麻々原絵里依さんのレビュー一覧

年下アルファの過剰な愛情 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

「ナチュラルオメガ」

安曇ひかるさんの作品は、二作目。
「ナチュラルオメガ」とはなんだろう・・と、興味がわいたので読んだ。
βから途中の転性ではない、生まれつきのΩの事だった。

「 真夜中の純情プリン」とか、
甘味が登場するのが、著者のおやくそくなのかな。

冒頭の、「小倉餡とバターをたっぷり乗せたトースト」って、
味を想像すると、食欲がうずいてじっくり読めなくなって
実際に作って食べた。凄く美味し…

0

色悪作家と校正者の別れ話 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

読み応えたっぷり

いえ、BL作品として萌えるのか?という話でいくと、疑問が残るんですが、、、
なんだか読後感がズッシリきてしまう。その割に、正祐の心の動き?成長?がとても可愛らしく見えたり、切なく思ったり。

大吾の情がブレずにしっかりしていることで、二人の危うい?バランスがちゃんと取れているのが読んでいて「この二人は壁になって見てたい」欲求に火をつけます(笑)

今回は、正祐が「お別れしたく存じます」な…

1

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

読み応えある作品

電子書籍で購入。
挿絵なし、あとがきあり。

久しぶりに読み応えのある人間ドラマを読ませていただきました。

「神」評価です。

なんでしょう。
初出2000年ということなので20年前の作品。
古さなどは、気にならずに読み進めることができましたが、やはり、ここ数年のBLトレンドとは違いますね。
じっくりと読ませる作品です。

最近、軽く楽しめるものばかり読んでいましたが、私…

0

色悪作家と校正者の貞節 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

間男参上

二作目ですが、前作よりも愛が見え隠れする(そもそも正祐がお子様、幼児なので)感じで、萌え度がUPしました。

それもこれも、宙人という不思議くん(れっきとした売れっ子時代小説家?!)が登場したおかげかも知れません。正祐が宙人に対して近い距離感を許していたのは、おじいちゃん子であることと、全くもって子供だと認識しちゃっていたってことなんですよね。大吾が言っていた意味が体験したらわかる、確かに宙人…

0

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

どこに萌えるか

歴史校正者というしごと、初めて知りました。校正者というのはイメージできましたが、歴史に特化した方もいらっしゃるのですね。
そんな、校正のプロ、受けの正祐。感情を入れて構成してしまう作品の作者が攻めの大吾。

文体が読みにくいと思われる方もいるかな、と思いますが、BL小説には無い感じで私はけっこう気に入りました。
ストーリー中に、色々な作品が出てきて、あとがきにも書かれていましたが、それらの…

1

新婚神社で抱きしめて 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

傲慢俺様宮司に嫁にされちゃう?

傲慢俺様宮司にお前は俺の嫁だと命じられ神社で同居?

良かったんですけどね、ところどころ言い回しも面白くてクスッときて。
こういう傲慢俺様だけど実は…ってやっぱり乙女は好きですよね。
俺は嫁をベタベタに甘やかす主義だ。というわりに直のことをバカバカとバカの三段活用か?ってくらいバカ呼ばわりして。

面白いやつって、フラグ立ってたしね!

鷹介の神社を守る必死さ、直の性悪ぶりに振り回…

0

誓い「さよならガラスの恋心」番外編 特典

弟をよろしく( ᵕᴗᵕ )

本編中に再会したお姉さんと、その後も何度か会って新たにいい関係を築いていた夏季。
ある時、お付き合いしている相手に合わせて欲しい、と言われ、副島に相談するともちろん快諾。

実際に会ってみると、姉は副島に、真剣に付き合っているのかと、ストレートに問いかけて。

お互いに、夏季を大事に思っていて、もう二度と辛い目には合わせたくない。
想いは同じでしたね。

副島の本気を知って、笑顔に…

0

嵐のあと「さよならガラスの恋心」番外編 特典

君の手料理を毎日食べたい(*´∀`*)

大好きな攻め様視点の小冊子。
嬉しいなぁ( *´艸`)

本編終了後、お付き合いを始めて半年たった頃。
ゲーム会社に務めている副島は、今繁忙期であり、もう1週間も夏季に会えていない。
マメに電話やメールのやり取りをするタイプじゃない副島と、遠慮のかたまりみたいな控えめな夏季なので、音信不通状態のよう。

長いこと夏季を見守ってきた副島だけに、よく夏季のことをわかってるのね。
わかっ…

0

さよならガラスの恋心 小説

伊勢原ささら  麻々原絵里依 

見守る攻め様にジレジレきゅん(*^^*)

正しい攻め様の見守る姿、というか見守るしか出来ない姿にジレジレしつつもきゅんですよ(≧∇≦)


受け様は、定食屋アルバイトの夏季。
控えめで繊細でまさに薄幸。
攻め様は、定食屋の常連客の副島。

初めは、何だか不安定な雰囲気の夏季や、恋人の美樹本とのやり取りに、ん?と私も不安を覚えつつ。

そんな中でも「ありがとう」という言葉と気持ちを大事にしている夏季は気持ちのいい、いい子だ…

1

ドリアン・グレイの禁じられた遊び 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

燃える三角関係

菅野先生のこの小説家シリーズ大好きで、なぜ今回いい男3人の表紙の絵?と思っていたら三角関係の話でした。ヘルムートバーガー似の美形小説家・双葉とアランドロン似の政治家・白洲と宇宙人小説家・宙人。共に往年の欧州映画スター似で魂の友のような幼馴染み関係だった2人に対してとても分が悪い宙人。

麻々原先生のイラストだと全員美形ですが、読者としては困難だけど純粋で愛情深く器の大きい宙人を応援したくなりま…

5
PAGE TOP