凪良ゆうさんのレビュー一覧

Chara Collection 2015 特典

電子配信うれしい!

既刊漫画の巻末おまけを集めた一冊。
漫画も小説も4~8ページのショートストーリーで、カップルにまとまった後の後日譚でいちゃいちゃしてたり、日常のなにげないシーンを切り取っていたり、その作品を知らないと何だかわからないけれど、好きな作品だと短くても読めただけで嬉しい。

『マザーズ・スピリット~その後の日常』
TV局の取材を受けるカルタカ、夫婦だとTV放映されそうになって慌てるリョウイチロー…

2

落花流水 小説

凪良ゆう  石原理 

一途で健気な一也がいい!

スピンオフ、ありますよね?読後に探してしまいました。
脇キャラの九条さんの話、皆様同様にすごく気になってます。

この作品、裏社会ものということで、あらすじや帯から二人のハードな描写があるのかと思っていたのですが、一也の根が純で健気だったので、そんなこともなく。
ストーリーは正直、こうなるだろうなぁ・・・の想定内です。読んでいて驚くような展開はありません。
けれど、ぐいぐい引き込まれまし…

0

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

幼なじみ!

定期的に凪良さん作品を読みかえししてますが、こちらはまだじっくり読んでいなかったの今回はじっくり読みました。
凪良さんの作品はけっこうツライ系切ない系が多いですが、今回は私的にはツライ系が少なかった気がします。
あらすじはみなさん書いてますので感想だけ。

前半はなつめとトキオの幼少期時代にニマニマしました。お父さんの虐待シーンは怖かったですね。それが原因でトキオは無表情になったんですかね…

2

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

心ならずも暴力男の心情を理解してしまった

前作『夜明けには優しいキスを』
を読んだあと、加瀬のような最低な酷い男が主役のスピンオフ作品があると知っても読みたいとは思えませんでした。
あの加瀬ですよ、暴力男ですよ。
それがどう転んで更生できるのか、そして萌が見つけられるのか疑問でした。
でも、凪良さんの作品だしいつか気が向いたら読もうリストに入れてありました。

一番に思ったのは、前作での最低男は実はとても寂しがりやで大切な人に…

4

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

何光年も離れた星のように遠回りした恋だった

高校生の文人は、ゲイの掲示板で年上の男性と知り合い、天文好きという共通の趣味を通し3年間メールだけの付き合いを続けてきた。

卒業を前にしたある日、遠くの大学に行く友人に急にカムアウトしたのには唐突すぎて驚きました。
友人にしてもいきなりのことで驚いたでしょうに詰ったり気持ち悪がることもなかったのはその年にしては立派だと思う。
「遠ざけることもしたくないがどう付き合っていっていいのかわから…

4

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

アンドロイドとの純愛物語

CDになったらいいなと思っていた作品です。
聴く前に再読したのでレビューします。

現代から30年ほど後の近未来のお話。
アンドロイドが家庭用の高価な家電品となった時代、報道される遠くの国の争いだと思っていた戦争が平和を謳歌していた若者に襲いかかった。
それでも、身内や知人が血を流すこともなくましてや自分が武器を手に戦うことなどありえないと信じていた。
そんな時代の純愛物語です。

7

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

和風ホラーと猟奇殺人と昭和初期の田舎の因習。

怖くて悲しい話でした。

浮気者の夫からよそで作った子供の世話をさせられ心を病んだ義母。
義母からの陰湿ないじめに耐える異母弟、それをかばう義兄。
義兄の優しさに救いを見出すが、夜毎の悪夢に苦しめられる義弟。
ここまでならそん複雑な家庭に育った異母兄弟がいつしか心を寄せ愛するようになり…という話かなと思うのですが、そこへ前世の悲しく不幸な人生を送った二人の辛い記憶が二人を苛みそれがどんど…

3

天涯行き 小説

凪良ゆう  高久尚子 

二人の天涯

不思議なタイトルだなーと思っていました。「天涯」とは、①空の果て、②遠く離れた地、という意味だそう。物語を最後まで読んで、絶妙なタイトルだなーと思い直しました。

遠召と高知が出会い、身体を重ねるまではさらりと描かれています。そして、いつの間にか揺れ動いていく二人の感情と、胸に抱えたそれぞれの秘密が、ゆっくりと丁寧に明かされていきます。夜が明けるように、視界がひらけるように。二人が辿り着いた「…

3

花嫁は今夜もブルー 小説

凪良ゆう  唯月一 

切なさ0%

「花嫁はマリッジブルー」の続編です。
がっつり続編なので、前作は読んでいる方が絶対良いです。

丸ごと1冊表題作で、拓海(受け)の視点で進んで行きます。

前作は、朝倉×拓海、美花(拓海の姉)×エディ(売れない歌手)でおちついたところでエンドであり、そこから拓海たちの両親に説明をする場面からスタートします。

「花嫁は今夜もブルー」
朝倉(攻め)は、世間的には朝倉と美花と結婚したよ…

2

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

疲れてる時に読みたくなる

凪良さんご自身、あとがきでも書かれているように
まさに王道のお話でありました。
安全運転で走っていく心地よさ、
勿論、お話自体は紆余曲折あり、せつなさもありで読んでてハラハラドキドキと楽しいんですけど、
すーっと楽に心地よく、じーんと心に感じながら読める楽しさがありました。
初めて読んだ時はガツンと来るものが読みたい時期で、
手元に置いておいて何回も読み直す本じゃないかなーと思ったんで…

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