では湯原との組み合わせが好きなの…

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僕の中の声を殺して 小説

渡海奈穂  笠井あゆみ 

どうなる事かと思いました。

SFオカルトテイストなお話。
最初の攻め様にはイラつくんだよな、と思いつつも、定期的に読み返してます。

受け様は、動物や虫など、あらゆる生き物の声なき声を聞こえてしまう宮澤。
周囲の理解を得る事無く疲れ果て、引きこもって13年。
攻め様は市役所職員の幟屋。

「ハイノリ」と呼ばれる、人の精神を乗っ取って、最後は死に至らしめる精神体のようなもの。
それを宮澤に見つけて欲しい、と強引…

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厄介と可愛げ 小説

渡海奈穂  橋本あおい 

可愛いと思うあなたが可愛い(*^^*)

Dear+さんのSS特集みたいなとこで、こちらのSSを読み、本編も読みたいな、と購入した一冊。

受け様は天涯孤独の大学生、加辺。
同じ学部の知人に家事代行のバイトを紹介され、出向いてみれば、そこにいた男性に襲われそうになる。
後日、その男性が謝罪に現れ、話を聞くことに。
この男性、バイトを紹介した知人、譲の兄であり、現役の刑事さんである瀬ヶ崎そこ、今回の攻め様。

自分と恋人の間を…

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僕の中の声を殺して 小説

渡海奈穂  笠井あゆみ 

ハラハラサスペンス

得体の知れない何かに寄生・浸食されつつある町!!
パラサイトイヴ、リング大好きだったので
この設定にゾワゾワワクワクしまいた!!!

奮闘する市役所職員・幟屋の献身さもある意味恐くて寂しくて、
人間以外の感情を受信できる引きこもり央と
利害を超えて愛しくなってく過程が良かった!

第3者が過去のことペラペラ喋って「そんなことが…」って展開、
そうしないと話が進まないのは分かってて…

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兄から先に進めない 小説

渡海奈穂  カワイチハル 

要素がない

 充哉(受け)が、しろ(攻め)を一人の人間として大好き。
 高校時代も、休み時間ずっと一緒にいる。しろの同級生が話しかけてきて、一緒の時間を潰されると不機嫌になるほど、二人の時間が大事。
 しろに「恋人を作るな」って言うほど。
 だけどいざ、しろが充哉に好きだと告げると、充哉は「しろが俺を好きなんて理解できない。ありえない」と距離を置く。
 拗れてるなあと思いつつ、その考え自体理解できなか…

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