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遅ばせながら1巻から突っ走ってます。
表紙や挿絵ではガタイがよく男前な王様ですが、私の中ではかなり可愛い王様に思える。
樋口先生の描く攻めが独占欲が強く執着心も強く我儘でヤキモチ焼きなのはいつものことですが(大好物です)カッコよくて俺様で攻め様!って感じなのに、今回はなぜかユリヤが子供みたいにうるさくてツンデレっぽくて可愛いって思っちゃう。でもやっぱかっこいいシーン多いから攻め様〜!とはなるんですが笑 しかしいつもより可愛いです。
それでも色々ユリヤは抱えていて葛藤をしていて、それを健気な受けのリオが正しく理解できなくてすれ違って…というのもオハコで間違いなく美味しい。
樋口先生の書くお話はいい意味で難しくなく読みやすいです。優しい読み物だと思います。噛み砕いてくれているというか。
2巻の結末はあまりにもこのままじゃ王様が可哀想すぎる。早く幸せにしてあげて…続きが気になりすぎて今夜は眠れそうにありません。
王との謁見を経て、王の正体がユリヤだったということを知り、本当のユリヤがどんな人間なのかわからなくなるリオの葛藤が今巻の読みどころだなと思いました。
王の鞘として王のため、国のため、セスの為にもと、前向きに自分のできることをしようと努力するリオに、なぜか鞘の仕事をさせようとせず教養をあたえることには協力的なユリヤ。
ユリヤがどうしてリオを抱こうとしないのか、悶々と考えながら自分の仕事をさせてほしい、役に立ちたいと自ら恥ずかしながらもいつその時がくるのか直接本人に尋ねるリオがなんとも健気で可愛らしい。
いろいろと歩みよろうとするも知識を与えること以外には冷たいユリヤの態度に一喜一憂するリオの苦悩や寂しさが伝わってきてとても切なくなります。
大蜘蛛との戦いで消耗しツラそうなユリヤを鞘の力で助けられない焦りから、自分の記憶を取り戻すため、アランの仕込んだ毒とも知らず与えられた薬を飲んでしまうリオのユリヤへの強い想いが痛々しくも愛おしく感じました。
そこまでしてやっとユリヤからリオを抱かない理由を聞きだしたあのシーンは本当に読んでいて心が苦しくて、自分はユリヤにとって憎むべき疎ましい存在であり、癒し手は他にもいる、自分は鞘としての仕事はできないのだと思い知らされるリオが本当に不憫でどうしようもない虚無感に襲われました。
内部の裏切り者によって更にリオへの不幸が続き、もうこれ以上リオを苦しめないであげて…。と悲痛な気持ちになるのですが、ひどく負傷したリオを助けたユリヤがやっと…本当にやっと…(強調)リオを抱いてくれる場面は、もうこのままずっとこの時間が続いてくれ!とリオの嬉しい気持ちとリンクして強く願ってしまいました。
幸せな時間もつかの間、最後の最後にフェルナンによって危険な目にされされたリオが、失われていた記憶を一気に取り戻し、ユリヤの呪いや自分たちに与えられた宿命を知った先の決断が…で、ここで終わるんかーい!!!と非常に続きが気になるラストシーンだったのですぐに3巻を読みたいと思います!
リオーーーーー!!!!!
最近最終巻が発売されて完結した「王を統べる運命の子シリーズ」。
ようやく2巻まで追いつきました。各巻ともにかなりのボリュームがありますが、じっくり読ませる王道魔法ファンタジーものなので、安心して世界観を堪能できました。BLの方も切ないラブストーリーが描かれていて、どっぷり引き込まれました。
樋口先生のおはこの突き放す攻めが健在でした!
ルストの苦悩する姿が魅力的で良かった。
昔の少女漫画に出てきそうな主人公に冷たいけど実は…みたいなところに
キュンとしました。
アニメにもあるような仲間ものバトル的なノリが良かったです。
1人1人のキャラが立っているので登場人物の数は多いですが、馴染めました。
2巻の後半では、1巻から気になっていた謎が明らかになっていきます。
2人の愛の成就に立ちはだかる運命の皮肉の数々にとても胸が痛みます。
ルストの呼び名も彼にとって特別な容姿をしたリオに惹かれないように自らの戒めなのかな…と深読みしたり色々考察する楽しみもありました。
「三番目の○人○」という言葉も引っかかります。あっと驚く事実が3巻以降に明かされるのかな。楽しみです。
非常にこのシリーズを楽しんでいるのですが、2巻を最後まで読んで2つ気になる点がありました。
ファンタジーものとして完成度は高いのですが、王道ならではで設定がどこかで見たり聞いた事のある要素が何個か組み合わさっているように感じ、目新しさがない点が気になりました。最近BLでもファンタジーものが多数でており、色々読み慣れている中で、もう少し新しさが欲しいと感じました。
またリオもルストも自分の○を犠牲にしてでもお互いを優先する姿勢は美しいのですが、イマイチ感情移入出来にくい部分がありました。
長年時を共にしていて…なら分かるのですが、初対面でいきなり…とか短期間でそこまでの感情になるのか…と疑問を感じました。
次巻以降でルストが初対面のリオに入れ込んだ容姿以外の理由が明かされれば、しっくりいくのかと思います。ルストは立場上孤独で秘密主義だから仕方がないけれど、リオ側の描写だけでは読者に伝わりにくい面があり、少し置いてけぼりな気分になったのが残念です。
色々書きましたが、BLでも王道ファンタジーを楽しめたのは非常に良かったです。3巻、4巻を読み進めるのが楽しみです。
あと「タイトルがネタバレしすぎ…!」とツッコミを入れたくなりました。
あああああああ………言葉にならない。
1巻からのこの流れよ。
スゲースゲースゲースゲースゲー!!!
酸いも甘いもてんこ盛り。
そしてその世界観。物語と時代背景。個性的な登場人物たち。その人物像と言動、駆け引き、心理描写…どれをとっても最高レベルではなかろうか。
全4巻のうちの2巻。ぶっちゃけ謎はまだ多いしまだまだ話の全貌は分かりません。少しずつ点と点が繋がっていくその途中段階です。
誰が味方で誰が敵か?
全員味方かも知れないし全員敵かも知れない。表面上の状況的にはまるで分かりません。
ライアーゲームでもしてんじゃないか?ってくらい、心理戦バッチバチです。私はライアーゲームでもチンプンカンプンなので、もちろん敵か味方の察知能力も低レベルです。
もーねーもーねー…しんどい。
みんな味方で良いじゃん!って発狂したくなる。どんだけリオ襲われんだって話。死の縁を彷徨ってばかりで、三途の川渡らせようとする作者さんにドS属性を感じてしまいました。
恋愛面でも散々なんですよ…。
一番それかな…リオが負った心の傷が苦しかった。
鞘の仕事をさせてもらえない、好きな人に突き放される、好きな人に想い人がいるショック。
リオの失った記憶を取り戻す過程で起きる色んなことがリオへの試練になってるの分かるけど、これは本当にツラいです。
驚愕展開に突き落とされてばかりで読みながら何度泣かされたか分かりません。だけどこの壮大でミステリアスな物語から目が離せない!
掃除の合間に片手で携帯持ちながら読んでいましたが、掃除がいつのも倍以上時間かかりました(笑)
苦しく悲しい場面もあります。切なく怒りを覚える場面もあります。だけど…
温かい愛を感じる場面もありました。
2巻の時点ではネガティブなシーンとネガティブな感情が多く胸が掻きむしられるほど痛みましたが、ささやかな愛情や温もりのシーンがちょっとあるだけでパアッと一瞬にして幸福感に包まれました。
まだまだ前半折り返し地点。
後半のストーリーは起承転結でいう「転」の部分からスタート。なにか嫌なことが起きるんじゃないかとヒヤヒヤしています。
が!!!
最終巻となる4巻の発売が現時点で明日なので、3巻読了後嫌な感情が襲ってもすぐに終止符を打つことができます。
最終巻のフィナーレを笑顔で迎えたいと思います。
きっと最高の結末になると確信しています。
今から3巻の旅へGOしてきます!
「鞘」となったリオが王宮に上がったことで、また新たな問題と謎が出てくる第2巻です。
リオが落ち込んでは喜び、悩んで…と、ず~っとグルグルしています。
ユリヤはというと…まぁ~~素直じゃない!
素っ気ないしツンツン。でも…でも!!
後半にかけて徐々に愛が…これは、まさに樋口先生っぽい攻めだなぁと思いました。
そして2巻の終わり辺りから新事実が発覚して私、大混乱~!!(笑)
3年前に起きた事件が人物ごとまばらに語り明かされているので、ページを行ったり来たり…。
名前と時系列が整理しきれず、紙に書いて整理してました…。
しかし複雑そうに見えて大元の部分はいたってシンプル…なはず!
あと2巻もエッチは最後あたりに少しだけ。
ストーリー重視の私には、雰囲気を壊さない回数でとてもありがたい…。
とにもかくにも、とても続きが気になります。
予想している展開と答え合わせのようで面白いです。