奈良千春さんのレビュー一覧

梟はなぜ烏を黒く染めたのか 小説

中原一也  奈良千春 

本当に鳥なのね・・・!

中原一也さんの作品は大好きなのですが、今回の「鳥の擬人化BL」は腰が引けてしまいなかなか手に取ることができませんでした。
私自身は鳥に特別な思い入れはないし、擬人化に惹かれたことも全くないし・・・と。
ただ、ちるちるや他でも評価が良かったので結局購入。

結果、購入して良かった!
もっとイロモノを想像していたのですが、実際読んでみるとコメディとシリアスがいい塩梅で混ざっていて最後まで楽し…

4

純愛 小説

愁堂れな  奈良千春 

あとがきで納得

私は最後にモヤモヤ残るのがあまり好きではありません。だから、今回のこの終わり方にもモヤモヤしてましたが、最後の作者さまのあとがきに納得&モヤモヤ解消しました。

今回こちらは監禁モノとのことで、気になったことが1つ。
監禁されていた部屋にトイレはあったのかなと。
その描写がなかったので、そのことが気になって気になって。
まあ、フィクションなんで、そこまでリアリティ求めてもダメなん…

1

愛讐の虜 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

本当に愛してるのか・・?

初読み作家さんです。
監禁モノが読みたいとちるちるさんで検索をかけていたところ、見つけたこちらの作品。

受けが泣き虫の弱虫だったのに、攻めに復讐するために鍛え強くなり話が始まります。

なんというか、受けにたいして、犯人とかもう少し調べたら?と思ってしまいました。
攻めがつけてるコロンの匂いで攻めを犯人だと思いこんでいましたが、真犯人が罪を被せるために偽装することもあるわけで。まんま…

2

梟はなぜ烏を黒く染めたのか 小説

中原一也  奈良千春 

とんでも設定のようだけど違和感なし!

政界のお話でさらに鳥人ものと聞いて
私は小難しいのが苦手なのでつい尻込みしてしまいました。
ところが全くそんなことはなくて
国会で提出する法案が“カッコウの托卵の規制”だったり
鳥(キャラ)の特性がそれぞれに出ているので
とても世界観に入り込みやすかったです。

主人公・カラスの黒羽の冷静沈着で仕事が出来る政策秘書、
なんともお固い人物かと思いきや
極度の音痴ってそんな気の毒なw…

5

リセット 下 小説

谷崎泉  奈良千春 

商業BLとしては異色でしたが、非常に感動しました…!

BL色は薄めの作品ですが、上・下巻読み終えて頭の中にぐるぐる色々な想いが込み上げてきました…。とても考えさせられる作品でした。上巻で描かれた橘田と高平の半生の描写があるからこそ、下巻は思入れが強い内容となりました。

下巻はBL小説としては特殊でした。事件の真相に到るまでの捜査経緯を淡々と丁寧に描かれ、大部分を占めます。商業BL小説の暗黙のルールのような、ストーリーの進行と共にB…

2

愛していいとは云ってない 小説

中原一也  奈良千春 

ある条件においては相思相愛

スピンオフCPシリーズ2冊目。

相変わらず愛や恋といった甘さはなく、
けれど互いに執着めいた感情がある関係に惹きつけられます。
そしてクールで覆われた殻からチラッと少~し漏れる愛がめちゃくちゃ萌える!
このCP、大好きですッッ(;///;)

上質なスーツとカクテル、視線で会話するアダルトな空間。
続編でも男の色気がたっぷり楽しめました。


さてさて。
前作で抗いきれず…

3

リセット 上 小説

谷崎泉  奈良千春 

神評価に限りなく近い…

ちるちるユーザーの方のオススメで気になって上下巻セットで購入しました。購入して正解でした。

全体的にハードボイルドなタッチで淡々と物語が進み、前半は始終感情を出さない中心人物の橘田の風変わりで重い半生が、第三者(二人の少年)の視点を通して純文学風に描かれました。橘田がとてもミステリアスな存在である事も手伝って、先が気になって一気に読みました。予想より斜め上の展開で面白かったです。途中…

4

少年は神の国に棲まう 小説

夜光花  奈良千春 

最後までハラハラ

薔薇シリーズに続く長作ファンタジー、ついに完結です。最初から最後まで予想できない展開で常にハラハラさせられます。
作り込まれた世界観に自然と引き込まれて最後まで勢いで読んでしまう。
だからこそ夜光先生の作品はBL抜きにしても面白いです。

最終巻はいよいよモルガンとの最終決戦でどう決着をつけるのかと思いましたが、結果的に良い形で落ち着いてほっとしました。
憎しみに支配されていたモルガンは…

2

72歳のバリスタ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

72歳

72歳が気になって気になって(笑)
だって72歳だよ!?
72歳受ってwww

ずっと隠してきた性癖と、若すぎる相手への恋心。
うっかり若返ったら好きなあの子と〜なお話。
無理なくガツンガツンな理由もきちんとあってよかった。
衆人環視プレイも乙。
フェロモンでアツアツの二人に対して冷たいビーカーの演出が思いの外好き。
展開的にも面白い。

だが!
だがしかし!

72歳…

7

乱れし花陰 ~僧侶散華~ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

坊主!

真ん中の人への愛が止まらんことはわかったwww
リバありのサンドイッチですな(*´∀`*)

真ん中の人が快楽に打ち悶える様が私も大好物でありまして、
なおかつ攻が受のこと好きすぎるって設定が好きなのです。
お話的には攻たちの愛の熱さが最後からしか伝わらなかったのが勿体無い。
あの前半から中盤~の展開はいったい何だったのか。
せっかくだからモブにも突っ込まれてしまえばよかったんや。

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