小椋ムクさんのレビュー一覧

chocolat bunko after story collection vol.3 特典

番外編ショート12作品

後日談やら番外編ショート12作品です。
vol.1、vol.2もそうでしたが、元の作品を読んでいると楽しさ倍増という感じでした。

「夏の残響」凪良ゆう(「まばたきを三回」より)
村でスケッチ中の令の前に、史郎という青年が現れます。戦時中の生霊ですが、当人はその自覚がありません。なぜか史郎が気にかかる令は、関わるなという一佳の言葉に逆らい、お弁当をつくって会いに行きますが…という話です。切…

0

極上の聖夜をふたりで「極上の恋を一匙」番外編 特典

クリスマスのお楽しみは

本品は『極上の恋を一匙』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

恋日になって半年後、
成宮視点での冬のお話になります。

11月のとある日、
成宮は美しい紅葉に目を細めながら
箱根に向かっていました。

成宮が周と恋人同士になってから
半年が過ぎ交際は順調ですが
成宮の仕事の都合で
まだ同棲には至っていません。

プライベートでは
たびたび訪れてはいる…

2

小説花丸 きみがくれたぬくもり 小説

伊勢原ささら  小椋ムク 

ぬいぐるみと分かち合う人生

ぬいぐるみのくま、を通してでしか会話が出来ないという強迫観念に苛まれているメイ。
その存在は唯一の支えであり、癒し。どんなに酷い環境でも二人一緒なら大丈夫と信じ生きてきました。
初めから愛情を知らないことと愛情を失ってしまうことと、どちらがより辛いのかは決められませんがメイも斎賀も後者になります。

親の育児放棄から養護施設そして引き取り先とメイが幸せになる道のりは長く遠いので、王子の登場…

6

不器用な恋のあらすじ 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

とても印象的なお話でした。

登場人物の描写がとても面白くて、良くも悪くもずっと記憶に残る作品だと思います。

特に受けの優人。
あとがきで「普通の子」と書かれてあって、どこが?!と思いました。
捉えどころがなくおっとりした雰囲気で”草食系”ならぬ”植物系”。
会話や行動がいちいち斜め上にいきがちで、個人的には超がつく天然に見えました。
それもこれも優人は自分を含めた人間というものに無関心であるため、社会性が若干乏…

3

ブラッシング「しっぽだけ好き?~恋する熊猫~」番外編 特典

天邪鬼な彼氏の優しさ

本品は『しっぽだけ好き?~恋する熊猫~』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、珠貴が
尻尾に違和感を覚えるお話です。

珠貴にはえた尻尾は
青甫には消す事ができると言われますが
勝原が気に入っているようなので
珠貴はそのままにしています。

ある日、
笠原の研究室内で自分の肌をなでる
毛の感触が耐え切れなくなった珠貴は
尻尾をジャージのウェスト部分から
引…

0

プレゼント「しっぽだけ好き?~恋する熊猫~」番外編 特典

天邪鬼な彼氏に勝つ方法

本品は『しっぽだけ好き?~恋する熊猫~』の
アマゾン限定特典ペーパーです。

本編後、生まれたばかりの
レッサーパンダの幼獣のお話です。

レッサーパンダの幼獣が生まれて一ケ月。

笠原は鮮やかな二色の首輪を
レッサーパンダの幼獣用にと
用意します。

今は見わけをつけるために
紐を使っていますが
紐だとほどけやすく
噛み千切って誤飲したら
危険だと判断したようで…

0

プライベートバンカー 小説

手嶋サカリ  小椋ムク 

最後のシーンがぐっとキて好き

面白かったです。うん、先生、次回作も凄く楽しみにしています。
前作もそうでしたが、登場するキャラの周辺、背景を
書き込まれているように思うので、シンクロしやすいです。
ふわふわした甘さなどとは全く正反対な印象で、
生身の人間のぶつかり合い話がお好きな方はいいのではと感じました。
地雷は お道具 が出てくるところでしょうか?
書き下ろし270P+手嶋先生のあとがき です。

東京、香…

4

もういいかい、まだだよ 発売記念ペーパー 特典

恋情を埋めるもの

「もういいかい、まだだよ」のペーパーです。
春宵の存在・事情を理解して、春宵の家族として日常を過ごす荘助視点です。

自分が小さな頃から家にいた春宵。春宵はおじいちゃんの友達。
何歳なの?と聞くと「二百歳以上だ」と笑う春宵。
おじいちゃんの写真に、今の姿と同じに写る春宵。
自分たちは家族。
でも、恋情の寂しさを埋める事は、できない。『どうか、だれか、春宵とー。』

今自分は古希。…

1

もういいかい、まだだよ 小説

栗城偲  小椋ムク 

きれいなお兄さんは妖怪です

「てのなるほうへ」の涼やかなろくろ首・春宵(しゅんしょう)の物語。
時間軸は、「てのなる〜」の20年くらい前。
3編の構成になっています。

「一日千秋」
江戸時代。すでに長く生きている妖怪の春宵は、江戸の町に繰り出して人を驚かせて遊んでいた。
そんな頃、驚かせようと首を転がしていた春宵を逆に驚かせた人間の弥一郎と仲良くなったが…
それまで深く人間とは関わってなかった春宵は、人間とい…

2

初恋の行きつくところ 小説

八条ことこ  小椋ムク 

受け…めんどいな!!!

乙女な受けは結構好きな方ですが、受けがあまりにも面倒な思考をするので
『こ…この受けめんどくせー!!!!』と胸の中で叫びました
でもこの面倒臭さ、リアルです
なにしろ25歳で童貞、高校時代の事故のようなキスしか経験がないので
経験のない童貞の思考なんだと思うとすごい納得
攻めの好意を卑屈に捉えたり
向こうの経験豊富さを過剰に気にしたり
(ちょっと攻めを貶めるような思考もありました)

5
PAGE TOP