ARUKU さんのレビュー一覧

君の夢を見ている コミック

ARUKU   コウキ。 

作画のみ担当?

ARUKUさんが原作のみという作品を初めて読みました。
独特の世界観とやや文語的な言い回し、ガラス玉のような目の描写などが一体になったものがARUKUさんの作品という印象ですが、こうして他の作家さんの作画で読んでもARUKUさんの色が強いですね。

他の方も指摘されていましたが、ネームの状態で渡されていたというところがわたしも気になって。
ARUKUさんの言葉選びは結構独特ですよね。
た…

5

ほんとは好きだ コミック

ARUKU  

長年に及ぶ純愛×2

 ARUKU先生らしい学園ものだな、というのが第一印象。攻めは人気者の生徒で、受けはクラスでも孤立している幸薄な生徒。ただし、柾はいじめられたりしてもおどおどするようなことはなく、毅然とした態度を崩さないところがとても良かったです。北条のアタックにも最初から落ちるわけではなく、むしろ反発していたくらいで、自分の出自にコンプレックスを持ちながらも、彼がここまで強い心を保って生きてこれたのは育ててくれ…

0

発熱バスルーム コミック

ARUKU  

やっぱりARUKUワールドでした

ARUKU先生が大好きなので毎回楽しみにしています。独特の世界観で毎回惹き込まれるのですが、今回はいつものふんわり感が少なくて初めのうちはヒリヒリとした緊迫感まで漂っていました。

たまに肌色率の高い作品はあるのですが、これも最初はレイプというARUKU作品には珍しい展開で、マナトの見晴に対する執着は見えてくるものの、果たして見晴はマナトを愛するようになるのかと思ってしまいました。

とこ…

3

発熱バスルーム コミック

ARUKU  

えぐいほどに

絵が上手い作者さんではないので、敬遠していました。
恥ずかしながら、先生の作品は今作以外の他に高評価の二冊しか読んでいません。
それを読んだ後での今作、先生は執着攻めが作風なのかしらと思いつつ、今作もそれが全面に出ている印象です(とても好きです)
前半までは無理矢理系のエロが多いです。

後半から受けが子供返りをしている描写もあります(エロい)が、ほぼ監禁または軟禁の精神状況を考えるとそ…

5

発熱バスルーム コミック

ARUKU  

贖罪と復讐。その恩讐の彼方に

私にとっての神作家・ARUKU先生の新作「発熱バスルーム」。
表紙一枚めくっての肌色に驚いた…
そして読んでみると、近年にないセックスシーンの多さ。それも無理やり系な。
この主人公・見晴は不幸不幸不幸、不幸の只中に暮らし働き、ある日目覚めると見知らぬ男に監禁され、そしてレイプされた…
怖すぎる。
読んでるこちら側も、この犯人が誰なのか、なぜ見晴なのかが全くわからない状態で、ただ見晴がいじ…

11

発熱バスルーム コミック

ARUKU  

金魚鉢の外はこんなにも美しい

15平米のバスルームという名の金魚鉢に、小さな赤い金魚と真っ黒な金魚が泳いでいる。
外界は危険がたくさん潜んでいるから、自由はなくとも金魚鉢の中でなら命がおびやかされることもない。だけど金魚鉢はあまりにも小さすぎて、二匹がずっと一緒に生きていくのはほぼ不可能。
やがて真っ黒な金魚は、赤い金魚を生かすために決断する。唯一のものと引き換えに自由を手に入れた赤い金魚は、真っ黒な金魚に語りかける。金魚…

19

発熱バスルーム コミック

ARUKU  

バスルームでエンドレスセックス

ARUKU先生はよくこんなギリギリと緊張状態の続くストーリーを何作も描けますね。先生の精神状態を心配してしまいます。

極限状態における二人だけの世界、奪うもの奪われるものの間に芽生える愛、そういったものがARUKU先生の追い続けるテーマなのかなと勝手に思っています。

マナトと見晴、二人とも浮世離れしたキャラクターです。ARUKU先生の世界の登場人物は、みんなどこか変で現実感が無いです。…

16

発熱バスルーム コミック

ARUKU  

バスタブUFOで旅立とう

すごかった……
5×3mの古びたバスルームで繰り広げられる監禁愛で、ARUKU先生お得意の執着攻め×不憫な健気受けです。
無理矢理などの性描写も多いのですが、最終的には純愛ルートに辿り着くのでご安心を。


受けの見晴は、ブラック企業に勤める孤独な青年。
ある日、アパートの外にカメラが仕込まれていることに気付きますが、そうこうしているうちに会社が倒産。
孤独、疲労、社会からの疎外感を…

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嫌い、大嫌い、愛してる。 コミック

ARUKU  

この世の果てに見出した純愛の陰には。

発行当時、神評価のうなぎ登りに圧倒されて読んだんだけど。
やっぱり何というか。再読して確信めいたものを感じてしまう。
ARUKU先生は何か、女性性というものに非常な嫌悪を感じてらっしゃるのか。
いつも大体女性というものを「完全なる悪」の様に描かれていて。
それがもういたたまれない。
アンデルセンが失恋の痛みとか、もしくは母を敬うあまり他の女性を嫌悪したとかで、
とにかく不幸な結末の女性…

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嫌い、大嫌い、愛してる。 コミック

ARUKU  

愛憎から生まれたもの

久々にARUKUさんの作品に手を出したら猛烈なものを浴びました。
読み終わるのに1時間以上読かかり、最後は思わず感嘆の息が。
寝る前に読んだら興奮して眠れなくて夜更かししてしまった。
昭和50年代、閉鎖空間の少し寂しいようなさびれたような田舎が舞台。

凍月のおぞましい行為に耐えるため、心をなくすように性悪に復讐に生きようと決めた奏。
それでもやっぱり彼は無垢できれいだった。
憎いの…

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