木原音瀬さんのレビュー一覧

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

最初の嘘が、嘘。

【キャッスル】敵に攻め込まれた際の防衛拠点として建てられた軍事施設。
【マンゴー】ウルシ科マンゴー属の果樹、またはその果実。

2つの心はつながっているのに、すれ違って。
子どもではない子どもと、大人ではない大人。
同じなのに違うと思い込んで、弟のためだとか義理だとか。
一緒にいる事が心地よく何より幸せな事だと、早く自覚してほしい。

ジャンルや設定、萌えツボ関係なく誰が読んでも合…

2

さようなら、と君は手を振った 小説

木原音瀬  深井結己 

積み重ねていく時間の中で。

改めてこの本を読んで、どうにも自分が木原さんの描くダメ男が好きなようだと気付いてしまいました。

どうしようもないほどに自分勝手な男・誠一。
昔、恋をした男・啓介が東京に出てきたのをいいことに、それまで放置していたくせに都合のいいように使って。
気持ちなんて昔のようにはなくて、ただ利用しているようでしかなくて。
それでも、何も言わないのをいいことのどんどんどんどん。
どこに気持ちがある…

6

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

痛ましく愛おしい松岡、読み応えのある後半

人は人の何を愛するのか……

松岡は有能で見栄えもいい営業マンだが、人に言えない楽しみを持っていた。
週末になると女装して街を歩き、美しい自分に向けられる視線に愉悦を感じているのだ。
ある日トラブルにあってボロボロだった「彼女」に、
ただ1人手を差し伸べ助けてくれた冴えない三十男寛末。
彼は女装姿の松岡に激しく恋をして、松岡もまた寛末に惹かれていく……
「おばあちゃんになっても子供に…

13

「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典 特典

ここからを膨らまして欲しかった…!

本編はアレな部分が長すぎてう~んだったけど、
この小冊子で糖度補充です。
私的にはココの部分がもっと欲しかった~!
まぁでも読めてよかったw

本編ではファウジの目が見えなくなっていましたが、
小冊子では回復の兆しがあるようでホっとしました。
なんか視力まで奪うとかやり過ぎだと思うの。
受けさんがどんな性格であっても、
その結果あそこまでの仕打ちを受けるのは納得いかなかったなぁ。…

4

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

人間ドラマとして面白いが……

名作の誉れの高い本作品。
日高ショーコさんの挿絵も美しく、今度こその思いを込めて読みました。
今度こそ……というのは、私は木原作品が苦手なのです。
でも、これだけBL界で人気の作家さん、
きっとどこかでその良さに開眼するのでは?という期待もあり……

              :

読み始めは、快調だった。
木原作品は、登場人物のキャラに最初から躓くこともあるのだが
この作品…

4

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

一気に読めました

女装して出会った男に惚れられ、自分も惚れる。
でも男だと告白すると離れる相手。
追いつ追われつじれったい恋。

なんてリアルな物語なんでしょうか。
リアルBLという感じでしょうか。
実際いくら素敵な人で一目惚れしても同性だとわかれば離れるよね。
気持ち悪いし。
その点、寛末は正直者です。
どう考えても彼の反応は正しい。

でも、むかつくんですよね。
その正直さというか鈍感さ…

4

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

愛の力はやっぱり凄いよ

「雨の日」と「なつやすみ」目当てで買いました。
以前本編は読んでたのですが、心が痛すぎて勇気が出ず、やっと買えました。

読後は号泣、そして神棚へ。

普段生きてて、たまに幸せってなにとは思っていました。
でもすぐに忘れて普通に暮らしてた。
さすが木原先生、がっつりもっていかれました。
心の中空っぽにされちゃいました。

「なつやすみ」が凄いです。
まさか喜多川の人生まるごと…

8

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

いったい誰の物語だったのだろう

素敵なタイトルなんですが、内容は、なんでもあり。
タブーの限りを尽くして、あれもこれも、めいっぱい詰め込まれています。
獣が出てくるお話ははじめて読んだのですが、だからなに?という感じ。
ファウジが奴隷に身を落とし父親の代わりにどんどん酷い目にあっていくわけですが、復讐のためにファウジを買ったラージンがいまいち中途半端。
使用人のハッサン、アントンの兄弟や客、はては獣にファウジを振る舞う?…

11

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

人間にとって本当に必要な愛とはなんなのか

この小説を読んで、はじめに感じた印象は、「隙間」だった。登場する人物、それが主役級であっても、外見容姿、印象や性格に対する説明が、いわば「隙間」だらけだったのである。刑務所での生活、規則等についてはその都度説明があるが、必要以上の説明は無い。堂野以外の登場人物達の背景や想いも、描写されていない。このように余計な描写が無い分、我々読者は、想像力を働かせ、また人物達の動きに注意を払って、物語を読み進め…

14

期限切れの初恋(CITRON) コミック

木原音瀬  糸井のぞ 

小説版ありきの…

「泣けるBL」も、小説の単行本も読んだ後にこのコミックスを読みました。
コミックスに収録されてるのはちょうど、「泣けるBL」掲載時の部分までのストーリーです。

あっさりした絵柄が木原さんの切なくて淡々と日常を描く作風にあっているなーと思いました。
元が小説だからか、ややモノローグが多くポエム感のある感傷的な作品になっている気がします。

小説では、宇野の村上に対する静かな執着がいわば…

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