total review:289397today:40
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
130/240(合計:2394件)
木原音瀬 草間さかえ
たまきち
今まで数々のBLマンガやBL小説を読んできましたが、これほど引きずるというか、余韻が消えないというか・・・今までになかった感覚です。 幼少期の環境のせいで、人間でありながら「人」としての心が欠如していた喜多川が、堂野によって人としての心を覚え、雛が最初に見た者を親として慕うがごとく、自らにとって絶対無二の存在として、ひたすら堂野に執着して。 そんな彼の純粋さや真っ直ぐさが幼い子供の様で、愛…
木原音瀬 糸井のぞ
雲絶間姫
ネタバレ
BL作品の攻めとして、絶対やっちゃいけない過ちを、村上は犯している。 一生に一度の本気の恋を、女としてしまったこと。その時点で、本作は通常のBL作品の枠組みから大きく逸脱してしまっている。本作における女は、当て馬でも噛ませ犬でもなく、あくまで本命、なのである。主人公が恋するに値する相手として、容姿はもちろん内面まで、終始一貫して申し分ない描かれ方をしている。不幸と不運が重なって村上が大荒れし…
木原音瀬 藤田貴美
みなみ★
想いを寄せる男の甥を育てる受様のお話です。 余談ですがこういう設定大好きです。 読み進めて思ったのは、直己(攻)と篤(受)は似通った部分があるのかなーと。想いを秘め過ぎて、器用な表現がまるでできていなくて、長い時間をかけてふたりはこの結末へと動かされていったような…。 序盤、篤が直己に対して度々恐怖するシーンですが、私も読んでてリアルに何度かブルッてなりました。後ろから抱き締めてきた…
麻生ミツ晃 木原音瀬
M+M
この続きがあれかっ! と読後は、思わず叫んでしまいました。 そして小説の続編「COLD FEVER」を読み、冒頭部分で早くも泣き出してしまいました。どっぷりCOLDの世界。 原作既読でしたが、コミックならではの表現、登場人物の表情に感嘆しました。小説の挿し絵と違うイラストですと、違和感を覚えるんじゃないかと危惧してましてが、全然そんなことなかったです。 あとがきで原作者様が書かれて…
木原音瀬 高緒拾
マキヲ
重い、痛い、辛い、怖い。そんな描写の繰り返しです。BL小説というジャンルに収まらない作品だと思います。読み応えはありすぎるほどありました。時間を忘れて読みました。でも評価は★2にしておきます。読後感は「疲れた」の一言です。 木原音瀬作品はいくつか拝見しましたが、ここまでタフな作品は初めてでした。鬼畜攻め、監禁モノなど、この物語を表すキーワードはいくつもありそうですが、もっともっと深い場所、人…
木原音瀬 高宮東
エミィ
元々木原さんの作品が好きで何冊も読んでいるのですが、このLOOPは輪廻転生もので、ファンタジー要素が強いっぽいなと思い、持ってはいたんですが読んでいませんでした。 最近は木原作品から少し離れて、たくさんの違う作家さんのBL小説ばかり読んでいたのですが、最後まで読んで「これこれ!これこそ木原音瀬」と思いました。 片方が好きなる。両思いになる。そのあとまた片思いになって執着して両思い。 好きだけ…
木原音瀬 志水ゆき
シリーズでは2番目ですが、最後に読みました。「Don't Worry Mama」の最後に客として来て、「男の花道」にも登場しますが、あんまり支障なかったです。 なんでこれだけ上下巻?と思ったのですが、読んでみて納得です。甲斐谷(攻め)が酷すぎます。ワンコと思えば可愛くもあるのですが、何かというと藤原(受け)の弱みを脅迫して、自分の要求を通そうとする姿勢に、イラッとしました。他の2作…
大竹とも 木原音瀬
原作小説のストーリーに、忠実に沿っています。小説1冊分をコミック1冊分に収める手腕に舌を巻きました。はしょっている部分もありますが、大筋は盛り込まれています。 作者様は原作の挿し絵を描かれていたこともあり、原作の既読者からしても、キャラのイメージに違和感ありませんでした。ただ、登場人物の感情は、小説の方が入り込みやすいです。原作を先に読んでおくと、その辺りが補完できて良いです。 こちら…
木原音瀬 依田沙江美
Hinana
こういう作品を奇譚物というのでしょうか。 当たり前のように妖怪が現れる世界。 ファンタジックでノスタルジーを感じさせる素晴らしい作品でした。 BLというジャンルでなくても通用しそうな面白さ。 牛泥棒というタイトルの妙や文章力、表現力は圧巻です。 木原さん節で、ところどころ切ない!痛い!と思うシーンはあるものの、独特の世界観に一気に引き込まれました。 受けの健気さがとっても切なくて、攻め…
木原音瀬 麻生ミツ晃
麗音
著者本人がおっしゃっているように甘々な 〜in Tokyo 辛口の 〜in NewYorkです。 秋沢の幼稚な執着が恐ろしかったです。 秋沢の『愛している』気持ちと性欲は別だ言う考えが楠田には許容できないことでいくら話しあっても分かり合えない虚しさを感じられました。 自分が2回浮気したからと楠田を二人の男に強姦させてそれを見て怒る気持を抑えて我慢した自分に酔いしれる。 この仕打ちは…