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89/239(合計:2386件)
木原音瀬 あじみね朔生
kinaco
ネタバレ
何度も読んでしまう私の中の一冊。 執着具合とか、なぜか私のドツボ。短いスパンで4度目の再読。 読むものがなくなると、ついつい読んでしまう不思議な作品。 そしてほっと〇っとの前を通ると、想像して楽しんでしまう変態な私。 攻め様の懐の深さなのかな、私を捉えて離さない理由。大人なんだよな~ 自分にリストラを言い渡した相手なのに...その受け入れ方が...(私なら受け入れられない) な…
木原音瀬 高緒拾
namru
ちょっと前に読んだのですが、未だにすごい作品だったなという印象があります。 精×かけたドックフードを食わせるBLがある、というのをネットで見かけて何それどういう状況!??やばいでしょ…?と思い買ってみたという経緯があり、事前にレビューなどでかなり人を選ぶこと、結構きついことを知っていて心の準備を完璧にしながら見たのですが……それでも結構苦しいBLでした。 高飛車で、気高くて、偉そうで人…
木原音瀬 茶屋町勝呂
ハウスキーパー
受けの啓太を中心に、読み書きにハンデを抱える杉浦充と、充の従兄弟であるゲイの榎本。主な登場人物はこの三名。厳密に言えば他にも登場人物はいるにはいるのだけれど。 啓太と充を中心に描かれる今作は、とても閉鎖的な空気を漂わせています。それは、この三名がマイノリティーである事が根底にある事。そのため、客観的というよりは啓太の妄想か現実か、判別不能なモノローグによって、読者は翻弄されていきます。 啓太の…
木原音瀬 麻生ミツ晃
玲01
先にinNEWYORKのレビューを書いてしまったんですが、好きなのでこちらも書かせて頂きます( ˘ω˘ ) 嵐の前の静けさ?飴と鞭?煮え湯を飲まされる?兎に角、木原作品で甘いまま終わることはないんです(そんなことないけど) 続編が出るとわかっていたので、このまま甘い幸せハピエンなんて有り得ないよな。って思ってました。そしてそれが楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。 でも、inTOK…
木原音瀬作品を初めて読む、またはBL初心者という方にははっきり言ってオススメしない。とても大衆的ではないし、物理的にも大変不快な描写が差し込まれているというのが、前提です。 今作は大きく分けて3部構成で描かれていると感じました。物語は、受け→攻め→受けの順に視点が変わっていきます。 まず受けである大河内の視点で始まるわけですが、攻めである青池に殺されかかるほど憎まれる男とは一体どんな人間か…
木原音瀬 大竹とも
木原先生というと痛い辛い痛いのような恋愛が多いですが、こちらは切なくほのぼの?としたすれ違いラズストーリーです。 受けである朝霞のブライダルコーディネーターという仕事を基盤に、初担当した特別思い入れのあるお客であった笹川との恋愛が描かれていきます。 ブライダルコーディネーターという設定は、男同士の恋愛を描いていくうえでとても面白味のある要素となっていると感じました。 この作品はとにか…
木原さん、大好きなんです…。 絶版になってる作品も読んでますが、私はこのお話が一番好きかも知れません。 木原さんと言えば痛い、例に漏れずこれも痛くて痛くて、一番好きでも読み返すのに覚悟が要ります。 胸糞悪くて、攻めがクズ過ぎて、救いがないんです。その言葉全てが褒め言葉になる。そんな不思議な物語です。 ちょうどinTOKYOが出てから一月後にinNEWYORKが発売になったんですが、その…
木原音瀬 草間さかえ
まるで、一本の映画を見終えたような充足感。愛し愛されるとは、人生とは…そんなメッセージがそこいらに散らばっているのに、この二人が辿る道は特別ではなく、どこにでもある幸福の形でした。 『箱の中』を出て外で織り成す展開は劇的な事件へと発展していきます。少々、唐突感を否めなくもありませんが、冤罪で苦しんだ堂野という男を考えると、こういう結果に妙に納得できる気がしました。 堂野は友人として喜多川を…
木原音瀬
るくら
何と言ったら良いのかわからなくなる。 子供しか愛せない。子供しか性的対象としかみることのできない、 身なり 外見は完璧な主人公、久瀬の話。 子供しか愛せない、いわゆるペドフィリア。 現代でも後を絶たない子供を性的対象とした犯罪。 いつ自分の欲望に負けてしまうのかわからない。暴走してしまうかもしれない。 そんな恐怖と戦っている。 普段ニュースなどで耳にしては耳を塞いでいる 欲望がお…
障壁を乗り越えて辿り着く純愛、それが男同士だからこそ、カタルシスを得る事ができるのがBLならば、もしかしたらこれはBLとは言えないかもしれない。次巻の『檻の外』と合わせてひとつの物語である今作は、理屈でいえば充分BLなのだけど…BLという枠に収まらない。それは人間を描いているからなのでしょう。 木原さんの作品は総じて、BLの枠に収まらないと評される物が多い印象ですが、今作もまた然り。だって甘々で…