みずかねりょうさんのレビュー一覧

常夏の島と英国紳士 小説

  みずかねりょう 

お貴族出身イギリス紳士が、刑事?

警察機構・軍事方面はアメリカに追随するしかないイギリスも、貴族出身( ギョエー!!(°▽°) のエスプリ漂う刑事が活躍するこの一冊は、ハワイが舞台。
 作者お得意(?)のアメリカナイズされた臨場感立つ語り口調が、マフィア暗躍が絡む事件の陰湿さや、酷薄な場面の暗いイメージを抑制し、軽く読める仕上がりになっていますが、なんのなんのなんのストーリーがなくても成り立つような、キャラ立ちが良かったんで読後…

1

社史編纂室で恋をする 小説

栗城偲  みずかねりょう 

受け守られ展開が好きならハマれたかも?

物語の軸となるのが、主人公である受けの志月が冤罪をかけられるということなので、序盤からずっとモヤモヤが続く。

志月のキャラ設定的に前向きで明るく読めるところもあるが、中堅社員なのに仕事になるときゃんきゃんうるさい新人のようなふるまいで、恋愛になると女子中学生のようなモノローグを発する。
志月は性別を女にすれば何の違和感もなく読めてしまう残念仕様だった。まあBLあるあるなんだけど。
周囲の…

3

神さま、どうかロマンスを 小説

彩東あやね  みずかねりょう 

こういうお話大好きです♡

ようやくご縁がやってきまして、読むことができました!笑えるのにキュンキュンするお仕事系ラブストーリーで、めちゃくちゃ楽しかったです。通勤中に読むのを中断しました笑

酔うと記憶を飛ばし、普段は微塵も見せない抑圧している本音を関西弁で捲し立て、奇行に突っ走る男・緒方。職場では鬼と呼ばれるほどストイックでクールに仕事をこなす彼が、入社2年目にして有望な新人・仁科の上に立つことに。仁科は緒方が入社当…

4

塚森専務の恋愛事情 小説

栗城偲  みずかねりょう 

美麗な挿絵での補完が完璧

会社で首切り役となった専務(受け)と成績トップ営業(攻め)の話。
現実でもフィクションでも悪役として立ち向かわれる側で描かれることの多い首切り役を主人公にし、そちら側の視点から描いた点が興味深く面白かった。
受けのキャラ設定も無表情クールで、感情に流されることなく合理的に人員整理を行っていく。たぶんBLキャラとしてはもう少し悩んだり苦しんだりした方が共感を得られるんだろうけど、こういうちゃんと…

5

カグツチ閨唄 小説

西野花  みずかねりょう 

「カグツチ」「鶺鴒」・・自分の為の覚書

この官能小説は、フィクション。
代々血族で継いで、その町の住民だけの為に行われる因習、という設定のカグツチ伝説。カグツチと交わると、願いが叶い大成すると設定しています。
あらすじは、沢山先にあるので割愛。

調べたもの---
▶鶺鴒
 秋の季語、スズメ目セキレイ科 尾が長く上下に振る習性がある。
『日本書紀』「伊邪那岐・伊邪那美に交道を教えた鳥」このことから、セキレイは「教え鳥」や「…

1

疵物の戀 小説

沙野風結子  みずかねりょう 

期待したのにー!

レビューを読んで期待したものの、全然良くなかった。やはり沙野さんの作品とは合わないと思い知った。
 日本人的な湿った(民族の特徴?)文体にやはり拒否反応が起こる。ストーリー自体は良いと思うので、外国人設定で英○センセか、ア○ラセンセが書くとそれなりに決まりそうだが………。
 
壮大なストーリーに釣り合わず、人物のキャラ立ちがショぼい!   みずかね氏のイラストでかろうじて救われつつ、何…

5

策士と奥手の攻防戦 小説

海野幸  みずかねりょう 

益子さんに幸あれ

春人の初心さがかわいかったし、三國が春人に翻弄されている様も愉快でした。
だけど私は脇役の益子さんを褒め称えたい。本筋にそこまで絡んでくるわけではないけれど、この本の中で一番いい人なのはおそらく彼だと思います。
悪いことをしていたわけでもないのに秘密をバラすぞと脅されて、結局はその秘密も三國に打ち明けざるを得なくなって、それでも春人を許す懐の広さに天晴。ちょっとうるっときてしまいました。幸せに…

3

好きなら一緒 にっ 小説

火崎勇  みずかねりょう 

隣の部屋の女が不気味。

あらすじにあるとおり「そんなとき、隣に引っ越してきた美女が、根岸と裕太に急接近してきて」ということで、この美女が二人の間を引っ掻き回します。
なので女性が出張るのが嫌いな方は、回れ右です。

この女、ただものじゃないんですよ。
引っ越しの挨拶のときから、なんとなくふつーこんな事聞く?みたいなことまで聞いてきて、なんなんだろ……と思ってたんですね。

攻めは人目を引くイケメンなので、攻め…

0

好きなら一緒 小説

火崎勇  みずかねりょう 

子育てものの王道って感じ。

いけ好かないやつだと思っていたライバルが、実は両親を亡くした甥を引き取って孤軍奮闘中であることを知り、手を差し伸べて……というお話。

ちなみに電子には挿絵がないです。
なんだよぉぉぉ!!!
二人はイケメン設定なんですよ。
おまけに、みずかねりょうさんですよ。
みずかねりょうさんの、きっと眼福まちがいなしの挿絵を見せろぉぉ!!と暴れたくなりましたよ。
そんなのサイトのどこにも書いてな…

0

塚森専務の恋愛事情 小説

栗城偲  みずかねりょう 

リーマン

「社史編纂室で恋をする」に出てこられた塚森さんのお話。時間軸としては「社史」より前になります。前作読んでいなくても可能だと思います。みずかね先生ファンとしてはたまらん一冊!イケメンリーマン二人のスーツ姿、タバコ咥えた姿、たまりませーーーーーーーーーーん!攻め受けとも嫌いではないですが、そんなに残らないかもと思ったので、萌にしました。いやでもホント、カッコいい。雑誌掲載分+書き下ろし+あとがき。

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