木原音瀬さんのレビュー一覧

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

寛末…

出版後すぐに買ったのに読むのがもったいなくて7ヶ月押し入れで無駄に暖めて読みました。
面白かったです。
どなたもの褒め褒めレビュを読ませていただいては、期待たっぷりで、なのにそれ以上に引き込まれてしまうってのは、ほんとうに格が違う作家さんなんだなあと嘆息するほどに。
ただ!松岡のみに感情移入してしまい、せつなくてやりきれなかった。
なんなの!どこがいいのさ寛末の。もうやめときな!もっといく…

7

恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

当たり外れはあって当たり前

私にとっては木原さん第2弾。読んだのは2008年です。
全体的におっとりとした優しい雰囲気のお話で、イラストもイメージ通り。
でもね・・・
ブライダルコーディネーター朝霞と、そこを介して式を挙げた新郎笹川とのお話ですが、 美形でもなくゲイでもなく、そこら辺にどこにでもいそうな青年たち(というにはもうちょっと上の二人かな)で、残念なことに私にはどこにも萌えを見出せませんでした。
ありふれた二…

2

秘密 小説

木原音瀬  茶屋町勝呂 

私が最初に読んだ木原本 in 2008年

色々と噂には聞いていたものの、どの作品から読めばいいか怖くて、まずは『牛泥棒』が、入りやすそうだと思ったのですが、この表紙に惹かれて。
作品の中でまた好き嫌いが分かれるとお聞きしていたので、正直おっかなびっくりでしたが、読み出したら面白くて止まらず、没頭して一気に最後まで読みました。

秘密1,2,3となっていて、2と3で充の生い立ちが明らかにされたり、啓太とその後幸せに過ごしていることがわ…

8

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

それでも映画は作られる。それでも映画を愛してる。

 金城一紀さんの『映画篇』など、映画を主題にしたり、モチーフにした小説は数多くありますが。
 その中でもこの作品から感じるのは。

  木原音瀬さんの
 「映画への愛情。」
 「演ずるもの、制作する者たちへの限りない尊敬と興味と情熱」です。
 
 『水のナイフ』『セカンドセレナーデ』など映画をモチーフにしたものはもちろん、俳優さんが出てくる作品は他にもいくつもあります。
 かなり昔…

22

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

最高です。

読んだことない人に是非おすすめしたい本です。


木原先生の作品の中で今のところ一番好きですね、松岡がもういじらしくていじらしくてしょうがありません。
上からこっちどうなるのだろうと不安が一杯で一気に読んでしまうこと間違いなし!


健気さ!がもう!もう!もう!


CDもおすすめです!

4

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

執着と逃れられない運命と


そして、相手のためなら命など惜しくないほどの激情、情に限りなく近い、愛。

堂野も喜多川も、一般のBL小説に比べたら比較的に特徴もないかもしれない。冤罪や前科犯といった経歴はあるが。

木原作品の中で評価が軍を抜いて高かったのでずっと気になっていました。まさかこんなにも苦しくて切ないなんて。
木原先生は共に堕ちて行く受けと攻めを書くのが上手すぎます。第三者からみれば堕ちていっているの…

2

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

こんなはずじゃなかった……!!!


読了したあと無意識に呟いてしまっていました…。ほんとに何が起きたか理解できなかった…これはわたしの認識が間違っているんじゃないかとラストは何回もページを戻らせたほどです。

歪んでる。
人生の狂い方が尋常じゃない。
篤と直己の思いの交錯が心千切れんばかりに伝わってきて、痛くて、重くて苦しくて切なくていろんな感情が芽生えました…
何でそうなっちゃったの……

もっと幸せになれる方法…

9

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

小休憩を挟まねば読破できない


噂に聞いていた痛いBL、FRAGILE……
痛いBLは個人的に物凄く好きなので、排泄とか監禁とか意識不明、お犬様プレイはとてもツボでした。

何より先を予想させない、先が読めない木原マジックが凄まじい。次に何をするのか、そして登場人物の感情が読めない。読み進めるのが楽しくて楽しくて、でも重くて。小休憩を挟みながらゆっくり読んでいくのがベストだと思います。


青池、すごく好きです。…

6

nekoneko (合同誌) 小説

名倉和希  杉原理生  木原音瀬 

受×受

名倉さん、杉原さん、木原さんの「ねこねこ」合同誌。
当初、名倉さんと木原さんの間では「おやじねこねこ」で盛り上がったとか(笑)
杉原さんのところで「おやじ」がとれて「ねこねこ」になったらしいです。
杉原さんは、本物の猫というか化け猫の不思議世界?
木原さんは、当初の予定通り「おやじねこねこ」でさすがというか、木原さんカラーがしっかりと出でいました。
名倉さんのお話は切実でせつない。
私…

1

男の花道 Don't Worry mamaシリーズ 小説

木原音瀬  志水ゆき 

笑いたいときに。

オネエか・・・、と思いながら手にとったのですが、どこかのページで声を出して笑ってしまった。
受けの松尾さんが想像以上にがっつりオタクだとか、傷心でマタギ(笑)とか、ほんと木原さんは明るい方にも暗い方にも思い切りよすぎるというか、読んでていい意味で裏切られます。

このカップルが一番くっついた後をもっと見たかった。
もうたぶんバカみたいにベタ惚れなカップルなんでしょうけど、松尾さんがちょっと…

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