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木原音瀬
まりぽん812
ネタバレ
友情か、愛情か、執着か。 杉本と三浦の関係に名前をつける必要はないのでしょう。本人たちも、もうわからないのですから。 それよりも、作品中に二度出てきた「分かれ道」(「道は二つに分かれ…」と表記されている)が、物語の隠れたキーワードのように思えて、気になって仕方がありませんでした。 杉本が三浦に無理やり体を奪われ逃げようとすると、三浦が杉本の職場に押し掛けて言います。 「お前は、俺に…
雀影
あー、これこれ、 この救いのない、一方的な執着愛。 これこそ昔ながらの木原節だ。 スマホとかの、通信手段がアップデートされて今のお話になっていますが、かれこれ20年以上再販が待たれていた伝説の作品。 最初から最後まで、全然甘くならずに、ほぼ救いなく終わるところは、BL小説を読み始めた初期の頃、木原作品に出会って感じた衝撃のまま。 こんな風に、どうにもならないダメな人間を、どうやったら描け…
木原音瀬 高緒拾
bowm400
この手の読み味のBLは減った気がします、 メリバという言葉がありますが少し前までハピエンが約束みたいな風潮がありましたし。 軟禁でなく完全に監禁です、 イジメ方も半端なく●ーメン載せのドッグフードとかどう考えても萌えません。 ただこの作品のすごいのはそこまでしてもBLとして成立してる所だと思います。 青池も大分異常ではあるけどちゃんと攻めで文章力がある以前にBLへの愛が溢れた作家…
ぷれぱーる
1998年に出版された作品の新装版で、 スマホが出てきたり看護婦ではなく看護師になっていたり、 大幅に加筆修正されています。 読み終わってまず思ったのは、 これはボーイズラブなのか?ということ。 恐ろしいほどの執着で追ってくる「親友」三浦と、 三浦によって人生の歯車を狂わせていく和也の物語です。 三浦はとても傲慢でわがままです。 それは子どもの時から変わりませんが、 和也…
木原音瀬 峰島なわこ
男性も出産するオメガバースの設定が苦手でしたが、犬飼と河内の葛藤にとても共感しました。 二人は、それぞれに何年も願っていたことがありました。犬飼は自分が深く愛する河内から同じように愛されることを。河内は女性と結婚して、母親がかなえられなかった幸せな家庭を持つことを。 不幸な事故のような形で夫婦となり、一緒に暮らすことに馴染んできても、河内は犬飼を心からは受け入れられず、そんな態度に犬飼が傷…
ぴれーね
粗暴で自己中心的な大嫌いな「親友」。 その親友に延々と付きまとわれる主人公と、とても不条理な物語です。 これ、本当に不条理なんですよね。 大嫌いなのに友人面され、大嫌いなのに同居と居座られ、挙げ句の果てに犯されて、心は通いあわないまま、奇妙な同居生活は続いて行く。 この場合、主人公に共感してやりきれない気持ちになるのが通常だと思うんですけど、主人公もまた、共感し難い「嫌な奴」。 萌え…
ポッチ
1998年に刊行されたノベルズの新装版。旧版は未読なのでそちらとの比較はできません。 1998年の作品ということは、すでに20年以上が経っているわけですが、木原先生の根っこはこういうストーリーなんだなとしみじみ思います。まさに木原ワールド。甘くもなく、どんよりとしていて、どこに愛があるんだろう、というドロドロなストーリーです。 木原作品の中でいえば、痛さはさほどない作品です。 どちら…
ちはやぽっぷ
最近になってBL小説を読み漁りはじめましたがこんなにも衝撃を受けた作品はありません。 読み始めてすぐに辛くなり本を閉じるものの誰にも邪魔されずに静かなところでじっくり読みたいという衝動に駆られ一気読みしてしまいました。 冤罪で懲役になり刑務所内でなすすべもなく極限の生活の中で触れた喜田川の計算のないやさしさに心を救われる堂野。だけど度を超えた喜田川の想いに戸惑うばかり。 …
ririn
あらすじは皆さん書いて下さっているので省略。 こちらのアオイトリは、アンソロジー・電子で発表されていて、そのどちらも読んでいました。 (電子の方は気づかず重複して買ってしまった・・・) その時から好きな作品でしたが、今回はそれに続編が追加されています。 短編のみの作品は終わり方も薄暗く、木原先生らしいなと思いましたが、こちらはラストらぶらぶな感じになっていてよかったです。××プレイ…
木原音瀬 梨とりこ
赤毛のケリー
木原先生、惣一さんをこんなに 痛めつけないで… 万全の精神状態で読んでも 痛すぎます。 刺さります。 辛すぎます。 哀しすぎます。 胸がギュッとします。 嘉藤、惣一さんを幸せにしてあげて。 こんな酷く辛い目にあっても 惣一さん薬〇にされても嘉藤のことは忘れない程の執着 その執着があったからあの男に 〇〇をザックリと切られてしまったのだよ… ここまでするのね木原先生(&…