松尾マアタさんのレビュー一覧

オールモスト・パラダイス コミック

松尾マアタ 

北海道出身の作家さんならではの感性

表題作【オールモスト・パラダイス】
北海道の日本海側に面した小さな町に住む中学生と、東京からやってきた美術教師とのお話。

この作品で一番いいなと思うのは、北海道出身の作家さんならではの感性、感覚が作品の中に現れているところです。
主人公(攻め)が「東京に来て初めて日本はアジアなんだと実感した」と感じるところがあって、これを読んだ時に作家さんは北海道出身の方に違いないと確信しました。
(…

3

恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

普通の子が誠実に頑張っていると泣けてくる(歳のせい?)

電子書籍で読了。挿絵あり(個人的には電子でも綺麗に再現されていると思いました)。

表題作と、サークルの先輩がお話の主旋律を引っ張る、二つのお話で構成されています。

まったくもって個人的な話ですが、私は「どうせ自分なんて……」という科白が嫌いです。と言いつつ、自分でも度々口にすることがあるのですが、言った後は前以上に落ち込みます。
このお話の中で、小嶋くんもこの手の科白を何度も心の中で…

2

恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

とってもかわいいラブコメです

月村先生のお話はまだ4冊しか読んだことないですが、今のところこちらが私のナンバー1です。
とにかく受けの睦月くんが愚鈍でかわいいです。優柔不断キャラって読んでてイライラするから
好きじゃないけど、ここまでくるとかわいらしくて見守り体制になりました。
(まあ、上手い具合に川久保くんがフォローするという、男前行動ありきなんですけどね。)
全体的にほのぼの・クスって感じで心が癒されました。
胸…

2

嘘つきは紳士のはじまり コミック

松尾マアタ 

來自台灣的讀者

讓人笑著看完的無奈故事

2

恋に努力は不可欠です「アナタの見ている向こう側」番外編 特典

ラブラブな二人の後日談

A4サイズ用紙3/4の文章量。関東よりも早く目覚めた宮本が、関東のために朝食を作ろうと思いつくお話です。
関東と恋人になったのは、たくさんの偶然が重なった結果。
だけど、その偶然を引き寄せ、恋を実らせるために、努力をした自負が宮本にはあります。
そして、その実った恋を失わないために、努力し続ける必要と覚悟も宮本は持っています。
だけど、努力しているところは関東には見せたくない(笑)・・・相…

3

アナタの見ている向こう側 小説

火崎勇  松尾マアタ 

俺様初の本当の恋は切なくて

職場近くのカフェのシェフ・関東が、自分の後輩・福原をいつも見つめていることに気付いていた宮本。
声をかけず、ただ福原を見つめ、その食事をする姿に微笑むだけ。
そんな姿が気にかかった宮本は、福原のことを話題にし、次第に関東と親しくなっていきます。
そうするうちに宮本自身が関東に惹かれていくのですが、関東の視線はいつも福原に向けられていて・・・というお話です。

物語は宮本の視点、一人称で語…

4

恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

楽しい大学生活を思い出す きゅんコメ

月村先生好きだし、松尾先生の挿絵見たいしget。表紙がめちゃ可愛い♡

カラー口絵は攻め受けが桜の下でstanding。キレイ。背後のスイーツ店内に
どすこい組の背中(笑)。読み終わった後はぷっと笑ってしまう。
中の挿絵も色々書き込まれていて とてもうっとりします。

お話はきゅん+コメディ。先日出た切ないトーンのお話とは違って
個人的にはこっちのトーンの方が好みでした。
恋は甘く…

2

遠くにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

受けがもう少し魅力的ならば…

ひのもとうみさん、多分この作品が初読みです。
三人称で、攻め受けの視点切り替え。

これはね〜、攻めのタイプがタイプなので好みの分かれそうな作品です(苦笑
恵まれすぎてニブチンとなった男性×自己評価が恐ろしく低い青年。
なんというか、夢やら希望のキラキラBLとは真逆の作品となっています。

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家具会社の製造部で働く26歳の治樹が受け。

2

恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

好きな作家の作品

 断われない性格だけど、そんな風になりゆきでたどり着いた道を楽しむ男の子が主人公です。攻めもちょっと強引でかっこよかったです。やっぱりこういう雰囲気の作品は、大好きですね。
 どうしてこの作者の作品をこんなに好きなんだろうとふと思いました。もっと笑える作品や、切ない作品は、たくさんあるのに、全部読みたいと思える作家は、月村先生だけです。たぶん私は、この作家が書く少し癖があってネガティブで幸せから…

2

遠くにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

切ない片思い

この作品は、攻めをひどくする代わりに切ない展開を書いています。ちょっと精神的に痛いなというシーンがいくつかありましたが、だからこそ、感動しました。攻めに傷つけられた受けは、ますますネガティブになります。自分を傷つけるような思考回路が悲しいです。ネガティブ受けは、好き嫌いがわかれると思いますが、これはかなり重症なネガティブです。そんな思考を読みたい人におすすめです。ここまで、痛い作品は、なかなかない…

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