宝井理人さんのレビュー一覧

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

キラキラして、苦しい青春

読んで見たかったお話だったので、新装版が出て迷わず手に取りました。良かったです!!書き下ろしを含んだ三編からなるお話です。


医者の息子の高良(攻)。高良の親友の恋人 真山(受)。真山の恋人だけど浮気ばかりの、高良の幼馴染で親友の直巳。17歳の高良は、幼馴染の恋人として、紹介された1つ歳上の真山に恋に落ちます。幼馴染の恋人だから、恋心を隠しながら、直巳を含めた3人での日々を過ごしていきます…

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きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

一途なわんこ攻めがお好きな方に。

作家買い。

2013年に単行本で発売された旧版に、「グッデイグッデイ」と「さくら」の2編の描き下ろしを加え文庫本という形で出版された新装版。

旧版は既読。宝井さんの描かれた表紙や挿絵は変わらず、本文は修正はちょびっとだけありましたがほぼ変わらず、でした。

内容は旧版のほうでも書いてくださっていますが、一応ざっくりと。








「きみが好きだった」
開業…

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恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

昔の恋をドーナツの穴に例える表現が琴線に触れました

29歳のドーナツ屋の店長のお疲れ具合が気の毒になるほどでした。
文章読んでるとその鬱屈感というか人生詰んだ感が半端なくて、とても29歳には思えない。
途中の挿絵で店長がもう少し若々しく描かれていればまだ良かったんだけど、挿絵の店長は目の下に一本線があるので、もはや30代後半の人にしか見えず、高校生と29歳の恋がひと回りどころかふた回りくらいあるような感覚にどうして陥りがちで、彼らの恋愛模様には…

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テンカウント 1 コミック

宝井理人 

6巻まで読みました!

初めてレビューします。

絵は あっさりすぎずキラキラすぎずの私好みの綺麗さ、心理描写も丁寧でストーリー重視だけどエロもしっかり満足できました!

1巻では本当にBL?と思う程そういった絡みはなく、でも2巻から先はどんどん期待していた展開で、1ページ1ページめくるのが惜しくなる程、先が楽しみで一気に読み進めてしまいました!

今まで、すすめられるままに色々なBL作品を読んできたつもりで…

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セブンデイズ MONDAY→THURSDAY コミック

橘紅緒  宝井理人 

あまーい!

はじめて買ったBL本で純愛ものを探した結果たどり着きました。
美形だけど結構ずぼらで所謂残念なイケメンの先輩の弓弦さんと月曜日に告白されたら誰でも付き合うが決まって1週間で別れると噂のイケメン1年芹生くんのお話です。

1週間だけの珍しい遊びくらいにしか思っていなかった弓弦さんが、自分の性格を肯定されてだんだんと芹生くんを離したくなくなっていく描写が、繊細で焦れったくて、ジリジリさせられます…

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テンカウント 6 コミック

宝井理人 

完結。テンカウント6

6巻、完結巻です。

5巻にて体は奥深くまで暴かれた城谷。
最終巻の6巻にて、今度はキスの実現です。セックスよりキスが最終というのは少女漫画的な価値観のようにも思えます。
が、ともかく城谷と黒瀬はキスしまくりになって、もうすっかり恋人って感じですね。
お互いトラウマ、というか過去のこだわりも回収できたし。
そして城谷の潔癖性は緩やかに解消しはじめる気配。黒瀬も新しい生活を歩みだした。

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テンカウント 5 コミック

宝井理人 

黒瀬の子供時代。テンカウント5

5巻。

4巻末の、停電エレベーター閉じ込めからの関係復活劇。
そして黒瀬の部屋にのこのこついて行って、遂にセックスの流れ。
ここはエロが読みたい!という読者さんにはキタ〜ッ的なシーンの連続なんですかね…
まんぐり返しにトロ顔アヘ顔、お汁…
城谷の方は性行為に今までの自我というか全生活が覆るような意味があると思うんですよ。でも黒瀬側にはそれが無いですよね。
黒瀬の言う、城谷の隠された…

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テンカウント 4 コミック

宝井理人 

無表情男と悲劇のヒロイン。テンカウント4

4巻。

最初に言ってしまうと、なんとも後味の悪い4巻めです。
冒頭はア◯ル丸出しで、プラグでいじられイかされる城谷の姿。
これってエロいの?
私にはエロく見えない。痛々しいよ。
黒瀬の方は、城谷は本心では汚されたがっている、と解釈してるけど、本当にそうなのかなぁ…
私には汚されたがってるとは思えなくて、自分は既に汚れきっている、それを人に知られることに恐怖しているんだと思うのです。…

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テンカウント 3 コミック

宝井理人 

原因が見えてきた。テンカウント3

3巻。

2巻で私の好みより急激な感じでエロ展開になり、あれれとなった後の3巻。
接触恐怖はどうなった?と疑問だったが、城谷の根本は「世界が汚い」「他人が汚い」ではなくて「自分が汚い」だった…という事が見えてくる。
そうなったはじめの、子供の頃の体験。それは自分の父親の「何か」を見て射精した事からきているらしいことも示唆される。
そういう背景の種明かし的な展開は、物語の構成として良いと思…

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テンカウント 2 コミック

宝井理人 

意外な展開。テンカウント2

2巻。

1巻は非常に面白かった。
しかし、この2巻はあれよあれよとエロ巻に突入してしまった感があり、戸惑いの方が大きい。
何か子供の頃のトラウマ?が尾を引いて接触恐怖になってる城谷は、怖くて気持ち悪いことをされても硬直して何もできず。
そういうシーンはまるで性的暴力を受けている女性のようで、読む側として苦しい。
一方、黒瀬の方もどうやら心理的に何か秘密がありそうな匂わせがある。そして…

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