麻々原絵里依さんのレビュー一覧

王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

これでまだ始まったばかりとは驚き

この1巻は全体を通して謎・謎・謎です。

押し寄せる伏線に脳内処理が追いつかず、この物語は着地点は何なんだろう、とそればかりが気になって仕方がなかったです。
場当たり的に気になる出来事、ワード、展開があって、その時はよく分からなくてモヤモヤする場面もあるけど、ストーリーが進むと少しだけ線として繋がっていく不思議。線といってもうっすい線です。これがいつしか濃い線に変わっていく頃にはストーリーの…

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神楽坂様、初恋の謎解きのお時間です 小説

佐倉温  麻々原絵里依 

どうして?なんで?

タイトルと表紙がいいですね。

お話は入りにくかったです。
主人公は何か辛いことを抱えてるようで、お話がいきなり始まった感じといいますか。
過去を思い出すところで断片的に辛さの理由が少しずつわかるのですが。

そもそもどうして二人ともそこまで好きなのかな?幼なじみだから?気がついたら好きだったの?
全のことを受け入れられない、けどできればずっと自分を好きでいてほしい、でも全の幸せを願…

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ロマンティスト・テイスト(2) 小説

坂井朱生  麻々原絵里依 

年の差溺愛彼氏は堪能できます

前巻から続けて読みましたが、レビューはこちらだけで。

晶(見た目キレイ系なのに性格は強気で男前)が、雇い主で家主で恋人である孝平をずっと「あんた」呼びしていたことが気になって気になって…。
ひとまわり以上歳上の人、しかも面倒をかけている人に対して、ちょっとそれはどうかと思うよー、と。
せっかく(?)好みの設定の受けなのに、と残念でした。

他の登場人物たちも、個性的で面白そうなメンバ…

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「色悪作家と校正者の初戀」ご購入特典書き下ろしペーパー「色悪作家と校正者の嫉妬」 特典

笑えたけど…

笑えたけど「ふうーん」って感じでした。ウィットに富んだSSなんでしょうが、やっぱり正祐は友人の校正者を話していないのに嫉妬はするんだと思ったからです。そして友人が誰かを訊かない大吾も…。

いやね、「あなたが白洲先生を料理上手の極上の花嫁のように評するのが腹立たしくて…」の台詞には爆笑したんですよ!嫉妬の方向性!って思って大吾が気の毒になったし、料理を教えて欲しいと言われてラザニアを渡した正祐…

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色悪作家と校正者の初戀 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

初めての神評価

「色悪作家と校正者」シリーズは主役の正祐が嫌いでなかなか評価が上がりませんでした。
というのもファンの方には申し訳ないのですが、菅野彰先生の作品自体が凄く苦手で「毎日晴天」シリーズは大嫌いになり、読むのを途中でやめてしまいました。

何故こんなに先生が苦手なんだろうと思ってたら、あとがきにヒントがありました。先生の登場人物に対する距離感が、私が作品を読む時の距離感に繋がっているのです。今回も…

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「色悪作家と校正者の初戀」ご購入特典書き下ろしペーパー「色悪作家と校正者の嫉妬」 特典

斜め上な嫉妬

本品は『色悪作家と校正者の初戀』の
フェア店特典ペーパーです。

皆で中華の清蒸を楽しんでから数日後のお話です。

とある日曜日、
東堂は塔野のマンションを訪れます。

東堂は塔野の祖父の形見の青いソファに座り
向かいに塔野が座って食事をしました。

遠野の弟がスキャンダルをすっぱ抜かれて
ここに閉じこもって以来
この部屋で東堂が丁寧な食事をするのは初めてて
何とも妙に…

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色悪作家と校正者の初戀 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

新たな出会い

本シリーズは人気小説家と彼の時代小説の校正担当者のお話です。

攻様が新たな校正担当者、受様が新たに友人をえる
タイトル作とその後日談的な短編と漫画談義編を収録。

攻様は時代小説のミリオンセラー作家、
受様は攻様の校正を担当する校正者です。

2人は紆余曲折を経て恋仲となりますが
唯我独尊で対人関係で度々トラブルを起こす攻様と
世間そのものに疎く他人の感情の機微に疎い受様

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ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

なんか思ってたんと違う~

でもとても面白い作品でした。BLはコミック派で小説はあまり読まないのですが、前から攻めザマァ作品が大好きで、色んなサイト調べててちるちるさんでもこちらの作品紹介されてまして、これは面白そうたぞと早速購入
どんな攻めザマァが見られるのやらと期待してました~
が思ったより攻めザマァが激しかった。
というよりはまず克己の両親のことや、心の傷、画家にありそうな気質などの克己が背負ってる背景に同情して…

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色悪作家と校正者の初戀 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

キャラが人生を歩んでいる

このシリーズ好きなので購入。あれこれグダグダいうので、めんどくさいんですよ。めんどくさいんだけど愛おしいんです。すごく愛おしい。めんどくさいキャラが好きな方、是非お読みいただきたいです。めんどくさいので萌2にしましたが、本当に出てくるキャラが、自分の人生を歩んでいるよ!って思います。雑誌掲載分140P弱+その続き40Pほど+後日談40P弱+あとがき。

いつものように鳥八で美味しいお料理とお酒…

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王子ですが、お嫁にきました 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

今のための

典雅先生買い。
異世界物も王子様物も実は特には好きではないのですが、典雅先生なのと、レビューから気楽に読める甘いお話かなと購入。
いつもですが、今のこの時代なんだと、深くは書かれてないのに社会がわかる感じがさすが…。
この終わりの見えないしんどい世の中に、こんな二人がいるかもしれないほんわかさはとてもほっとするものではありました。

お話自体は、甘くて可愛いです。上品で可愛いアシェルくん…

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