六芦かえでさんのレビュー一覧

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

ゆっくりゆっくり育まれるところが良かった。

不幸な境遇にいる受けが、攻めによって救い出されて幸せになる王道のシンデレラストーリーでした。

何かというと折檻&残飯しか与えられないなんて、現代ものだったら悲惨すぎて読めないのだけど、時代物のせいか読めました。
まぁ人権なんて意識もなかったような時代の話だしな……と。

恋愛に至るまでがすごくスローペースなんだけど、そこが良かった。

今日種を蒔いて、半年後には実ってラブラブになる…

2

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

王道なのかな?

良かった!
これは王道なんでしょうか。とってもよく似たお話を読んだことがあるのですが…。

主人公椛が不憫で。
早く迎えに来て!と思いながら読んでました。
本当にひどい扱いでしたね。惨すぎる。

千景様に迎えてもらって初めての家族に不安になる椛。
あんな店でも感謝してて。捨てられたと悲しんで。
違うんだよ!逃げられて迎えられて幸運なんだよ!

この先は千景や大人たちが椛を可愛…

3

身代わりの蜜月 小説

秋山みち花  六芦かえで 

「名誉ある男」

知らないことを学べたので、神評価。

渚とそっくりの背格好、容貌をした凪。
凪が車を運転していた車の対向車が山道から転落。
乗っていたのは、渚の恋人のマフィアのボスだった。
凪は、渚の身代わりとし失明したボスの看護をすることになる。・・・この続きは先にネタバレがあるので割愛。

--興味を持った点。
マフィアのルーツは、「名誉ある男」。ウォーモ・ドノーレ。」
日本でいうやくざとは…

0

溺愛神様と恋はじめます コミコミ特典SS小冊子 神様は待てません! 特典

恋人になりたてなので

本品は『溺愛神様と恋はじめます』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、神無月の出来事になります。

日本中の神様たちがいっせいの出雲に集い
1年間の出来事を振り返り精査する神無月。

深美神社の片桐が出雲に出張し、
片桐不在の間は大野が臨時リーダーを務めて
シフト制で留守番を担っています。

幸いにも町は平穏で
これといった事件、事故も起こっていません。

だからと言う…

0

溺愛神様と恋はじめます 小説

秀香穂里  六芦かえで 

転生したら神様でした

今回は転生して神様となった元営業マンと
作家デビューを目指すバイト青年のお話です。 

攻様が作家を目指す受様を助けて恋を実らせる本編と
受様のデビュー後の後日談を収録。

攻様は目覚めると目の前に格子の観音扉、
両脇には杯と花のお供えのある場所に居ました。

新緑の香りに誘われて攻様も外に出てようと
格子扉に手を掛けますが開きません。

ちょうど扉の前に立った初老の男性に…

2

溺愛神様と恋はじめます 小説

秀香穂里  六芦かえで 

設定はツボなのだけれど。

秀さんというと何となくシリアスだったりダークな作品を描かれることが多い作家さま、のイメージが個人的に強くってですね。そんな秀さん作品がルチル文庫で刊行されると聞いて、若干の驚きとどんな作品になるのかという期待をもって、発売を楽しみに待っていました。

だって見てください、六芦さんが描かれた、この可愛らしい表紙を…!
ほっこり系?ほのぼの系?とか思いつつよみ始めました。

ネタバレ含んでい…

6

真白に綴る愛しさは 小説

伊勢原ささら  六芦かえで 

雪の中の温かさ

エリートサラリーマンだった士郎は、仕事を辞め離婚をして山奥の工房で働いていた。1人でいるのにも慣れており、このまま静かに暮らすはずだったのに、元嫁から弟を預かって欲しいと言われ半年預かることに。
現れた凛は、過去のトラウマで声を出せなくなっており、ホワイトボードでの会話。
何をするにもビクビクして、人形のように表情もない。
そんな凛の心を溶かしたのは、士郎だった。

 後半士郎が凛を手放…

3

身代わり花嫁は月下に愛を誓う 小説

野原滋  六芦かえで 

身代わり花嫁もの

野原滋さん、好きな作家さんで優しいお話など何作か読んだことがあるのですが。

うーん。身代わり花嫁もの。姉の代わりに。
萌えるはずなのになんでだろう。もう途中から読めなくて飛ばし読みしてしまいました。

初めから中華風の名前の読み方を全然覚えられず。
清く正しく美しい主人公には好感が持てます。
しかしもう身代わり花嫁もの鉄板すぎて。

宮中に上がってからの妃候補たちのバトルの中で…

3

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

涙で文字がボヤけて困った

序盤は椛(もみじ)の悲惨な生活と千景の優しさに泣き、中盤からは甘々に萌え泣き、文字がボヤボヤでした…
月村奎さん「ボナペティ!」でもそうだったんですが、不憫な子がちゃんとしたご飯食べる描写って泣けて困る。

椛(もみじ)は宿主の勝手な都合で下働きの下の下みたいな生活を強いられ、食事は残飯のつまみ食い、寒さは猫を抱いて凌いだりと不憫さMAX(涙)
不思議な縁から華族の千景に家族として迎えられ…

7

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

哀しい人造の生き物

なんで、そんなに評判になっているの?と興味深々読みました。
サガルは、ポケモンの「ミューツー」に似ている。

凄く悲しい、近未来の南の国(多分日本国)で、王族が開発した試験官ベビーのSF・サスペンス。
一章進む毎に「嫁に来たサガル」の秘密が明かされる、展開が遅い前半、気が長い人向けの小説。
印象深い箇所をメモ。

神父の紹介で結婚したサガル。
婚礼式の翌日、夫は出稼ぎに出立。
青…

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