鈴木ツタさんのレビュー一覧

BARBARITIES IV コミック

鈴木ツタ 

待ちに待った最終巻

表紙のジョエルがキュートで可愛い。髭があっても。美形軟派風の年下攻め(金髪ロングヘア)×頭が良くて頑なな年上受け(黒髪チリチリヘア)の架空の中世ヨーロッパ風世界観の物語、大団円にて終了です。

満身創痍でジョエルを守るために体を張ったアダムが男前でカッコよかった!こんなにカッコいい人だったんだ。難攻不落に見えたジョエルもついにアダムの愛に絆されて落ちましたよ。もう落ちないかもと思ったので4巻ま…

8

hand which コミック

鈴木ツタ 

ライトに萌えを摂取できる短編集

◆hand which(表題作)
 表題作であるこの作品の攻め受けのタイプが一番好みだったので、できればもう少し読みたかったです。これから盛り上がるんじゃ?というところで終わってしまったのが残念でした。なんといっても、学生時代から一途にノンケの沢津を想い続けていた宇高の健気さが愛おしいんです。いざ沢津の方からぐいぐい来られるとすっかり押されて消極的になってしまう、人の良さが滲み出ているところが可…

0

BARBARITIES III コミック

鈴木ツタ 

敵は小物だなぁ

 約4年ぶりの続きということで、忘れている内容も多かったのですが、そこまで念入りに復習しなくても案外理解できて良かったです。国同士の関係性が大まかに頭に入っていれば大丈夫かも。今回もBLとしての進展は薄め。ジョエルからアダムにキスを仕掛けるシーンには驚きましたが、そこから濡れ場に発展することもなく、2人の関係性はまだまだ穏やかで健全なものです。ただ、そこかしこにアダムの熱量は散りばめられていて、ジ…

1

hand which コミック

鈴木ツタ 

その手を取れば。中々ビターな短編集。

人生は幾つかの選択である。どちらかの手を取れば。また違った結末が訪れたのかもしれないが。

◆ 表題作「hand which」
ドノンケの沢津は、一流企業を辞めた事で彼女にフラれ、荒れていた。いつもつるんでいる大学時代の仲間と呑んで潰れた勢いで、どうやら友人の宇高と一線を越えてしまったらしい…。いくら酔っていたからといって、それは許されないだろうと思いきや。宇高の方は、学生時代からずっと沢津…

0

僕の知るあなたの話 コミック

鈴木ツタ 

ギャップが可愛い男たち

◆僕の知るあなたの話(表題作)
 片方がヤクザなのにこんなにほのぼのしてていいの?と思うくらい、穏やかな作品でした。ワンコを通り越してふにゃふにゃな雰囲気でヤクザの渋沢に迫る、波亜人のキャラクターが新鮮でした。渋沢が受けなのも最高ですよね。こんなに警戒心がなくしっかりしてない子がヤクザとデキてしまう展開には現実味はないですが、BLファンタジーとしては十分楽しめ、殺伐とした日々を生きる渋沢が癒され…

0

BARBARITIES III コミック

鈴木ツタ 

決戦の火蓋は切られたか?恋の行方は何処。

それぞれの想いや企みが交錯する第三巻。
国家の情勢が不安視される中。結構シリアスな場面の筈なんだが、アダムとポールの冗漫なやり取りや、意外にもルイスとサイモンのやり取りですら洒脱で。緊張感はそれ程感じられ無い。いや、国家の危機なんだよね⁈大丈夫なの⁈っていう。実際は全然大丈夫では無くて。
ルイスは、故意的にか、漏らした言葉によってジルを手放す事になるし。サイモンの、嫉妬と独占欲を哀れに思ったの…

0

BARBARITIES III コミック

鈴木ツタ 

面白ーい!

あとがきで鈴木ツタ先生が書かれていた通り、大幅に増えてしまったそうでⅣ巻まで続くそうです。

少年王クリスの叔父のサイモンの根回しが効いて、今回はジョエルが捉えられた所で終わっていました。

ルイスとの会話で如何にサイモンが破綻した人物なのかが読み取れます。

サイモンの失敗はルイスに取ってルカがどれ程大事だったか知らない事でしょう。
そしてルイスとジルの従僕を超えた絆です。

3

BARBARITIES II コミック

鈴木ツタ 

一気に面白くなって来ました

巻頭にバーバリティースの世界が纏めてあって、Ⅰ巻のおさらいも出来てお話に入り込み易くなりました。

更にお話も大分動いて来て、とても面白くなっています。

心配だったアダムとジョエルの関係も改善されて、アダムが別人のように真面目になったのには驚きました。

そして今巻では全ての鍵を握ると思われる、少年王クリスの叔父のサイモンが帰国しました。

ロラインにちょっとだけ波風を立てようと…

0

BARBARITIES Ⅰ コミック

鈴木ツタ 

まだまだ序盤

Ⅲ巻が出たので久しぶりに再読しました。
発売当初に読んで以来なので、記憶も朧でした。

あらためて読んでみましたが、I巻では正直言って評価出来なかったので萌にしておきました。

まず登場人物の多さと、それぞれの背景がまだ余りハッキリとしていないからです。

ひとつ一つのシーンでは気になったり興味を惹かれる点はありましたが、だからといって手放しで神評価には出来ないと思いました。

1

BARBARITIES III コミック

鈴木ツタ 

え!どうなっちゃうの!?最高のクリフハンガーが憎らしい!

約3年半ぶりということで、前巻よりも大分厚みのある1冊でした。
ストーリーも恋に陰謀に、大きく展開しております!

事件的要素が強く、ジョエルとアダムの仲は進展なしにも見えますが、
今回はジョエルから!→アダムに!キスをしているんですよ~!
しかも、せがまれたわけでもなく、自分から、自然に!
個人的にはめちゃくちゃ萌え要素でした♡

まずは、小さなロライン王クリスとタンセの王子ルカ…

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