木原音瀬さんのレビュー一覧

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

ちっとも古くない

95年に雑誌で発表された、ご本人後書きに曰く「多分デビュー作」
確かに、最初の出会いがゲイ雑誌の「お友達募集欄」を通じての手紙だったり、携帯電話がなく、家の電話でしか連絡が取れなかったり、待ち合わせが喫茶店だったりと、風俗的には今とはいささか異なる。
でも、その辺の不自由さが、もどかしくっていい。
もどかしくって、懐かしい。
そして、とっても真面目。

興味本位の嘘の手紙で出会った二人…

5

WEED 小説

木原音瀬  金ひかる 

WEED

木原節全開です。
痛いけど、癒される感じ?

2

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

今までのBL観を崩された!

本作は迷わず神評価。確か、『このBLがやばい2008年度版』でも小説部門1位の評価でした。
とても切なく、考えさせられる作品。
読もうか迷われている方は是非読んでいただきたいです。
最後はハッピーエンドなので、安心して読んでください。

 私が今までに読んできたBL小説や漫画では、男同士の恋愛が前提でその上でどう萌えるか(シチュやフェチ、CP傾向etc...)、という感覚で読んできました…

4

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

何が恋で、何が愛なのか

主人公の松岡の健気な純情を、いとも簡単に放り投げてしまう寛末。

男性同士の恋愛は難しい?
その境界は何?
外見で全て判断してしまうもの?
中身が一緒でも想いは冷めてしまうのか?

何が恋で、何が愛なのか。

色々考えさせられた作品。

深すぎて、かなり重い話なので気合を入れて読みましょう~。

3

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

こんなに気になるのは君だけなんだ 

気になるから何をいってもゆるされるとでも?( ^ω^メ )
読み終わってから結構日数経ちますが、相変わらず寛末をみると「イラ」っとキマスネ。
どうしてだろう。
それは松岡が可愛いからだよママン。

いったりきたり、付いたり離れたり。
心臓にはとにかく悪いですが、とりあえずハッピーエンドで終了です。
最近さ、たまに死エンドってあるんですけど、これはもうね救いようがないからね。
ゲーム…

4

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

後半の怒涛の展開が切ない

ネタバレおおいに含みます。

松岡にさんざん期待させておいて、やっぱりダメでしたって。
ちょっとほんとに寛末さん!!!!!
それでも離れてみて初めて気づく松岡の大切さ。気になる、気になる…
そして再会して、無神経に接する寛末。
やめて!やめてあげて、これ以上松岡の傷をえぐるのは…!!!
大変イライラさせてくれる寛末さん。
でも松岡くんに無碍にされて落ち込む寛末を見てると今度は寛末の…

20

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

うさぎさんはもう独りではいられない!

95年に商業誌に出たものなので、2人の出会いは雑誌にあったゲイの文通募集という設定です。
私はそういったものを知らない世代ですが…そういうちょっと懐かしいような空気とは裏腹に、
近未来を思わせるような車折先生の挿絵の空気のバランスが凄く好きです。
浩一は、友達と一緒に冗談で出した手紙に返事が来てしまい、親友には止められましたが
待ち合わせのその人に会いに行ってしまいます。
そこで見たのは…

5

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

嘘も 弱さも 恋のうち

たまたま拾ったゲイ雑誌の文通欄にイタズラ心で出した手紙が元で出会ったふたり。
興味本位の好奇心 ―― 若さというのは時にコワいもの知らずで残酷だ。
里見はノン気で好きな女子だっていたりするのだが、手紙の相手・伊藤(仮名)に本当のことが言えずズルズルと会ううちにいつしか惹かれていく。
ついこの間までは、自分だってそう思っていた中の一人だったはずが、男同士の恋愛なんておかしいという友人に腹を立て…

10

眠る兎 小説

木原音瀬  西崎祥 

淡々と心にしみる作品

基本的に年下攻めはあまり好きでない私。
でもこのお話は押しつけがましい感じが無くて良かったな。
どうも年下攻めって言うのは、押しが強いってイメージで。
まぁBLカップルの場合は攻めが傲慢なのはテンプレみたいなものですが、年上がいくらそうでもいいんだけど、でも年下がそれは嫌なのよね(笑)
しかも誘い受けも好きじゃない。

地雷が多そうなこのお話。
でもでも、すきだなぁ。
受け取る人に…

3

眠る兎 小説

木原音瀬  西崎祥 

いい大人が泣き崩れるのは、ちょっとかわいい・・

主人公里見浩一は、高校2年生。優柔不断な性格で、クラスメートの女子遠藤にそそのかされてゲイ雑誌の文通募集のページに大学生だといつわって投稿してしまう。
返事が帰ってきてしまい、遠藤が会いに行って見てみようと、またまたそそのかされた浩一は、そこで待つ人が同じ高校の教諭だと気づいてしまう。
遠藤とも別れ再び待ち合わせに帰ってみると、4時間も経っているのにまだ待っている高橋。
罪悪感からつい声をか…

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