奈良千春さんのレビュー一覧

悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

タイトルに偽りなし

一言で言うと攻めの異常なほどの執着物で、そうした作品は大好物なのですが、一筋縄ではいかないです。
前半は受けがとにかく不憫で可哀想。。
攻めも好きな相手なら、何もそこまでしなくても。。というほど受けを貶めて惨めさを増長させます。
特に最初の頃は全く愛を感じられなかったので、受けもここまで惨めにされて好きになるという心情って何なんだろう。。という素朴な疑問。
吊り橋効果で好きになる的な??

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悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

実はしつこい執着愛。

真面目に生きてきた平凡な男が、自分の押し殺していた性的嗜好を目覚めさせられていくというストーリー。こういうエロ描写重視のBLというのも、もうだいぶパターン出尽くしてて新鮮なネタやシチュエーション探すのも大変なんだろうなぁ……などと思いながら読みました。

皆様も言及している腸内洗浄のシーンは、ス○トロの領域に踏み込まないよう気を遣ったのでしょうねという感じ。個人的にはもっと直接的な表現でも全然…

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エス 小説

英田サキ  奈良千春 

自分の嗜好と合うか合わないかですよ

で、でた~頭が良い設定のハズなのに何故か全く生かせずフラグ通りにエロピンチにはまるヒロイン&メリット薄なのに何故か助けに来てくれちゃうヒーローパターン奴ゥ~!!

この一文につきます。はい。BLっていうよりアメコミヒーローものと構造が一緒ですね。ヤクザですけど。これなら交渉人シリーズ読んだ方がいいです。両方未読で迷っている方はそちらをお薦めします。

挿絵も同じ奈良さんですけど、このころは…

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境界 ボーダー 小説

愁堂れな  奈良千春 

面白いけれど。

2007年に発売された作品の新装版。旧版は未読なので、新装版にあたっての書き下ろしの部分やほかの細かな書き直し部分については分かりません。

愁堂さんらしく、というのか、これも刑事もの。
という事でレビューを。すみません、ネタバレ含んでいます。苦手な方はご注意を。






主人公は築地東署の刑事・松本。
ほぼほぼ彼視点で話は進みます。

松本は高校時代からの友人である…

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跪いて、永遠の愛を誓う。 小説

夜光花  奈良千春 

裸・首輪・鎖!表紙に尽きる(笑)

夜光花先生に奈良千春先生という大好きなセットだったので、かなり以前の作品でしたが、わくわくしながら読みました。

初期の作品だっただけに、壮大なスケールで緻密に練られた話を書くイメージの夜光先生の作品にしては、最初のショッキングな事件以外はありがちな話で、先も読めていたのですが、それでも放蕩息子の成長話や、孝彰のお仕置きプレイなどを織り込んで、ぐいぐい一冊読ませてしまうあたりはさすがという感じ…

2

愛していいとは云ってない 小説

中原一也  奈良千春 

愛に飢えた男二人の行き着く先は…

 「愛して」シリーズの斑目弟×愛人のバーテンダーのスピンオフ2作目。

 今回、湯月の昔の仲間のショーゴが登場し、初めての本格的な当て馬か?と期待したのですが、彼との関係は純粋な友情のようでした。それでも、自分が斑目にとっては数いる愛人の一人、むしろその中でも一番都合のいい玩具に過ぎないと思い込んでる湯月は、自分を必要としているショーゴについて行ってしまうんですね。斑目に本気で惚れている故でも…

0

個人秘書 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

メンズラブ♪

ワイルド&セクシーは未読ですが楽しく読めました。
評価は萌え×2寄りです♪

「個人秘書」って言葉が2人だけの秘密が隠れていそうでトキメキます。
表紙が鍵穴から2人を覗いてるようなイラストになっていますが
中表紙も素敵なんですよー!!(∩´///`∩)
情事に入ろうとしてて半裸で受けがこっちを煽るように見てくる///
あ…、鍵穴から見てるのバレてましたねv

作者さんのあ…

4

ジェラシーの囁き 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

自らに責のない過去から解放されますように。

あまりにも不幸な過去と因縁を持つ二人が再会して、求めあっているのに傷つけ合うギリギリするほどつらい物語でした。

途中、本を閉じ(電子書籍版でしたので語弊はありますが)てしまうほどつらい箇所も何度かありましたが、展開はスリリングで飽きさせませんでした。ただ他のレビュワー様も書いていらっしゃるように、エロティックなシーンが多すぎて、なし崩しにされ気味な感じが多少。(そこが売りの本なのでしょうけど…

1

薔薇色の罠 小説

義月粧子  奈良千春 

恋愛してる感じがしない…( ̄▽ ̄;)

「琥珀色の誘惑」が好きなのでスピンにワクワク。

一番期待してたのはミステリアスな磯谷のアレコレが見られること。
スピンの醍醐味といえばコレですねー。
メインCPの脇にいた人を主軸にした時のギャップが大好きなのですよ。
(なのでスピンCPの方にハマりやすい属性持ち(・∀・;))

な の に。
ミステリアス磯谷の意外な一面が全くない。
恋する姿ですらミステリアスって…。゚(゚´Д…

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愛しているはずがない 小説

中原一也  奈良千春 

神様、仏様、斑目様!

愛してシリーズの斑目弟×愛人のバーテンダーのスピンオフです。兄編を読んでからだいぶ時間が経ってたせいか、全く別のお話として読めました。
結果…これまで食わず嫌いしていた鬼畜とも言える893攻めが、自分に取って『あり』だったことが、一番の驚きでした!斑目のその迷いのないゲスぶりは、いっそ清々しくもあります(笑)。本気で実の兄を殺そうとする極悪非道のクセして、坂下先生を捕らえて自慢する子供っぽ…

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