奈良千春さんのレビュー一覧

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ2作目

今回はホストの依頼をメインとしてお話が進みました。

芽吹さんは明るくっておちゃめですね~。
言うことが時々オッサンだったりしますが、
“““脳内発言””” がとっても楽しい!

もちろん脳内発言だけでなく、
メインの兵頭と芽吹サンのやりとりはもちろんのこと、
あと、七五三野(シメノ)と兵頭のやりとりも面白いです。
七五三野は兵頭が欲しいのか?と読んでいて勘違いしてしまいそうなほ…

1

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ1作目

過去に高校の先輩後輩だった攻め様と受け様の
再会の巻・・・となっていて、
それ以外にも、これから主要人物となる人々もたくさん出てきました。

ネゴシエーター(交渉人)なんてタイトル見ると
難しい専門用語なんかが出てきたりするのかな?と
ちょっと構えてはいたのですが・・・とても読みやすい!
そして、短めの間隔で“クスッ”と笑える。
サクサク読めました。

冒頭の喫茶店でのくだりに…

2

鳳凰の片翼 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

先生の怖い愛情

これの前に当たる『鳳凰の天翔』が09年でしたから約4年ぶり!
その間に、先生と龍の対決の『龍の覇道』があったものの、時系列的には天翔の半年後という形になるので、どちらかというと”遠藤君、久しぶり!”感でいっぱいです。
このシリーズの中で一番地味キャラかもしれない建築士の遠藤くんですが(なして勝手に遠藤君呼びw)かなり健気です。
最初に書いてしまいますが、龍に高柳の存在は欠かせないように、鳳凰…

6

ヘブンノウズ 赦罪 小説

英田サキ  奈良千春 

渋澤の巻 〜彼の語り口が聞こえるような〜

雰囲気のある表紙や挿絵、浮き世離れした渋澤邸の佇まい、作中作とも言える児童書、
そして何よりクールなようなとぼけたような渋澤のキャラクターがあって、
なんとなく不思議なファンタジックな、まるで童話のような雰囲気があるこの作品。
いつも読みながら、渋澤先生の語りが聞こえるような気がする。
英田先生のお作としては、ストーリー自体は惹きつける力が弱くて物足りないのだが、
この独特の雰囲気がそれ…

3

昼下がりのスナイパー 危険な遊戯 小説

愁堂れな  奈良千春 

もうどれでもいいや

とにかくシリーズ作の多い、2時間サスペンスの女王愁堂れな。
これは、何シリーズだっけ?
多分シリーズ1作目既読想定で読んだけど、
うーん、読んだような、読んだことないような、、、、。
まあ、そんなことは特に問題にならない。
とりあえず、前作読んでいようがいまいが、ちゃんと設定はわかるように説明してくれる野で大丈夫。
ちょっとしたハラハラと、たっぷりしたエロエロを、さらっと笑いで包んで、…

2

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

交渉人は、愛される


相も変わらず素敵な表紙を開くと、扉のカラーイラストに目を奪われます。
幸せそうに微笑む彼らは、教会で何を誓ったのでしょうか。

【交渉人シリーズ】はこれにて一段落。
ボロボロになってまで自らの信条を貫く芽吹に、身体を張ってまで彼を守る兵頭。
初期の段階での兵頭は、ただただ芽吹に執着しており、愛は感じられたものの、こうして身を挺して彼を守ることはなかったでしょう。
兵頭が芽吹を守るの…

7

交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

見事に嵌められました


攻め様にだんだんと気持ちが傾いてきた主人公・芽吹とそんな芽吹がどんな人間であろうと手放すつもりのない攻め様・兵頭に降りかかる試練のお話。
の、序章。
はじめは愚かにも今回は詐欺のお話か~…あ?スリ?ああそっか~…なんて思ってました、わたしも。
今回も芽吹と兵頭がラブラブで、前作よりも兵頭の独占欲がアップしてるのかな、なんてことも考えてました。
だって見事にラブラブだったんですもの!

4

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

痛くて苦しくてツライ


【交渉人は嵌められる】と前後編になっているお話。
前作からレビューを書こうとしたのですが、平常心で書く自信がなかったもので(笑)
以下、感想中心になりますがご勘弁願います。

芽吹がどんな人間であろうと自分には関係ないし、決して手放さないと言っていた兵頭があっさりと彼を手放した。
一人の大切な人間と大事な組を天秤にかけた結果、組の方に傾いちゃったのでしょうか…心では理解しているのにそ…

8

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

自己陶酔と自己暗示


他人であろうと善人でも悪人でも“信じられる”と自己暗示をかける主人公・芽吹と、そんな彼が聖人君主であろうと極悪非道であろうと“芽吹章”である限り手放す気はない攻め様・兵頭のお話。
物語の中盤からどんどん雲行きが怪しくなり、今までの作品よりもどんよりと重い雰囲気を纏う本作。
芽吹の過去のしこりが少しずつ明らかになりつつも、そんなものはどうでもイイと吐き捨てる兵頭。
振り返る芽吹の顔を前に向…

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交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

『芽吹、ホストになる』の巻


【交渉人シリーズ】二作目でございます~!
交渉人、またの名をネゴシエーター、ネゴ屋(ネコ屋ではない)を営む主人公・芽吹とそんな彼に執着する極道者の攻め・兵頭のお話。
うううん今回も相変わらず面白い!

冒頭はあるホストくんの一人語りかと思いきや…あれ?あれれ?あれれれれ?となってしまうほど場違いな会話を自称25歳の芽吹ホストが繰り広げてるじゃないですか(笑)
最初の数ページでここまで…

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