凪良ゆうさんのレビュー一覧

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

途方もない~~~

しんどい時に読んだつぐみの本やつぐみと過ごすことで、そのままで良いんだよって許された気持ちになったって言うのが本当に本当に…胸が締め付けられます。

それだけ想いが深いから、寂しい思いはさせたくない。徐々に明かされてく真実と強さに苦しさ増す。記憶喪失ものかな?と、ぼんやり認識していたら似てるようで全く違う健忘症の朔太郎。どんどん記憶が抜け落ちて、抜け落ちたことにも気づかないってしんどい…

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ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

呪縛が解けるまで

なんでもない日常を、ドラマチックに描写するのが、上手いと思った。

冒頭は、仁居が幼稚園から帰る途中にある「多幸川」での、母子の会話。
「幸せが沢山流れる川」と母子が会話する幸せそうな情景

それが、暗転する大雨の日。
経済苦から、両親が入水心中を決行。あの「多幸川」で。
道連れを止まり、母は「幸せになって」と言い残してドアを閉める。

引き取られた叔母宅を追い出されて、独り暮ら…

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あいのはなし 小説

凪良ゆう  小椋ムク 

疑問 罪は多数決で決めるものでしょうか?

凪良先生の、「死んでも死んでいない」物語の一つ。
あいを平仮名書きしたのは、あい=愛=哀、とかけたからかな?
この作品は、死んだ恋人が、彼のの息子の中に意思(魂)が宿るバージョン。

岸本波瑠と、恋人・裕也の9歳の息子・桐島椢の物語。
裕也は、美貌で寂しがり屋の年下の恋人と、9才の幼い息子を遺して、海で急死する。
葬式の日から、恋人の息子の言動が変わる、死んだ父親そっくり。

9才…

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初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

じれったくて悶えた、そして疲れた

大好きな凪良先生の作品です。
大体の作品はすごくハマって、迷いなく「神」作品って評価できるのですが時々「これは神…では無いかな?」っていう作品もあったり。

こちらの作品は読書中にじれったくてじれったくて、何度もため息が漏れてしまいましたw
じれったいの嫌いじゃないんですけどね。
もうどう見ても両思いなのに、どうしてそうなる⁉︎って歯噛みしました。
8年もすぐそばで、片思い拗らせてるな…

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美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

BL小説入門のきっかけ

ボーイズラブノベルで初めて購入したのが美しい彼でした!!
興味本位で手を伸ばし、気づけば1-3巻、番外編まで寝る間も惜しんで読んじゃいました。
きっと美しい彼でなければこんなにノベルにハマらなかったんだろうな〜って思います。
安心してラブラブを見ていられるカップルですね。美しく強い清居と独特な世界観をもつ天才平良の今後をずっとずっと見守っていきたいです。
美しい彼がこの先もシリーズとして長…

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恋をするということ 小説

凪良ゆう  金ひかる 

呂久さんのキャライメージが想像しにくかった

凪良ゆう先生の作品は大好きなので、読んでない既刊も徐々に集めています。

始め表紙の2人を逆でイメージしてて、途中で背の低い方が呂久で大きい方が月浦くんだって気づいたんですね。
だから特に序盤は呂久さんのビジュアルが腑に落ちないというか、2人の並んだ姿とか会話してる姿を想像しながら読むのですが、それが難しかったです。

背の低い方が呂久だと分かってからも文章の感じとビジュアルがしっくりこ…

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ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

波瀾万丈でありながらも感動的で温かいお話


ネタバレレビューだけ見た時はどう言う事すぎて読むのを躊躇っていたけど波瀾万丈でありながらも感動的で温かいお話でした。やっぱり主従関係萌えするタイプだなと実感。

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おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

読んで欲しい作品

重いです。
好きだから付き合って、Hして一緒にいられて幸せ。そんな作品大好きです。
でも、時々この作品のような、深く考えさせられる作品を読みたくなる時があります。
今がその時だったようで、大量の涙を流しながら読み終わりました。
本当に素晴らしい作品です。

つぐみが最初に別れを伝えられて、その悲しみが読んでいて徐々に感じられるのです。独りの寂しさやこれからの不安。今まで一度も感じなかっ…

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愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

ぬるく見守りつつ、どうも釈然としない

自身のセクシャリティに悩んでオネエキャラを演じて自衛していた学生時代。
そして卒業後、上京して就職し、夢にまで見た二丁目デビューも果たした二コール。
仕事は忙しくて、ミスもするし怒られるし不満だらけだけど、投げ出さずに続けている。
初恋の彼とは思いを伝えられないまま親友を続けていて、彼には一緒に住んでいる恋人がいる。
学生時代が「泣かないで二コール」、上京後が「人生は薔薇色、ではない」、そ…

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天涯行き 小説

凪良ゆう  高久尚子 

罪は罪、なんだよね。やるせない。

天涯=空のはて。また、故郷を遠く離れた土地。 // 
遠い土地にきた高知は、何かから逃げている人。
軒を貸す遠召は、戻らない恋人を待つ人。 
 
遠召の勧めに従い、自主する高知。マットウに贖う事を選ぶ。
凪良先生の小説に登場する弁護士は能力低くて、被疑者を擁護しきれないパターンが殆ど。
この作品でも、高知に厳しい判決が出ている。切ないなー。

入所したとき、「待たなくていい」と断っ…

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