木原音瀬さんのレビュー一覧

片思い 小説

木原音瀬  桑原祐子 

意地っ張り

受けがすごく意地っ張りなツンデレ君でしたw
吉本はある日突然、友人の三笠の結婚宣言を聞かされます。
それに吉本は激怒。なぜなら三笠は自分はゲイだとカミングアウトし、今まで吉本達友人を散々困らせてきた男だったのです。
三笠が惚れっぽい性格らしくwこれまで散々恋に失敗してきたそうですw
でも実は吉本もゲイで。なので三笠がこんなオープンで、当時自分が好きだった相手にもあっさり好きということが許せ…

3

WEED(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

とんでも展開も悪くない

読み返すのは三度目……かな。
今では木原作品に慣れっこなのでこのくらい何でもないですが、かなり変わった設定のような気がします。
もちろん、友人と二人でやってしまった^^; しかもそのあと好きになって付き合うっていうのも変な展開だし、襲ったときは攻めだったのに、その相手に抱きたいって言われる犯人若宮。
一応社会的地のある医者が簡単に人を襲うって言うのも実は首をかしげるんだけど、そんなとんでも展…

7

FLOWER(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

最低男谷脇に学ぶもの

鬼畜谷脇その1です(笑)
その1はWEEDかな?
でもあれは若宮メインだし、あれがないと二人は会えなかったと岡田も言っているのでまぁよしとして、この「FLOWER」を最後まであんな形で進めて終わらせた木原さんに拍手、と言うか脱帽。
勇気あるな。
しかも商業誌で。
これは同人でも勇気いるんじゃないのかなぁ。

もしも実際にこんなやつが居たら、知っていたら許せないですよ絶対に!!
でも…

7

NOW HERE 小説

木原音瀬  鈴木ツタ 

腐りかけた肉は美味い

半世紀、古ぼけた男、落雁、シーラカンスな男、枯れかけたオッサン、お父さん・・・
これ全て50歳のオッサンこと仁賀奈(受け)を
30歳の福山(攻め)が例えた言葉の数々。

またこれ、ほんとに脱いだらすごいオッサンとかじゃなくってね
肌に張りがなく尻の肉が扁平とか書いてあるんですけどっっw
でも、締まりだけは良いv
腐りかけた肉は美味いとか、ほんっと酷い言われようのオッサン仁賀奈に
ハ…

6

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

デビュー作だったのね

確か昔読んだと思うので、積読のほうに回そうかと思ったのですが、書き下ろしがあったので結局読むことにしました。ああ、記憶力の少なさよ。あちこち結構忘れておりまして、新鮮な気持ちで読めました。

冗談で出したゲイ雑誌の交際希望欄への手紙に返信が来て・・・
高校生・里見はこの件を一緒に企んだ女生徒・遠藤の気を引きたいが為に、彼女と一緒に相手の顔を見に行くのです。
相手が誰かを確認しただけで終わり…

6

吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

思いがけず

一般小説を買って思いがけず萌えてしまった、そんな感じのお話です。
吸血鬼とかファンタジー苦手なはずだったのにやられたなぁ・・・

吸血鬼に咬まれたのに吸血鬼にはなり損ね、食事すればうっかり冷凍されて来日という
憎めない経歴どおり人懐っこくて愛らしいアル。
どっちかというとアナタが吸血鬼じゃないですかと言いたいオーラを持ち、
不器用だけど何だかんだ優しい暁。
一見優しそうなのに結構キツ…

1

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

木原作品の原点

ほんと、ダメな男を書かせたら、この人の右に出る人はいないですね。
ダサい服装、オドオドした態度、でも相手に気を使わせないようにする優しい男・高橋。。。
そして、そんなダサダサの10歳も年上の男にどんどん惹かれていく浩一の心の変化が
とても急激なんだけど、不自然じゃなくて
浩一視点で書かれていることもあって
読んでるこっちまで狂おしい気持ちになってきてしまいます。

「興味本位」から恋…

5

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

どちらに肩入れしますか?

上の人間に媚びへつらうことしか能がなく
罪のない真面目で有能な部下を執拗に苛めたおし
プライドを踏みつけた上司。

元上司を犬のように鎖をつけ裸で監禁し
人間としてのプライドを毟り取る元部下。

最後まで読み終えた後、自分がどちらに肩入れしているか
それが知りたかった。
ま、どっちも酷いんだけどねーw

「FRAGILE」=脆い
で、はじまり
「ADDICT」=中毒者

21

リベット 小説

木原音瀬  藤田貴美 

主人公には長生きして欲しい

重い話でしたが、良い話でした。
なかなか心を開かない初芝と、遠慮しないで自分を頼って欲しい乾。
病気がHIVですからね、この二人の関係にどうしてもタイムリミット的な焦りを感じてしまいます。
恋愛に関してはすごく純粋なので、それだけに二人がかわいそう。
とても細かい気づかいが必要な初芝に、献身的に尽くす乾。
心を閉ざす事で強い人間性を作ろうとしている初芝が痛々しいです。
そして、乾の忍耐…

8

甘い生活 小説

木原音瀬  石原理 

すごく切ない

作品タイトルは「甘い生活」ですが、甘々な部分は少なかったです。
むしろすごく切なかった。

藤井は友人の代理で家庭教師のバイトをすることになりました。
受け持つことになったのは小学4年の男の子・三宮文和。
しかし文和は何もしゃべらず、ただ本を読むだけ。小学校にも通っておらず、部屋から出ない引きこもり状態。
家庭教師のため藤井は文和の家に通いますが、勉強どころか文和は藤井を無視する始末。…

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