凪良ゆうさんのレビュー一覧

それはおまえが童貞だからです 小説

凪良ゆう  イシノアヤ 

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい。

社内一のモテ男、二ノ宮には秘密があった。そのことが原因で初恋が苦い思い出となり、それ以来ろくに恋愛もできず、三十歳を迎えてしまった。
三十にもなって童貞。十字架を背負ったその日、思い出したくもない初恋の相手と再会する。


30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい。
という有名な作品がありますが、本書はこのチェリまほのタイトルを地で行くお話です。
つまり、童貞のまま三十歳を迎えて超能力…

0

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

こじらせた初恋の両片思い

ラーメン屋の一人息子として生まれ、何不自由なく育ってきた蜂谷。
類い希な陸上の才能を持ち、爽やかイケメンランナーというオモテの顔と、内なる乙女心とのギャップに苛まれる花沢。
飲んだくれ無職の父を反面教師に、悪徳弁護士を目指して勉強にバイトに精を出す入江。
三人の交流と懸命な毎日を、高校、大学、社会人三年目と時を追って描いた連作短編集。


すごく良かったです。
十代~二十代という多感…

2

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

気楽に読めるコメディ

大学生の夏市は、365日24時間人肌に触れていたい病におかされていた。弟が三つ子で、幼い頃から三人の子供の世話をしていたことが原因で、弟たちが成長し手が掛からなくなった辺りから発病。
父親に買ってもらった等身大のクマのぬいぐるみを代用してなんとかごまかしていた。
そんな夏市の隣に大学の先輩である椎名が引っ越してくる。王子様然とした椎名は、実は片付けるという行為が病的に苦手で、隣室が恐ろしい汚部…

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

世界観を変えてくれた

実写化のドラマから入った者ですが、5週してやっと小説を買いました。
もーとにかく最高です!ドラマとは違い自分でシュチュを想像できちゃいます。
今まで小説に手は出してきませんでしたが、美しい彼のおかげで小説のよさを知れました。本当に感謝しかないです。
私の一日の始まりは美しい彼から始まります、もう朝からひらきよの絡みを見れる幸せ………空飛べますよ。
受け(清居奏くん)と攻め(平良一成くん)の…

3

Chara Collection EXTRA 2022 特典

くすぐったいっ

二重螺旋番外編載るだろうと思うので毎年get必須。今年の番外編は「おお!」と思います。なので萌2にしました。プレミアムペーパーBコースかな、そっちとリンクしているので、是非セットで。(応募は終わっているので持っておられるお友達をお探しになってください!)

以下好きだったもののコメント。
1 鯛野ニッケ先生「寄宿舎の黒猫は夜をしらない」番外編
「同居しててもデートはしたい」
ジーンが「デ…

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interlude 美しい彼番外編集 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

殿下の次ステージは「王配」?

今頃ですが、の「interlude」。
読み始めてすぐにアノ「平良ワールド」が蘇った!
そうそう、平良ってこーゆー奴だった!
本作は、これまでの小冊子や限定ペーパー等の掌編たちを一冊にまとめた素晴らしいプレゼントのような御本であります。
いつもながら、イラスト担当が葛西リカコ先生だからして清居は当然として、平良も超絶な美青年なんですよ。
全くキモくもウザくもない!
だけど彼の頭の中と言…

2

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

また明日。

すごくあったかいお話しだった。どこまでもお互いを想い合っての行動と、だからこその我慢。
途中もしかしてこのまま…?とページをめくる速度が早くなってしまった、、最後まで2人にとっての幸せが確約されなくて、とてもいい意味でハラハラして読めました。
けどとても幸せな形の結末で安心しました。ss含めて。つぐみじゃない、と気づいた時ははっとしたけど。賛否分かれると作者さんも後書きで書かれてたけど、たしか…

1

interlude 美しい彼番外編集 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

ああ、なるほど、そういうことだったのね

このお話は、『美しい彼』の短編集、番外編を収録しています。
どのお話も興味深いのですが、一番興味深かったのはパン姉さん、トップオタのお話でした。
 トップオタとは、筋金入りのファン、ファンと事務所との橋渡し役、推しの活動を布教する存在だったのですね。 
 平良は、清居のトップオタのパン姉さん達から「隠し撮り」とか「出禁」等かなり辛く言われてしまいますが、本当は清居の恋人です。
 パン姉さん…

3

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

崩れ落ちても積み直せばいい

作者買いです。
開業医の長男と、その資産狙いの恋愛詐欺師の物語でした。

最近読んだBL小説の受けがどれも不幸な生い立ちの子ばかりだったので、またか思いましたが不幸な受けが幸せになるお話は好みですし、まあまあと思いながら読む。

辛い暗いシーン多めなので、加賀谷がひたすら蓮に甘々なのが救いでした。

加賀谷が好きだったという後輩や、お見合い含めた家のアレコレ、公園でで会ったおばあさん…

2

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

光の攻めに救われる

痛い事、苦しい事てんこ盛りな作品でしたが、それでも読み続けられてしまうのは凪良先生の作品だからなんでしょうか。
1人で不幸を背負い込んでしまったような要と、DV男の加瀬の話だったら挫折していたと思います。
結構終盤まで要が加瀬と付き合いつづけるので、ヒヤヒヤしてしまいました。
まさか共依存カップルのお話だったか⁉︎と心配しちゃいました。

個人的にはやはり不幸受けは光属性の攻めに救われな…

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