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日高ショーコ
トーゴ
ネタバレ
衝撃のキスの続き。 藤本のちょっかいにちゃんと拒める蓉一を見て、やっぱり桜井が特別なんだと感じる一幕。 2人の微妙な心の機微が見え隠れしては抑えきれない想いの正体に振り回され始め、理性の働かない高揚感に当てられてしまいます。 それでも仕切り直しができる桜井の大人具合に安心してしまったり。 蓉一のあどけなさに不安も頷けてしまったり。 「考えてみてくれ」と言った桜井の言葉に、閉じきってい…
藤本の登場によって否応もなく急速に近づいていく2人。 自覚している桜井にとっては対抗心的なものがめらめらと燃え上がり、無自覚な蓉一にとっては桜井との間に入る藤本や竹生にイライラし始める。 蓉一が箱入りすぎて唐突な行動に桜井同様振り回されてしまいますが、1巻ではまだ肌寒い程の空気感だった2人の間に段々温もりを感じるようになります。 桜井を見る蓉一の目が無自覚なりに力強くまっすぐで、熱を感じ…
guiangelty
物語完了後まとめて読もうと、楽しみに、楽しみにしていた作品。 時代物は苦手なので普段はまったく読みません。 けど『日高ショーコ作品』となれば話は別です。 結局最後まで我慢できずに読んでしまいました。 難しいとの噂を聞いていたので、読み始めるのに少し躊躇しましたが、 読んでしまえば止まらない。 登場人物それぞれが巡らせる策略、桂木の20年の月日をかけ巡らせてきた 陰謀。練りに練られ…
かなさんさん
読み終わった瞬間にあれ、と思いました。 結局花は咲かないの?と。 それもそのはず、後から知りましたが、一番最終ページの大事な大事なモノローグが抜けていたとのこと。 そして抜けていた言葉を見て、なるほど、とようやくすっきりしました。 いやいや、このモノローグ、一番重要ですよね? この作品の中で[一番]大事な文ですよね? タイトルになってるくらいですから…。 が、一番はじめによんだ時のあ…
クリエイティブな仕事に忙殺されどこかで一息つける場所を求めている桜井。 そのせいか、肩がぶつかった水川蓉一との印象最悪なやりとりを差し引いても、菖太を理由に水川邸に訪れてしまう。 会うたびにソリの合わない会話を繰り返しては苛立ち。 それなのに、その強いインパクトが心に残って「苦手」を意識するくせに、近づいては段々目が離せなくなっていく。 1巻では桜井の仕事や会社での立ち位置等がクローズ…
はっちぽっち
内容はとても満足でした。これからも日高先生のファンでいようと思いました。 ただ、ラストのページの大切なモノローグが製作上のミスで抜けてしまっていたのは非常に残念でした。「花は咲くか」というタイトルに対応する答えについての解釈というか、物語の最後の締まり方に関わってくるものなので、結構重大なものです。2刷目以降は直っているとのことですが、このモノローグが有るのと無いのとだと、読後の後味がだいぶ…
ロイス
広告代理店勤務:桜井和明×美大生:水川蓉一です。 いや~。まず思ったのが、桜井のメガネいいですね!!老眼と思っちゃいましたが。メガネかけたらイケメン度増しましたよ!! あと、菖太が桜井と蓉一が付き合ってるというのを知らないのにはびっくりしましたね。 タケさんも藤本もびっくりしてましたけど、私もびっくりですね(笑) 蓉一がブーツが好きとか普通(?)の一般男子みたいで可愛かったですね!…
まほまほ
1巻から5巻まで一気に読みました 想像以上の深く濃い作品でした 明治維新後の藩政が撤廃され華族令の元に士族が旧家族と同列に並んだ混迷期のお話です 家名、家格にしばられ存続の為に政略結婚を繰り返す時代 経済力を蓄えて家柄を買い取ろうとする者、お家存続の為に家柄で釣ろうとする者 それは詳細な時代考証とストーリー作りには感服しました そんな時代に愛、恋だけを貫く事の困難さ、互いが 背負っ…
カマ足
同じ日高ショーコ先生の作品である「憂鬱な朝」と合わせて、BLコミックの最高峰であると思っていました。この作品には、恋愛事情以外の困難が多発することもなく、起承転結も非常に緩やか。飽くまでも、重きが置かれているのは、主人公二人の心の動きでした。二人の心の成長するスピードは違いましたが、最終的には二人寄り添い歩調を合わせて歩んでゆく未来を予感させ、とても幸せに満ちた作品となりました。 10年後、…
M+M
私の電子書籍デビューになった作品です。頑なな紙媒体崇拝者であった私を趣旨変えさせるくらい読みたかったんですが、その甲斐はありました!金額の割にボリュームがあると私は感じましたし、「美しいこと」を読まれた後は是非にとオススメします。 本編の終わりで寛末が松岡にメロメロになっていく雰囲気が出てはいますが、そううまくはいくの?と思っていた私の不安は、松岡もそのとおりで。遠距離恋愛や寛末の就職問題により…