凪良ゆうさんのレビュー一覧

花嫁はマリッジブルー 小説

凪良ゆう  唯月一 

じっくり読ませてくれる花嫁もの

花嫁ものは地雷だと思っていたのですが、これは、楽しかった!ヒューマンドラマ(コメディ?)として楽しめる作品だと思います。

拓海から感情を持たない「超合金合体ロボ」と評されていた朝倉が、真っ直ぐな拓海と触れ合ううちに、人間らしい表情を見せるようになる過程と二人が気持ちを通わせて行く過程が併せてじっくり描かれていて、どんどんお話に引き込まれていきます。

拓海は、凄く性格のいい子です。顔は女…

5

初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

やられた!

花時雨、なんてかわいいんだッ!
表紙とあらすじで敬遠してたんだけど、読んで良かったですv(*^o^*)v
名前からして爆笑だったけど、作者さんの遊び心がくまなく発揮された秀作。
時代錯誤なおじいさまも、ご主人好きすぎるボディガードも、ブサ(笑)な当て馬も、脇役までみんな個性的で魅力的。
最初はなんじゃこりゃ~!?と思った花時雨ちゃん、いつの間にか思いっきり応援してましたwww
恋心もぎゅ…

1

恋愛犯 Love holic 小説

凪良ゆう  サクラサクヤ 

狂気的な彼氏

おバカなタイトルつけましたが、本編はいたってドシリアスです。
怖いし気持ち悪いやつなのに、必死に勢田を思う気持ちがかわいくて
切なくて...
この前『初恋姫』で萌え笑わせてもらった凪良さんですが、
今回はテレビドラマにでもなりそうなシリアスな展開に泣かされました。

日永は正直周りにいたら狂ってるとしか言いようのない人物です。
バイオリンと勢田以外に興味はなく、勢田の家の周りをうろつ…

9

叶わない、恋をしている 小説

凪良ゆう  水名瀬雅良 

失えないモノの為に

今回は恋人を亡くして以来覇気のないエリート商社マンと
弟3人を養う為に日夜働き尽くめの会社員のお話です。

主に受様視点で身代わりと割り切っての付合いから
互いが大切でかけがえのない存在になるまでの本編と
攻様視点で受様一家と海へ行く後日談を収録。

受様は大学二年の終わりにが両親事故死し
残された弟3人との暮らしの為に就職します。

しかし、会社の給料だけでは
4人で食べ…

3

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

笑いたいし、癒されたいときに

ちょ、コレは・・・。こんな面白い作品が存在していたのか!
あらすじはさておき、キャラが魅力的過ぎる・・・。
主人公カップルの二人も良すぎるんだけど、それだけじゃないんですよね。
それは読んでからのお楽しみってところですが、とにかくエロいしね(笑)
Hシーンのときは、あの・・・変態レベルだね。ってくらいに。

でもこの作品本当に何も考えずに、頭を空っぽにして軽ーく読めるからすごい!
面…

4

初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

ウーパーにウケまくりww

ジャケ絵のいかにも乙女なビジュアルと、姫や花嫁みたいに受を
女扱いするのは私的に最もデンジャラスゾーンなんです。
このフリルヒラヒラで完全に地雷踏んでるにもかかわらず、
Q&Aで凪良さんの『花嫁シリーズ』の評価が高かったので、
おもいきってまずは“姫”からチャレンジしてみました★
読み終わって正直な感想...めっちゃおもしろかった~!!
続きが気になって夜更かししながら、あっと…

3

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

グサリッときた乞う心

泣く事がない自分に「ここで泣ける?泣けちゃう?」とビビったこと数度。
BL小説を手にしてまだ間も無い頃に読んでから、ずっと心に残っています。
だから自分のスタンダードは「未完成」になっているかも知れません。
“神”が多いのですね~!はい、頷けます!

他人を欲する想いって、自分本位でありながらもコントロールできないですよ。
普通では外聞悪い行為だって思わず出来てしまったりする。
「ス…

2

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

凪良さんの安定感

凪良さんは作家買い。
どんなジャンル書いても凪良さんならではの視点をどっかに持ってきますね。
如月がややネイティブ思考ですが、なんかあの家で彼を迎えるキンピラ(あのキンピラはもう反則でしょって位に可愛いしもう切なくてたまらん!!)と一緒に暮らしてるっていう設定見たらその位でもいい気がして妙に納得しました。
両親が亡くなった家で玩具と、父に買ってもらった喋る玩具犬と暮らしてるリーマン男性って設…

0

叶わない、恋をしている 小説

凪良ゆう  水名瀬雅良 

優等生

両親に先立たれ兄弟を抱えて頑張る長男の、身代わりもの。
いい話でした。
と一言でまとめちゃえそうな、良く言えば綺麗に纏った、悪く言えば表面的で優等生的な作品だと感じてしまいました。
設定を活かしたストーリーというより、今回は設定を丁寧に辿った話作りをしているような印象で、コレが書きたいんだーという作者の萌えパワーがめずらしくキャッチできず。キャッチしそこねただけかもしんないけど。

個人…

6

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

切ないけど心温まるお話でした。

ただちょっと、私の好みじゃなかったです(・ω・`)

片思いしてる健気受けは好きですが、ちょっと私の萌ポイントとは違いました。ネガティブ過ぎるというか、すべてにおいて受け身な如月は、あまり得意じゃなかったです。あと里見も好みじゃなかった。優しくて良い男なんですが、何かが違う。私には甘えられるところに甘えきって、その心地よさにやられた子供のように見えました。まぁあそこまで甘やかされたら気持ちは動くの…

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