麻々原絵里依さんのレビュー一覧

王を統べる運命の子 4 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

未読の方は一気読みをお勧めします

待ちに待った4巻でした。表紙から大円満だって分かってはいるんですが、とにかくリオの置かれている状況が辛くて辛くて堪らないんですよ。

もうね次々と襲い来る困難が絶望的で、どうやって表紙の様な状況まで持ってくのかとページを捲る手が止まりませんでした。

リオの絶望感とルストへの愛故の悲しみ、そしてエラドに起こった出来事を知った時の怒りと決意。序章からの流れが見事で読ませて来るんですよ。

9

王を統べる運命の子 4 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

大団円

最終巻。シリアスもの魔法あり超どファンタジーが大好物な方でしたら良いのではないでしょうか。1巻から時々感じていたんですけど、攻めの感情のゆらぎがしんどくて、4巻になったらお話のどうなるどうなる感がしんどくて、読み終わるまでがあっぷあっぷでした。そのため萌どまりとさせていただきました。大団円なのは超良かったんですけどね。本編380pほど+あとがき。

魔女の根城でルストをぶっ刺してしまったリオ。…

5

色悪作家と校正者の初戀 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

全巻読んでます!

色悪作家シリーズ7冊目となりますね。
(スピンオフでドリアングレイシリーズも2冊あります)
初めてこの作品を読んだ時、色悪?
なにそれ、どういう意味?から始まり、菅野先生の
日本文学愛をいやというほど浴びた訳です。
凄いですよー、7巻全部のそれぞれの話の中に文学作品とリンクしたテーマがある。
今回は川端康成と宮沢賢治でした!

色々なBL作品を読ませていただいて
なんかねー、これ…

1

王を統べる運命の子 4 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

神と王家の罪

面白かった~!!!

ーーーそして同時に思った。
このスピード感が最初からあればな、と…。

1~4巻全体の感想として、
設定がおもしろくてグイグイ引き込まれる作りなのに、
話が前に進まなくて中弛みが否めなかったんですよね。
(特に3巻。話の無限ループで目が滑る…;)
(2巻が怒濤の展開だったので急ブレーキが辛かった)

んで、最終巻となる今作は、
謎やカラクリが一気に放出…

11

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

才女が描く理詰めのギャグ?

「アメ車とあだ名される女」の菅野先生が描く、BLラブコメ。
堅そうなイメージを抱いて敬遠していたけど、意外と柔らかくて面白い。
しかも誤字・誤文法が無くて読みやすい。

BLは、校正を省略す予算割愛ジャンルなのか、誤字だらけで辟易する作品が多いけど、
菅野先生のこの作品は「校正者」がテーマだけあって誤字がほぼない。
さすが!と思った。

この一巻目を読んだら、noteで紹介されてい…

0

王を統べる運命の子 4 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

これぞ最終巻

さ、さ、さ、さ、さいっこう!!!のエンディングでした。

ボリュームある一冊です。400ページ弱あります。でも読む手が止まらない。
今日は何が何でもこの作品を読まないと何も手につかない気迫でしたので、トイレも極限まで我慢です。読み終えてソッコー駆け込みました。

これが見たかった、これを期待していたんだ。な最高の作品が今私の手の中にあります。
読み終えたのち、好きな場面を付箋しパラパラ…

12

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

こんなに応援したくない冒険の旅は初めて

2巻すごく面白かったです。
でも最後衝撃的な終わりで早く続きが読みたいと思って読んだ3巻でしたが、読むにつれワクワクな気持ちが消え失せていきました。


謎が明らかにされていく今巻。新たな謎がどんどん湧いてくる展開に私の脳みそがパンクしそう。設定が凝り凝りなのは最初から分かってましたが、この複雑怪奇なからくり…一度でみなさん理解できたんでしょうか?(汗)
私はよくわからなくて、声に出して…

5

王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

偉大なるファンタジー作品

あああああああ………言葉にならない。
1巻からのこの流れよ。
スゲースゲースゲースゲースゲー!!!

酸いも甘いもてんこ盛り。
そしてその世界観。物語と時代背景。個性的な登場人物たち。その人物像と言動、駆け引き、心理描写…どれをとっても最高レベルではなかろうか。

全4巻のうちの2巻。ぶっちゃけ謎はまだ多いしまだまだ話の全貌は分かりません。少しずつ点と点が繋がっていくその途中段階です…

1

王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

これでまだ始まったばかりとは驚き

この1巻は全体を通して謎・謎・謎です。

押し寄せる伏線に脳内処理が追いつかず、この物語は着地点は何なんだろう、とそればかりが気になって仕方がなかったです。
場当たり的に気になる出来事、ワード、展開があって、その時はよく分からなくてモヤモヤする場面もあるけど、ストーリーが進むと少しだけ線として繋がっていく不思議。線といってもうっすい線です。これがいつしか濃い線に変わっていく頃にはストーリーの…

2

神楽坂様、初恋の謎解きのお時間です 小説

佐倉温  麻々原絵里依 

どうして?なんで?

タイトルと表紙がいいですね。

お話は入りにくかったです。
主人公は何か辛いことを抱えてるようで、お話がいきなり始まった感じといいますか。
過去を思い出すところで断片的に辛さの理由が少しずつわかるのですが。

そもそもどうして二人ともそこまで好きなのかな?幼なじみだから?気がついたら好きだったの?
全のことを受け入れられない、けどできればずっと自分を好きでいてほしい、でも全の幸せを願…

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