北沢きょうさんのレビュー一覧

夢を生む男 小説

沙野風結子  北沢きょう 

深い愛情ゆえにこじれる二人に萌えと切なさが滾る

作家買い。

沙野さんの新刊はファンタジーもの。
沙野さんらしい、と言っていいでしょう。「リアル」「と「ファンタジー」の境目が非常に曖昧。実は現実でもこういうことがあるんじゃないのかな…?と思わせる設定、そして文章力。あっぱれとしか言いようがない。




主人公は伏見暁。
夢を見ることで、それを現実にすることができるという「夢生み」と呼ばれる特殊な能力を持っている青年。
彼の…

7

夢を生む男 小説

沙野風結子  北沢きょう 

ファンタジーサスペンス

そっちの夢?
タイトルだけ見て飛びついてしまいましたが、
〝夢〟を将来の夢……的な方だと思っていました^^;
が、普通に寝ているときに見る夢の事でした……

夢あふれる作品ではなく、
終始シリアス展開の作品です……


「夢生み」という特殊能力を持った一族・伏見家の暁が本作の主人公です。
この「夢生み」の説明が難しく書かれているので、
初めは戸惑いました。

でも、本当は…

6

夢を生む男 小説

沙野風結子  北沢きょう 

それぞれの愛の形があり、目に見えるものが真実とは限らない

夢を操り現実にする力を持つ一族と、彼等を庇護し支配する事で富を生んで来た一族。
彼等の闇や愛、そして救いを描いた物語になります。

攻めと受けの両視点で進み、基本サスペンス調になると思うんですけど、とても切なくもあり哀しくもある。
そして、ひどく優しいお話でもある。

いや、終盤で明かされる真実が、驚愕なんですよね。
お話自体も二転三転して、その先に見えてくるものが、全く予想がつかな…

15

皇帝陛下と恋する子猫 小説

廣瀬航  北沢きょう 

途中までは良作

受けの子猫に癒される、中華風BLファンタジーです。皇帝陛下の晧月はスパダリ感もあり、個人的には好きな攻め受けでした。
物語冒頭からの子猫との出会い、神獣との関係や伝説が徐々に明かされ、炎輝率いる神官側との対立。そんな中、晧月と翠玉の仲が緩やかに甘くなっていく過程にきゅんとしながら読み進めていたのですが、最後の神官側を追い詰め始める辺りから突っこみ所が畳み掛けるように出てきて困惑しました。
せっ…

0

溺愛陛下と身代わり王子の初恋 小説

名倉和希  北沢きょう 

攻めが飛ばしてます

「王と恋するふたつの月の夜」と同じ異世界に召喚されちゃうお話で世界は繋がってるのだけど。前作のキャラは全く登場しないので前作未読でもOKです。
天涯孤独で役者志望なんだけど役にも恵まれず鬱々としている青年が、異世界に勇者として召喚されて……というお話なんだけど、前作の「王と恋する〜」のほうが好みでした。
前作は勇者として召喚された青年がモフモフ獣を救う旅に出るという冒険譚だったので未知の世界を…

1

この吸血鬼、ストーカーです~世界で一番おいしい関係~ 小説

朝香りく  北沢きょう 

残念イケメンな吸血鬼





ある理由で受けを監視観察していた攻めが受けを大好きになり、事故で吸血鬼に覚醒してしまったのを幸いに、自分の中に囲ってしまおうとする話。

元ギャングの親玉で知力体力にも優れたイケメンな吸血鬼なのに、子供っぽくなったり、ストーキングしていたりとギャップの激しい話でした。

<あらすじ>
大学生の花峰海里(受け)はバイトの帰り道、酔っ払いに絡まれていた女性を助けた際、激高した…

2

庶民派オメガと皇帝アルファ 小説

佐倉チヨ  北沢きょう 

後宮で花を摘んで食べる受け(笑)

北沢きょう先生のイラストに惹かれて購入。
初読みの作家さまです。

あらすじは他レビュアーさまが詳しく解説して下さっていますので割愛致します。
下級貴族の身分でありながらも、庶民的な考え・行動の持ち主である突然変異オメガのオーリ(受け)と、アルファの中でも上級にあたるノーブル・アルファの皇帝イユリ(攻め)が後宮で出会い、くっ付くまで…というシンデレラストーリーのようなお話です。


5

庶民派オメガと皇帝アルファ 小説

佐倉チヨ  北沢きょう 

WEB小説って感じだった

うーん。面白かったけど、文章に慣れるまではかなり時間がかかりました。
受けの目線で進むんですが、まぁうるさい心の内をずっと聞かされている感じです。
作者も書き慣れてない感じがしました。このまま進んだら挫折しそうって思いました。文章の上手い作家さんなら半分で終わるような作品です。後半の文章はこなれてきて読みやすかったです。

初めて2人がセックスするシーンも色気は無いし、攻めのあそこを擦りこ…

7

俺と部長と大人のおもちゃ 小説

小中大豆  北沢きょう 

とてつもないナルシストかつポジティブなアホの子受け

表紙のイメージからギャンギャン言い合う強気×強気なケンカップルっぽいのを想像してたけど、違いました。
アダルドグッズメーカーを舞台とした恋のライバル同士のお話で面白かったです。

主人公の和馬はとてつもないナルシストでありながら、斜め上をゆくポジティブ思考の持ち主=つまりアホの子。
そんなアホの子な和馬視点でお話が続くもんだから、ツッコミどころが多々あってその都度笑っちゃいました。

1

王と恋するふたつの月の夜 小説

名倉和希  北沢きょう 

「異世界召喚でモフモフ獣を救う勇者になりました」って感じ

真剣だけどどこかズレてる……みたいな名倉さんらしい攻めと受けによるやり取りが楽しい一冊で、ファンタジーものだけど壮大すぎず、気楽に読めて息抜きに最適でした。

表紙の白いモフモフにかかった呪いを解くために、勇者として召喚された受けの瑞樹。
このモフモフ獣を「たまちゃん」と名付け、一人&一匹で呪いを解く旅に出ます。

この瑞樹がとにかく素直でまっすぐな子なんだけど、あまりにも素直すぎるとい…

0
PAGE TOP