吉田ナツさんのレビュー一覧

ロマンスがたりない 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

良かった〜!

前のめりな肉食系小鹿な圭と、のこのことやってきた気のいい熊さんな九万さんですね。

安心して読めるすれ違いものを教えてもらった作品です。

短いですがとーってもぎゅ〜っとしたお話でした。

日頃の憂さが晴れるような、BL王道街道ど真ん中を行くような、ほのぼのほっこり良いお話です。

九万さんが理性と戦ってるのに圭はめっちゃ妄想でお世話になってて(笑)

お互いとても好物件ですね…

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Home,sweet home. 小説

吉田ナツ  高峰顕 

監禁はじまりだけど

久しぶりの再読。

監禁始まりでスタートし、恋人同士になり、同棲スタート。
生まれてすぐにゴミ箱に捨てられ、施設で育った攻めの瀬尾が夢見る「平凡だけど楽しい我が家」がなんか切ない。

後半、瀬尾の執着が止まらなくなってしまう。
やばいと充分自覚しつつも、広也をどこにも出さずに一生閉じ込めておきたいと思ってしまう瀬尾の執着度合いがどんどん増していって、どうなるんだろう……と思ってた着地点…

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一途な独占欲 小説

吉田ナツ  周防佑未 

こんなにじっくり!

こんなの初めて!

ドラマチックですね。偶然出会った二人がお互い好きになっていくのをじっくりじっくり。しかも二人ともイタリア男とギリシャ彫刻並みの美男。かたや輸入会社セレブ社長伊佐、かたや税理士ニ年目の一周り年下で幼馴染に片思い歴13年のかたぶつ夏目。

百戦錬磨の伊佐がどんどん夏目に本気になって口説くのに、優しさや包容力があって本当にイイ男なんですよ。
口説かれる夏目は幼馴染が忘れられ…

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嫁いでみせます! 小説

吉田ナツ  鈴倉温 

こんなん好きになっちゃうよ!

わお!って感じのお話でした。
ワンコ受けが全力で攻めを落としにかかる。
ただ、前半はキャラが違うというか、急にキャラ変した受けにこちらも戸惑ってしまいます。攻め視点も入ってますので両方わかって良かったです。

主人公陽介は尊敬する父と兄のような建築家になること、両親のように温かい家庭を作ることを夢見る20歳の大学生。
王子様ルックスで来る者拒まず去るもの追わずで女の子にモテモテです。

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嫁いでみせます! 小説

吉田ナツ  鈴倉温 

2011年のラブコメ

吉田ナツさんは、最近新作が出ていない作家。

2011年のちょっと昔の作品だけど、
日本語が正しく使われていて、読みやすかった。
挿絵が漫画調というか、棒が服を着ているようで下手。
それが少し残念だけど、コメディだから丁度いいのだと思う。

今世のBLは、ネタが出尽くしているというか、練れてないし、編集担当が居ないのか、校正もされていない。
なのでちょっと昔の作品のほうが丁寧に作り…

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大好きなんです 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

「モテ男が本気の恋におちたらどうなるか」「非オタと筋金入りオタクの恋」

再読
明るく楽しいノリでありながらも、結構深いもんが詰まってると思います。

前半は「モテ男が本気の恋におちたらどうなるか」が攻め視点で書かれてて最高!

攻めの津田は、バイでモテモテで、恋愛サイクルが短い&去る者追わずをモットーとしてきたような男なんですね。
そんな男が、タイプど真ん中な新入生の都石と出会うんだけど、都石はコスプレ大好きで筋金入りのオタクでノンケ。
おまけに可愛い彼…

1

夜の情香 朝の心温 小説

吉田ナツ  七海 

読後が切ない。

多重人格のお話。
最初こそ享楽的な交代人格はちょっと好きくないかも~だったのですが、最後にはすっかり絆されてた私。(´;ω;`)


攻め様は、恋人に自殺されてしまった過去を持ち、今も贖罪の気持ちを抱えている高岡。
ある夜、凛と名乗る軽薄な雰囲気の男から声をかけられ、誘われるままホテルへ。
それきりのつもりだったのに、その後、凛とそっくりな春樹と出会う。

見た目はそっくりなのに、…

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何度でも、恋に堕ちる 小説

吉田ナツ  みずかねりょう 

良く解らない感覚

吉田ナツさんが好きです。
でも私『遅れて来た読者』なんです。
出版された年に読めたのは『ひよこ、ロマンチックはじめました!』だけで、その他は全部後追い……どこかでまた書いてくださることを切望しているのですけれども。

このお話は私が吉田ナツさんに抱いていた『コメディなのに泣かせる作家』という印象と大きく違ったので驚きました。
だって『執着年下弟攻め×美人薄幸ダメよダメよ兄受け』ですよ。

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一途な独占欲 小説

吉田ナツ  周防佑未 

素敵な独占欲σ(≧ω≦*)

百戦錬磨の攻め様の必死さがとてもツボで、大好きな一冊です(≧▽≦)

受け様は税理士の夏目。
13年片想いしていた幼馴染みの新倉が結婚すると聞き、失恋で傷心真っ只中に訪れたバーで、大人の色気漂う男性から口説かれる。
このハンサム男が、攻め様の伊佐。

いやー、遊び馴れた感たっぷりの伊佐。
部屋へ誘って、ベッドまでいくのが実にスマート!
おおっ、こうやったら不自然じゃなく部屋に連れ込…

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夜の情香 朝の心温 小説

吉田ナツ  七海 

文章が合えば神だった…っ!

ストーリーはすごく良い!だからこそ、この「小説としての文章」の微妙さがもどかしく、惜しいと思った作品。

多重人格については、あらすじでは隠されているものの、わりとすぐに明かされる(ここの受けの説明に思いっきり書かれてるのには驚いた…)。
メイン人格と辛い過去を引き受ける人格が主になって進むという、多重人格モノとしては王道設定なんじゃないかな。映像作品を参考にしたのか、バウンドしながら人格が…

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