一穂ミチさんのレビュー一覧

ワンダーウォール 小説

一穂ミチ 

続きが出るたび好きになる!

『ワンダーリング』三冊目の同人誌。

まず感想としては、もうこの二人ほんと好き!!!
一穂さんの書かれる意地悪受けが大好きなので雪はドタイプだし、藤堂のヘタレ紳士ぶりもとても素敵です。
本編より雪のデレが増え、魅力的な登場人物も増えたことから、このシリーズに対して愛着が増してきています。


■「わるいこみつけた」
いくつもの言葉を操り、世界を股にかけ活躍する藤堂が、自分や雪は何人…

4

Dear+ Novel Fair 2014 Special Book 特典

意外にエロがあって驚き!

ディアプラス文庫2014年の全員サービス小冊子です。
やあ、1/3くらいは本編読んでいない作品でしたね。
随分前の作品のSSもあって、びっくりしました。

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安西リカさん『好きで、好きで』番外編
→本編未読。そろそろ付き合いだして11年という、桜の時期のお話。
ネガティブ思考の受けに対して先手を打って同棲を持ちかけた(きっと本編で)攻め…

4

2015 spring 小説

一穂ミチ 

軽快で暖かなチョコレート色の幸せ

相変わらず一途というのを通り越した一途さの片喰くんの
バレンタインストーリー。
テーマに合わせてクラフト紙にチョコーレート色のインクという
おしゃれな装丁の『街の灯ひとつ』番外編。

すっかり安定している幸せな割れ鍋と綴じ蓋ぶりは
読んでいてとても楽しいが
何より、ある種コミカルな程の彼の言動を
とても軽快にそして暖かく描く一穂さんの筆の冴え!
もし本編を知らなくても、ちょっと個…

3

2015 spring 小説

一穂ミチ 

まさかの片喰×初鹿野!!

何か私に作用したのか、ただの偶然か(後者でしょうけどもw)
つい先週『街の灯ひとつ』と『窓の灯とおく』を
読み返したばかりだったんです!!
もうミチさんの新作では私の大好きな片喰×初鹿野は
もしかしたら読めないのかもしれない…と思っていたのですが
「久しぶりにバミオ書けて楽しかったです」だなんて
有り難くて有り難くて思わず涙ぐみました!!!


初鹿野と付き合い始めた事で、
そ…

4

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

愛すべきON/OFFアナ

一穂先生の作品は、わんわん泣ける描写やぐわわっと胸を突き刺すように萌え悶えるエピソードよりも、どこかほっとする展開と思わず付箋をつけたくなるような小さな掛け合いが光るので大好きです。

今回一番涙腺にぐっと来たのは前半のアクセント辞書のエピソードだったのですが、ここ以外でも印象的な部分が萌えたり泣けたりする重要なシーンだけではなくて、ちょっとしたやりとりや地の文の中のさりげない一節でとてもぐっ…

14

なんにもいらない 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ほっこりとした読後感

本編『イエスかノーか半分か』も個人的に大好きな作品ですが、こちらはさらに上をいきます。すっごくすっごく良かった!

相変わらず計の心の中での毒舌は絶好調だし、潮との夫婦漫才なテンポ良い会話も面白い。もちろんエロもあります。さらに今回は計の両親も絡んできて、笑いあり切なさあり感動ありです。2段組構成でボリュームもあり。

『オールアイニード』
季節はクリスマス、テレビ局の特別イベントとして…

7

Dear+ Novel Fair 2014 Special Book 特典

創刊15周年おめでとうございます!

ディアプラス文庫・創刊15年記念、全サプチ文庫。
10作品の番外編が、各9ページずつ載っています。


■安西リカさん『好きで、好きで』番外編・「桜さくころ」
付き合って11回目の桜の季節を迎える穂木と志方。
がんばって花見弁当を作った1年目、
つまらないことで喧嘩した5年目、
遠距離恋愛の8年目……

そして現在。
志方が同居を切り出した理由が
穂木への愛に溢れていて胸熱…

7

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

描写の細やかな一穂さんだから絵が浮かぶけども

二宮さん、お忙しいんでしょうか・・・もっ、もっっとイラスト欲しかったー!これはあんまりじゃないですか?せめてもう2カットぐらいあってもいいと思う。 さて、感想ですが、まだこれから日本にできるかもしれないカジノという、近いようで遠い設定に、いまいちピンとこないままでした。幼馴染のような兄弟のような、というのも私には鬼門なんだけど、一哉のキャラが立っていたのがよかったです。しかしほんとにこの産業、日本…

4

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

面白かった!

木原さん然り、一穂さんもカタカナのタイトルのものは好みではないんじゃないかと勝手にジンクスにしてたけど、違いました。「ノーモアベット」でスピンオフになるなら社長か芦原のどっちかだろうと思ってましたが、まさかこの二人の組合わせとは。それほど芦原のイメージが違っておりました。アルカイックスマイルで他人には興味がないというのは合ってるけど、自分を大事にしていない人だったんだなあ。社長ももっと飄々として食…

4

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ストーリーに引き込まれる

以前に読んだ作品を読み返してみました。

いつも思いますが、文章が素敵ですね。
そして読んでいてドキドキするストーリー展開
最初はBLらしさはないのですが、内容に引き込まれます。
恋人(女)とのセックスレスに悩む男と
思いを寄せる幼馴染との同居生活に何か引っ掛かりを感じはじめた男が
いろんなハプニングや偶然という簡単な言葉で片付けられない出会いをします。
この4人の複雑な人間模様。…

7
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