ボタンを押すと即立ち読みできます!
この本は、桜井さんに年齢が近ければ近い程ツボに嵌ると思います。
恋愛が人生の大半を占めていた20代が終わり、仕事や家庭に追われてマンネリ化した日常。「え?ときめき?何だっけ?大昔聞いた気がするけど、オボエテナイョ」的な人生に成り下がってしまった30代以降には蓉ちゃんの純粋さは堪らない。きゅんきゅん来ちゃう。
蓉ちゃんの下着発言は桜井さんと一緒でソファーに突っ伏しちゃいましたよ。
と言うよりも、ソファーに突っ伏してどうにか本に戻って来たら桜井さんも突っ伏していて、「ああ、うん、、堪んないよね」と桜井さんに語りかけてしました。
3巻まで来てもチューまでしかたどり着けないこの話を若い人はイラッとするかもしれない。でも、30歳超えて読んでみ、そのじれったさが、桜井さんの気分が良くわかるから。
まだ2巻の余韻が残ってる(もう1年なんだけど)というか、2巻の印象が非常に大きかったせいか、3巻が出るのにすごく待ったという気分がしません。
蓉一の無表情、見せない感情にかなりじれったさを感じながら、一体いつ花が咲くやら、、と思っておりましたら2巻でいきなりつぼみがポンポンついちゃって(w)
そして、この3巻。
マジ興奮しました!!身悶えました!!
何かいきなり、蓉一には”木瓜の花”が咲きだしたのか!?と思うほどに、変化をみせたんですよーーーーー。
やればデキる子じゃん、蓉一♪
でも、それは桜井を好きと自覚したからなんですよねv
桜井は、蓉一との20歳近い歳の差を考えて一人で、あーでもない、こーでもないと考えてヘタレて。
むしろ積極的に動くのは蓉一。
家に来なくなった桜井に連絡を取りたくて竹ちゃんに桜井のケータイとメアドを聞くというのがまず!
そして、言葉にしないと伝わらないという事を知り、
自分も桜井が何も話してくれないと不安ということは、桜井も自分が何も言わないと不安になるんだと気が付き、急に言葉で伝える事に積極的になる。
そして、そして、、、
ラストの蓉一の発言に鼻血出るかと思ったwww桜井じゃないのにwww
蓉ちゃん、おパンツもっていきなよ♪♪♪
しかし、桜井は関西転勤の話を受けてしまった後であり、一体?
また、今回菖太の父親が登場します。
それを通して想いの通じることの難しさ、そして大切さ、
これは蓉一の苦手とするコミュニケーションの問題と上手く絡んで、また一つの道を見せてくれたような気がします。
菖太の父親も決して悪い人ではない、彼も彼なりに不器用な人なのだと。
水川の従兄弟達の互いを思いやる優しい心を知ることができます。
菖太は竹ちゃんと何とかなったりしないのかなww
だって、菖一は女だったら竹ちゃんのお嫁さんになるのに、何て言ってましたからww
今回は互いが好きと認め合った回になりましたので、キスシーンが沢山出てきましたv
蓉一の変わる表情もとても魅力的でした。
どうして桜井なのか、という部分は見えてきましたが、桜井はどうして蓉一なのか?
きっとそのあたりが少し掘り下げられた時、二人は結ばれるのかな?なんて思うのですが。。。
次はいよいよ、、らしいです(ワーイ♪)
待望の、待っ望の3巻!表紙は予想を大きく裏切って主役の二人!え、それってラストに取っておくかと思ったよ。
「3巻は誰だろう…藤本で藤?いやタケで筍?私としては吉富さんが桔梗の花を背負って欲しいとこですが、まあないですよね(笑)」などと、2巻のレビューで言っております私。吉富さんはなかったけど、バックの花が藤じゃないですか?藤!顔出さずして実は3角関係が表紙なんですね?
じっくりじわじわと関係を詰めていくというか進めていくというかグルグしてる二人が、焦れったいようなこのぐらいのスローさがいいような。
桜井さんも藤本から見れば、余裕のある大人の男ですが、恋愛はいくつになっても経験を積んでも、毎度動揺したり足掻いたり怖じけたりするもんですよね。
そんな桜井さんも可愛いのですが、なんといってもこの3巻では、蓉一の変貌ぶりに悶えまくりました。
桜井さんの言葉によって、自分の気持ちを人に伝えようとし始める蓉一…行動は唐突でなかなかうまいこといかないんだけど、そこがまた危なっかしくて幼さが愛おしい。
しかし親子ほど歳の差はあれど、別に未成年じゃないのに、この背徳感はなんでしょうねえ。キスしかしてないのになんとも言えない後暗さがよけいドキドキします。
でもって覗き見してるような気持ちになってしまうのも不思議(笑)
ほかの登場人物たちも今後が気になります。
みんながそれぞれ大きな変換期に入ってる感じで、今後がまた一層楽しみです。
クレッシェンドする蓉一の気持ちが手に取るように伝わってきて、読み手はダイナミックな臨場感に落ちていく。
桜井の登場によって世界が色めいてきて、その事に戸惑いながらも前進しようとする蓉一には感動を禁じ得ない。
おそらく日高は意図しているだろうが、この作品は無色だ。もちろん紙媒体が白黒印刷だからではなく。
色の無い世界に属していた者が、外の世界の住人によって色付けられていく。そうして自分の世界が変わって、それを受け入れ今度は自ら筆をとる。
桜井によって世界が変わった蓉一が自分から色を足していく姿が本当に素晴らしい。
そして桜井もまた失いつつあった色を思い出し影響され、世界が再び鮮やかなに蘇る。
相互干渉により共鳴する様が丁寧に、だけど大胆に描かれてる日高の極めて現代的な描写力には脱帽。
クライマックスに向けて物語が進む「花は咲くか」、引き続き見逃せない。
最近BL読んでないなー。けど何読もうー。と悩んでいたので、こちらで評価が高かったこの作品を1~3巻まとめて購入。
来ましたひさびさのキュン!
蓉一の桜井に対する態度がたまらん・・・!
蓉一の溢れんばかりの気持ちがこちらに伝わってきます。
けれどうまく気持ちが伝えられない不器用さに悶えます。
そな不器用な蓉一と大人な桜井のキスシーンとか、萌えるとかいう言葉を超えてます。
2巻の感想になって申し訳ないのですが、桜井をぐいと引き寄せ、『桜井さん』という場面に震えた・・・!
これだけ丁寧に作られている話は絶対にはずれはないと思います。