木原音瀬さんのレビュー一覧

深呼吸 小説

木原音瀬  あじみね朔生 

大人のラブロマンス♪凄く素敵 (*'艸'*) ドッキン

今度はどの本を読もうかなー、ちょっとリラックスしたい気分。「深呼吸」というタイトルは、正にそんな私に打ってつけのそれに思えて手に取りました。お話ごとに視点が変わるというのは木原先生お得意の手法。ですが、皆様も仰っておられますように、視点が変わることにより、ここまで作品の印象がガラッと変わる作品も珍しく、驚き戸惑いつつも楽しく拝読致しました。あらすじは割愛させて頂きます。気づくと長文になってしまい、…

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HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

HOMEとは居場所のこと (。・_・。ゞ

「HOME」というほんわか温かみのあるタイトルや、淡い色調の表紙イラストからは、優しいイメージしかなく、どんな衝撃的展開が待ち受けているのか、興味津々で本書を手に取りました。

目次
HOME(篤視点)
HOME2(篤視点)
otheres(大学生の裕太視点)

とても面白かったです。この作品も、私のお気に入りの一冊となりました。毎回思うのですが、木原先生の作品には先の展開が読めない…

9

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

救済のお話

これ、木原作品の中で一番好きです。趣味悪いかもしれないけど。

木原作品って一貫してどうしようもない人が救済される話を書いている人だと思いますが、秋沢はその中でも一、二を争うクズ野郎(現時点)。登場人物のクズ度合いは年々更新されて行っているのでそのうち「あいつはまだ甘かった」と思う日も来るのかもしれませんが、まぁクズです。
本当にどうしようもない奴なのですが、ただ木原作品を読んでいると、周り…

13

さようなら、と君は手を振った 小説

木原音瀬  深井結己 

ドラマチックでした (゚‐゚*)

本書は作品のタイトルに「さようなら」とあったため、バッドエンドか?! でも仮にそうだとしても木原先生だったら素晴らしい余韻を楽しませてくれるに違いない、そう思い手に致しました。

目次
①さようなら、と君は手を振った(誠一(攻)視点)
②僕がどんなに君を好きか、君は知らない(啓介(受)視点)
③空を見上げて、両手広げて(貴之視点→柊視点)
④空を見上げて、両手広げて2(貴之視点)

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さようなら、と君は手を振った コミック

木原音瀬  深井結己 

お地蔵様の初恋 (ノд・。) グスン

原作(新装版)を読み、深井結己先生のイラストに一目惚れ。コミカライズされた本書を手に致しました。

当初、読後は評価のみとさせて頂き、レビューは原作(新装版)の方に書かせて頂くつもりでしたが、文字数が多すぎてレビュー不可能なことに…。よって急きょ原作(新装版)では4話あるお話のうち、1話目をこちらにレビューをさせて頂くことに致しました。

まずは深井先生の作品ですが、この度初めて読ませて頂…

5

place 小説

木原音瀬   

羽の描写がエロティック

今まで読んできた木原作品の中で最も穏やかなラブストーリーでした。作家さまおっしゃるところの「リーマンファンタジー」。陵辱もストーキングもアル中もない…?

恋をしては片思いで終わり、ひたすら恋愛に失敗し続けてきた真性ゲイの加賀と、天使だった父親と人間の母親の間に生まれ、背中に羽が生えていることを秘密にして生きてきた横山のお話。

横山は人望があって仕事もできるのに、コンプレックスのせいで諦…

5

吸血鬼と愉快な仲間たち 1 コミック

木原音瀬  羅川真里茂 

コウモリにキュン!

私の個人的感想になりますが、アルがコウモリ姿のときがとってもキュートです!

思わずキュンキュンときてしまう動物(?)が活躍をする作品『マウリと竜』(元ハルヒラ) や『クロネコ彼氏』シリーズ(左京亜也)などなどに通じる・・・いわゆる「是非一匹我が家にも!」と思わずにはいられない、何ともいえない可愛らしいコウモリが登場します(笑)

5

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

片思いの初恋が実った m(;∇;)m スゴイコト!

初恋っていいなあ、大好きな響きなんですよね。でも大抵の初恋って実らないもの。青春時代の甘酸っぱくほろ苦い思い出は誰もが持っている感傷ではないでしょうか。それゆえに小説の中だけでも初恋が成就する感激の瞬間を味わってみたい。ということで、本書を手に取りました (*^_^*)

・期限切れの初恋(宇野(受)視点)
・人でなしの恋(村上(攻)視点)
・ふたりではんぶんこ by糸井のぞ(宇野(受)視…

8

牛泥棒 小説

木原音瀬  依田沙江美 

BLは腐女子のメルヘン (〃⌒ー⌒〃)

明治時代を舞台にした、植物学者の癇癪持ちで我が儘だけど優しい亮一郎(攻)と、妖怪や物の怪が見えるだけでなく身の内に鬼を飼っている使用人・徳馬(受)の、甘くほんわかとした恋のお話です。

目次
・牛泥棒(プロローグは受け視点、本文は攻め視点)
・古山茶 つばき(受け視点)
・笹魚(受け視点)

「牛泥棒」のあらすじ
大学で助手をしている亮一郎(攻)は、ちょっと年上の口の利けない使用人…

9

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

改めて

今更ですが改めて。木原先生作品にハマるきっかけになった一冊。非常に念密な描写にBLの枠に囚われない文体、最後まで祈るような気持ちで読んだ。読後感はなんとも、それなのに映画を見たような印象が強い。好みのカップリングじゃないのに、話が気になりいつの間にか2人を応援したくなる。しっかりストーリーを読みたい方にお勧めしたい。

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