木原音瀬さんのレビュー一覧

LOVE&CATCH 小説

木原音瀬  彩景でりこ 

難しいよねハゲはね……

木原音瀬さんは当たり外れがわかっていると重々承知しています。でも、一応新刊が出たらよまなければならないのです。それが木原ファンの運命なのですよ。でもね……、木原さんもね、どうしてこんな冒険をするのでしょうね。まるでファンの気持ちを確かめるようにね。「どこまでアテクシについてこられるかしら?」と高みから笑っているような気がする。それほど、難しい作品でした。オッサンでハゲで女々しい受けってね。ウジウジ…

11

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

Lのない恋の話

コミックは未読で、小説のみ読んでおります。

ゲイとは限らないけど、村上だけ、ただ一人村上だけに片想いしている地味学生宇野。
対して、光り輝くリア充村上。ふわふわの可愛い彼女とラブラブの村上。みんなが友達になりたい明るい村上。
この相入れない世界。
あんなに輝いていた村上は。
入社した会社で上司の不祥事に巻き込まれて失業して。両親が事業の失敗で自殺してしまって。辛くてパチンコの爆音に逃…

4

LOVE&CATCH 小説

木原音瀬  彩景でりこ 

設定は面白いけど、受けと攻めのキャラが苦手

禿社長(堀内)と新人(渋谷)のお話しということで、面白そうだと期待して読みました。
確かに「パンチパーマのかつら」など設定や禿描写は面白いのですが、個人的に受けも攻めもキャラが好きになれませんでした。

特に攻めが受けに対して愛情がないまま、心のなかで「キモイ」とか「関係を終わらせたい」と重いながらだらだらと関係を続けているところがダメでした。
受けは真面目で優しいのに、禿に関してはすごい…

4

ROSE GARDEN -ローズガーデン(2) 小説

木原音瀬  禾田みちる 

残酷な天使が愛を知るまで

1・2巻合わせてのレビューです。

悪魔の子ながら人間の祖父母の愛を受け愛の中で育てられた、愛を知る悪魔ウォーレン。
ウォーレンの愛の対象、大切にしたい相手は、美しい天使カイル。
しかし!コノハラ流天使は、愛を知らず、妬みと不信と慢心に支配されて、悪魔が自分に寄せる心のことなんて全く受け入れないのです。
ああ全く天上の世界というのは、美しいだけで酷く残酷なものなんですね。
天使と悪魔と…

1

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

尋常ならざる緊張感

怖い〜怖い〜!これはBLなの?ホラーではないのですか?
一切の事前知識なく読んでしまいました。

仕事ができて話のわかる素敵上司、柴岡。何度か食事などして自分が「お気に入り」の部下のような気がして、微かに優越感を感じていた河瀬だが…
唐突に!希望部署への異動をエサにセックスを強要され。選択肢がないような強迫観念に駆られて、セックスする。挿れる側だけど、紛れも無くこれはレイプ。誰にも相談でき…

4

COLD LIGHT コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

むちゃむちゃ良かった

シリーズものは揃ってからっというのが基本なんですが、
今日は無性にBL読みたくなり、遠出もしたくなく、
地元の本屋で物色。手に入ったのが今作だったので、
大好きな木原さんだし、たまにはいっかと思い購入して読んだんですけど、
ひゃー!なんなんですか!これは!!って位良かったです。
絵も好きだったし、お話はさすが木原さん。
読み応え充分でした…てか、よくこの長さに収まったなって位。

4

「LOVE&CATCH」初回特典書き下ろしSSペーパー 特典

弟視点の番外編

本編の後日談。
攻め・渋谷の弟たち視点の話です。

渋谷(以下、守)と堀内が養子縁組をして、一緒に住むようになって間もない頃の話。
渋谷家の次男・智也は、末っ子の譲から長男・守のことで相談を受けます。

それは譲が、守と堀内の家にお泊りに行った夜のこと。
守に何やら許しを乞う堀内の声や、堀内を揶揄する守(アレが小さい〜等)の声を聞いてしまった譲は、兄が堀内をいじめていると勘違い。

2

「LOVE&CATCH」初回特典書き下ろしSSペーパー 特典

最後まで全部読んでから読んでね。

本編終了後、「その後の~」の間の、養子縁組した守が同居生活を始めてまだ間もない頃のお話。
末っ子の譲が、堀内と守の暮らす家にお泊まりに行った夜に聞いたものは…。
養子縁組して同居するようになっても、弟たちは二人の本当の関係には気付いていなかった。
が、オタク文化に通じている次男だけが、末っ子の相談で、今までの出来事に一瞬で全てを理解してしまって、ぅあぁぁ、、となって、

小さい弟がお泊ま…

0

LOVE&CATCH 小説

木原音瀬  彩景でりこ 

ハッチバックドアには注意

以前に同人誌で読んでいたお話が、長くなって商業化。
同人誌だと、パンチズラみたいな一つのネタだけでも、エロを入れて1冊完結で、楽しかった、で読み終わるけど、これがちゃんとした商業出版物となると、さすがにもうちょっとしっかり結末まで描かないとならないというか、それにしても、渋谷は最初から流されるままだし、堀内の思考は謎乙女だし、手放しでで萌えるにはちょっとつらい。
でも、コメディだし、痛くないし…

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COLD FEVER(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

記憶を失くした7年間の透、さようならということ。

前作、二作を読んで、藤島を好きな優しい記憶を失くした透が私は好きで好きで、透がいい子で切なくてなのに懸命に生きていて、痛い作品と言われていたけど、最終巻はどんなだろうと痛いとはこんな感じかなと、私は甘く見ていた。

「COLD FEVER」でまず最初に面食らったのだが、ページを開いた一発目から記憶を取り戻した透がいたのだ。

あの穏やかな優しいパティシエの才能豊かな藤島大好きな透がいないの…

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