六芦かえでさんのレビュー一覧

溺愛社長と添い寝じゃ終われない 小説

今城けい  六芦かえで 

爆笑三者面談

今城先生の過去作で好きなものがあったので購入。妖精ちゃん受けも、襲わないように耐えてる攻めも好きでしたが、王道だなと思ったので萌2より萌にしました。タイトルは、今作の中で一番笑ったシーン。とっても大切にしてもらえるのが分かってすごく笑えると同時に幸せになったシーンです。情緒未発達だった受けが恋を覚えていく様と攻めのゆったりした雰囲気にきゅうきゅうした本編280P超+後日談20P超+あとがき。

4

溺愛社長と添い寝じゃ終われない 小説

今城けい  六芦かえで 

カタルシスを感じます

タイトルイメージに反して…書くと失礼かもしれませんが、中性的な受けが年上男性にただただ溺愛されるだけのお話じゃないんですね。抽象的な表現になってしまいますが、深く昏い色の静かな水面にポトンポトンと優しい雫が落ちてジンワリ広がっていくような…彼等の心が満ちていくカタルシスが伝わってくるお話でした。

救済ではなく浄化。もしくは昇華。

……うん。個人的にはそんなイメージかな。攻めにも受けにも…

9

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

読み応え充分な一冊

とても分厚い本で更に2段組で、いつ手をつけようかと思っていました。

でも読み始めると止まらなくなるほど面白いです。一冊でシリーズ物を読み終わった満足感がありました。

初めは打算でサガルと結婚したローランが、彼を愛するようになって大事にして行くのに何年も掛かっているのがとても良いです。
でもダラダラした文章で無いのが読み易いのです。

必要な箇所で他者視点で書かれているのも分かりや…

9

約束 小説

可南さらさ  六芦かえで 

切ない純愛に涙(;つД`)

大好きで、何度も何度も読み返しちゃうお話の1つです。

 受け様の有也は、高校時代、寮で攻め様である颯と同室になる。
石ころのように、と自分の殻にとじ込もって、他人と親しくならないように振る舞う有也に、気にする様子もなく、くったくなく接してくる颯。
優しく触れてきて、何気ない優しさとまっすぐな好きという気持ちと言葉をくれる颯に、有也は少しずつ惹かれていく。
夏休みに帰省中の颯を訪れて、有…

2

身代わり花嫁は月下に愛を誓う 小説

野原滋  六芦かえで 

契兄弟の正妻

皇子の花嫁(第一夫人)に男性が選ばれたというお話。

優れた機織りと染色技術を伝承する李家に生まれた姉弟
恋人と駆け落ちした姉の代わりに、花嫁選びの儀式に参加した弟伶偉。
儀式中に起きた事件から、主人公の祖父の代で起きた冤罪の真相が分かる。
・・ライバルの同業者;宗家の仕業だった。
皇子が選んだのは、伶偉。めでたしめでたし。

---この小説は、色々調べ所満載で面白かった---

0

きみを見つけに 小説

うえだ真由  六芦かえで 

もっと大慌てさせてやってよかったのに。

『答えて姐さん』の中で、どなたかが教えて下った本の中で、私も好きそう、と思って手に取りました。

とても私好みで面白かったです(^-^)

 受け様は、大学4年生で真面目で大人しい性格の遙斗。
カフェのバイトの最中に、客としてやってきていた攻め様である佳明と出会う。

 ゆっくり距離を縮められて、佳明から「理想的なんだ」と情熱的に告白されて、付き合い始める2人。
ゲイであり、恋人な…

0

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

重厚壮大な物語

花嫁、子ども、体格差、避けがち三要素だけどもフォロワさんのヤバBLということで読んでみたら!ちょっとワケありな花嫁がちょっとどころじゃなくて上の上の上の展開!人情、日常、異国の風情、策略、温かみと血生臭さ、心の在り方、壮大すぎて深くて重くて優しくて!どすんです。 ふわふわファンタジーかと思ったら骨太だった!
無骨なローランと健気なサガルが何年も時間をかけて心を通わせるのがね、もどかし~2人の人柄…

5

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

迷わない攻めが推せる!

幼少の頃に出会い運命的な再会を果たすカップルです!受けは不幸な目に遭いながらも健気でまっすぐ。自分なんて、と卑屈になり過ぎないので純粋に健気受けとして楽しめます。
また受けを小さな頃から育てて育ったところでくっつくという定番の流れですが、攻めが受けを一度も手放そうとしないところが良かった。この手のお話だと攻めが受けのためを思って一度は手放そうとすることが多い気がしますが、今回の攻めは自分の気持ち…

5

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

おひさま色の髪の毛

金髪攻めが大好物なのでget。さらっと読んでしまったので萌にしました。六芦先生の挿絵がぴったりな印象の健気ちゃん頑張るお話、本編+後日談のあまあま話+電子限定おまけ+あとがきでした。(シー○アさん、挿絵あり)

高級料亭「笹屋」で下働きの末端として働く小さな椛(もみじ)。不吉なことを言うと店中の人から毛嫌いされていて、食べるものもあまり与えられていません。ある日店の坊ちゃんに、お守りのように大…

4

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

光君と若紫

千年以上経っても乙女が萌えるお話のパターンじゃなかろうか?
可哀想な受けさま(若紫を受けと言うのはいかがなものかと思うけれどお許しください)が、孤独な魂を持つスパダリに拾われ、大切に育てられるお話。

あ、源氏物語だけじゃないです。
このお話の中には、少女(あるいは少女の心を持つ者)のはぁとを鷲掴みにするテンプレートが複数入れ込んであると思うんですね。継子いじめであるとか、過去に出会った『…

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