楠田雅紀さんのレビュー一覧

恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

『ネタばれ容認派』もネタバレなしの読了を強くお勧めします

電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。

読み始めて一番最初に思ったのは「先にレビューを読んじゃって失敗したあーーーーー!」ということ。
私は下手をすれば推理小説ラストも先に読んでしまう位の『ネタばれ全然平気というか、むしろ歓迎派』なのですが、このお話はやっぱり「仕掛けを知らずに読んだ方が断然面白かっただろうな」と思うのです。
楠田さんもそれを意識して書いているし、そこがとてもとてもいい感じ…

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恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

生まれてきて、よかった。

難しい。
本当にその一言に尽きる作品だったな、と。
ネタバレなしで読むことを本当にオススメしたいです。

受けさんの東護は、偶然がきっかけでペンネームがマサトという
作家と知り合うことに。
次回作を書いてほしいことの交換条件に抱かれることを提示され
2人は度々交流を取りながらも距離を縮めていく。
そんな時、柳瀬優という大人気若手実力作家に担当を指名され会いに行くも
マサトと瓜二つ…

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恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

一気読み!!

BL作品とは思えないような緊迫したプロローグが非常に印象的です。
編集者・森藤がいかに本が好きか、
日々様々な作品に触れる中で
心を打たれるものに出逢えるのはどれだけ稀な事か。
ネットで知った才能溢れる人物との接触、
大ベストセラー作家・柳瀬の
一見穏やかに見えて怖ささえ感じる冷たい目…。
読み始めたら止まらないとはまさにこのこと!!
先が気になってドキドキして
やっぱり小説は素…

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恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

人の中にある様々な可能性を描く

今回はWEBサイトに投稿している謎の作家と
大手出版社の文芸誌の編集者のお話です。

謎多い攻様に関わる諸事情が詳らかになり
受様の恋人となるまで。

受様は大手出版社に就職して
文芸誌の編集者として6年目、
主に新人作家を受け持つ編集者です。

受様は仕事柄、本の売れ筋や
新刊の売れ行きを常に意識し
今日も仕事上がりに書店によりますが

そこで受様の上司である副編集が…

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愛しい妻を淫らに啼かせて「偽りの皇子は淫らに啼いて」番外編 特典

5年たってもラブラブ♡です

本品は『偽りの皇子は淫らに啼いて』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編から5年後、大星視点で
彰湖を伴って初帰郷するお話です。

高台にある岩城に
爽やかな風が吹き向ける初夏。

大星は崇林族の本拠地に
実に5年ぶりの里帰りを果たします。

彰湖の存在がなければ
救国軍はここまでの改革を行えず
大星の生活にも潤いと彩りは
無かったことは確実です…

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偽りの皇子は淫らに啼いて 小説

楠田雅紀  史堂櫂 

皇太子(の影武者)としての矜持

今回は反乱軍の指揮官の1人で地方大豪族の頭領と
皇国の皇太子に瓜二つな影武者のお話です。

貧窮する民のために救国軍が立ち上がり
攻様が受様を伴侶とするまで。

受様の住む国は高原にありますが
ここ数年、雨期に雨が降らず
収穫季に嵐が来るという天候不順が
続いていました。

しかし、
大皇后と皇太子は民の生活を顧みず
贅沢三昧な日々を送っていた為

秋から冬へと向かう…

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恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

折り合い

麻々原先生の素敵な表紙で購入。どっちが攻なんだろ?3Pですか?と楽しみにしていました。予想とは違ったお話でしたが、重くなりすぎず、せつなさにきゅんとしたので萌よりですが萌2にしました。終わり方が難しい・・・良かったような良くなかったような。どうなっていれば嬉しかったのかも思いつかず。本編のみ240Pほど+先生のあとがきです。

お話は編集者の東護が久しぶりの休日に暇つぶしにと投稿サイトを覘くシ…

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偽りの皇子は淫らに啼いて 小説

楠田雅紀  史堂櫂 

表紙買い

表紙にひかれて購入。天山山脈と崑崙山脈の間にある架空の国、澄が舞台の中華ものでした。まっすぐ王道一直線だと感じたのですが、クスと笑うところも癖のあるキャラも無く、今一つ残らなかったのですいません、中立にしました。気が短い方なので、忍耐の時間が長くてちょっとイラっとしたせいかな。本編のみ240P+先生のあとがき。きっと優しい御姐様方には間違いなく響く、健気頑張り屋さんとそれを愛する方のハラハラ話。最…

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恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

弱さも強さも

タイトルこそラブコメを予感させるけれども、
冒頭の誘拐事件のワンシーンが臭わせるように、取り上げている題材はシリアス。
楠田先生なので、安心して読みました。

売れっ子新人作家と、編集者のお話。

桃源社で編集者として勤務する森藤東護。他部門の同期から新人発掘企画を聞かされて興味を持ち、紹介してもらった投稿サイトで有望な作品を見つける。早速投稿者とコンタクトを取って何度かやりとりを続け…

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偽りの皇子は淫らに啼いて 小説

楠田雅紀  史堂櫂 

可愛がりたい。おまえを味わいたい。

中華風ファンタジー、との事ですが。
自分の頭の中では、韓流ドラマの時代劇が(エロを除いて)繰り広げられてるくらい
ハラハラとドキドキと切なさが織り交ぜられた、
久々に面白い時代劇風のお話を読ませてもらいました。
また、「精進」されてるというエロ。
いやあ…凄い。ねちっこい。
強姦から始まり陵辱となり最後はデロデロの甘々と
3種類のエロも堪能出来ますので、
刺激をお求めの方にも満足さ…

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