井上ナヲさんのレビュー一覧

いつか君とはなれ コミック

井上ナヲ 

拗らせた初恋。向けられた方の気持ちは?

喜一が好きなひとは、母に連れられて引っ越してきたアパートの管理人である次郎。子供の頃からずっと変わらない。
高校生になってだんだん分かるようになってきたが、次郎は喜一の亡父を好きだったのだと気付く。
次郎にとって、自分は亡父の代わりなのか。
というように、主には喜一の視点で綴られていきます。
こういう、子供の頃の初恋を拗らせたまま大人になっていくお話は大好物でして、楽しく読みました。
自…

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いつか君とはなれ コミック

井上ナヲ 

ストーリー重視

タイトル通りの作品。えちはないしキスはほんの触れただけの重的向きはBL感があまり強く見えないものの内容はとても禁断な設定の作品。
個人的には年上×年下が好みなのでその逆はあんまりなものの、こういう最初からストーリー重視っていう作品は話に集中させてくれるから好きです。それに現実離れ感もなく、本当にこの日本のどこかにこんな二人が居るのだろうなと、それはもう切実に想像が出来てしまう心が温かくなる作品で…

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捨て猫の家 コミック

井上ナヲ 

愛と苦悩の美しい対比

フィル×エド

本棚から出てきた井上ナヲ先生の美しい一冊。
これまで放置していたことに驚いた。


19世紀のイギリス風の雰囲気が、
哀愁と繊細が漂うトーンが絶品で素敵。

永遠の吸血鬼と、
限りある人間の
切ない愛の物語が息をのむほど美しい。


少し残酷な吸血鬼のエド、
強気美人でクーデレで、
内に秘めた恋心に怖じ気づいて、
怯えや戸惑いを抱えていく。
冷…

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きみのはなし、 小説

朝丘戻  井上ナヲ 

不安になる……。

冒頭の主人公・飛馬はちょっと変わった子なのですが、親友? の海東は輪をかけた変人ぶり。

高校時代から、海東は飛馬のことがとても好きなのですが、大胆にも飛馬にキスをねだりめちゃめちゃチュッチュしまくる癖に、飛馬と一生付き合えないと思い込んでいます。

いやいやいや、全然気の無さそうなノンケの友達にキスをする方が勇気要ると思うけど、何故そんな頑なに告白しないのか? それでいて、飛馬に彼女が出…

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いつか君とはなれ コミック

井上ナヲ 

えちはない。だが、、、

帯に、「息子×義父 禁断の純愛」とあったので、義理関係好きの私には読まずにはいられなかった1冊。


Cannaさんだし、一筋縄ではいかない展開なんだろうなあ、、、なんて思っていたら、スト重視のエモ作品でした。

義理の息子(DK)×人形作家の父。

今は亡き攻めの実父を好きだった受け。

愛する人を失った息子と妻を自らの元へ呼び寄せ、ともに暮らしながら好きだった相手の面影を息子…

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いつか君とはなれ コミック

井上ナヲ 

ひとつ屋根の下のはなし、かな


途中まで、試し読みしてから
ずっと気になっていて、やっと読みました。
話の流れは予想ついてしまってはいたんですけど、いいお話でした。

ただ、影をつけすぎではないかと。
作家さんの作風なのだと思いますが、
どうしても閉鎖的で重くなるのが
読んでいて、萌えるポイントでそれほどキュンとしないというか…
2人が離れたあとは、一瞬、年上受けのモノローグも読みたかったかもしれないです。

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いつか君とはなれ コミック

井上ナヲ 

ただ人を好きになっただけ

井上ナヲ先生の久々の新作と聞いて。

先生の作品とのはじめましては「捨て猫の家」でした。
無機質ながらも重く深い愛の形を描いたその世界観に引き込まれ、
読み終えてからもしばらく頭の中に居座って離れなかった記憶があります。

一歩踏み間違えればバッドエンドを彷彿とさせる不安定さと、
繊細な心理描写、そんな井上先生ならではの作風は今作でも健在でした。
少し時間が空いての新作だったので少…

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いつか君とはなれ コミック

井上ナヲ 

積み重ねる日常とドラマ

完全にあらすじ買いです
「息子×義父 禁断の純愛」
この一文に惹かれました

この一文からのみだとどうしたって禁忌や背徳的なものを思い浮かべると思います
でもこの作品の中で紡がれる世界は喜一と次郎がずっと積み重ねてきた日々の上に成り立っています
とても丁寧です
毎日が劇的な事なんてそうある訳ではないですし、日々を重ね2人が共に歩んだ時間が歴史であり、振り返った時に「2人の物語」が成立…

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いつか君とはなれ コミック

井上ナヲ 

目を背けない強さ

仄暗い部屋の中で寄り添うふたりの姿が意味ありげで印象的な表紙に惹かれて購入。

「息子×義父の禁断の純愛」とあるので背徳的な展開も覚悟で読みましたが、彼らの間には歪んだ想いなんて一切なくて。
ただただ優しくてあたたかい、まっさらな愛情のみが存在しているのに、どんな方向に向かうとしても決意が必要な関係なので何とも言えない苦しさを感じましたが、どんな場面でも自分の気持ちから目を背けない喜一の強さ…

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いつか君とはなれ コミック

井上ナヲ 

なぬ 糖度よりも試練をお求め とな?

11月最後のお楽しみだったんです

作家さまを知ったのは【捨て猫の家】なんとも味のある絵面に派手な演出もエロもないのに妙にハマってしまって そこからアレやコレや一気に読み漁った それが2021年

こんなに早く次作にありつけるなんて ってまぢ浮かれたんですよ
なのに発売日当日が講習会だわ 飲みにいって翌日ひどい二日酔いだわ

据え置いた日数存分に味わってやるッ!


父ひとり …

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