綺月陣さんのレビュー一覧

トリッキー・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

トーマのくびきと解放

「スレイブ・ゲーム」のスピンオフ作。
「スレイブ〜」でも大きな存在感だったイケメン変態オネエ弁護士・トーマが主人公です。

トーマこと藤間浩一が、まだ大学生の「高森浩一」だった頃…
そう、本作は真面目な模範生・高森浩一の初恋と、そのこじれ、そこからくる精神の流浪と遂に力強い「変態オネエ」のトーマとなるまで、そしてこれから、の物語です。
浩一の恋焦がれる相手は、大学教授の斑鳩庵(いかるが …

2

スレイブ・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

タチの悪いゲームだぞ

子リスちゃんみたいに可愛い系の理久が、高校生時代の憧れの人でバスケ部のエース・大悟に会いたい、この店で会えるかも…と2丁目のメンズ・バーに足を踏み入れる…
そんな始まりと、小山田あみ大先生の超絶カッコいいオトコたちのイラストに、ワクワク、わくわく。
…と読み出したはいいが……うーーんnnn…
理久のぐっちゃらぐっちゃらしたモジモジの性格、なーんにも自分で決められず、ずるずるズルズル流される。…

7

殉愛 小説

綺月陣  周防佑未 

「至高の恋は結ばれない」と信じていた頃を思い出しました

純粋な感想として「懐かしい!」の一言に尽きます。
2編とも21世紀前に書かれたものだと思うのですが、男性同士の恋愛が決して結ばれないもであった時代があったんだということを感じますね。
表題作なんて思いっきり不倫ものですもの。
今だったら「恋に落ちてしまっても、妻と別れる前に関係しちゃダメっ!」という、別の倫理が先立つのでしょうけれど「当時は男性同士の恋愛自体が禁忌のものだったんだよねぇ。同性…

0

獣―ケダモノ― 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

決して万人受けではないけれど、ものすごく惹かれた作品。

新しい作家さんを開拓したくて電子書籍を見ていたら、ちょうどキャンペーン中だったので、全く前評判なしで読んでしまったのですが、うっっ、すごい。しっかりとした重装備なしで、うっかり手を出しちゃいけない本でした。

極道は好きなテーマなのでよく好んで読むし、凌辱とかSMプレイなどの痛々しいものも、身体欠損などのグロいものも、わりと耐性がある方だと思いますが、それでもここまで激しい作品には出会ったこと…

9

トリッキー・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

笑えるし泣けるし深いし

『スレイブ・ゲーム』のスピンオフ。
前作でメインカプの恋愛成就に貢献した、藤間浩一(トーマ)が主人公。

父親のモラハラから母親を守るために弁護士を目指したトーマ。
高校生の時に受けた希望大学の模擬授業を担当した斑鳩庵に一目惚れしてから、彼を目指して大学に合格。崇拝に近いほど憧れている斑鳩の授業が毎週楽しみで、確かに目をかけてもらっていたはずなのに…既婚者の斑鳩がメンズバー「結界」で可愛ら…

5

いつもそこには俺がいる 小説

綺月陣  周防佑未 

あー……

すみません、初の『しゅみじゃない』で……

初読み作家さんです
電子で安く購入出来たので……
こちらシリーズものなんですね、知らなかった……
気付かずに1作目だけしか購入してなくて本当に良かった

全然、感情移入出来ませんでした

自分ではBL 自体、ファンタジーだと思ってるので地雷ないつもりだし『ありえない』設定も気にせず読める方だと思ってたのですが……

いや、これは何と…

4

トリッキー・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

読み応え抜群!でも、好みはわかれそう

他の方もおっしゃってますが…めちゃめちゃ濃ゆいお話です!トーマがどうしてこんな複雑でこじらせた変態になったかがよく分かる。
読み応え抜群な作品です!
(さらっと読める話ではない)

片思いしてる可愛いトーマ、入りが可愛かったのに
だんだん、ん?あれ?って転がり落ちて、気がつけば
綺月ワールドにどっぷりですよ。私はハマりました。

自分の壁を壊してくれて、認めて、支え合ったチハルママ…

9

トリッキー・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

変態オネエ弁護士、トーマの真実

こちら「スレイブ・ゲーム」のスピンオフで、前作では準主役であった変態弁護士・トーマが主役になります。
前作が未読でも読めるように書かれていましたが、そちらもとても面白いので、気になった方はレビューでチェックして下さい。
私もレビューが無かったら、前作をスルーしちゃってました。
今さらですが、素敵なレビューありがとうございます(*´▽`*)

で、面白かった! めっちゃ面白かった!!
よ…

8

東の満月、西の新月 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

共存できればいいのにな。

和気あいあいから始まった今巻。 勿論それだけでは終わりませんけどね。 東と西のこれからですよ。 双方の思惑がいろいろと出てきてますが、やはり西の方が息まいてるような気がします。廉がというよりその上が。 所詮、廉たちも今のところ大きい組織の傘下ですからね。 何でもかんでも自分勝手にはできないようで。でも廉のこれからの思いが進めばいんだけど。 潰しあいよりも共存。 頭脳の東に武闘の西。 いい関係になり…

4

龍と竜~銀の鱗~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

颯太の成長

~銀の鱗~
颯太が13歳になってます。思春期ということですが今までのお話からは予想外に母親のトラウマを引きずり大人の顔色をうかがったり、龍と竜城へ疎外感を感じたり、育ててくれた竜城へ引け目を感じています。
あんなに愛されて育ったのになぜ?

美少年に育ち魔性の少年に。そのせいか先生や同級生からも狙われます。

龍と竜城の現場を見てしまってからはますます疎外感を深め次郎の家に入り浸り、次…

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