執着攻めばかり読む崎
始めは受けメインかと思いきや、中盤から攻めを中心としたお話で進み、グングン面白くなっていきます。
ストーリーに重きを置いていて、特に攻めに焦点を当てています。
というのも、攻めの過去や境遇がかなり痛々しいです。
親のネグレクト、ウリ、兄の逮捕など目を背けたくなるくらい…。
でも、だからこそ生きることに無頓着な攻めが受けと一緒に過ごすうちに少しずつ変化を見せるシーンにグッときます。
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重たいのに何度も読んでしまう。切なくて苦しいのに、嫌いになれない不思議な作品です。真っ暗な海の底に差し込み光のような作品。一ノ瀬先生の作品は重厚感がすごくて息苦しい展開があるのに最後に救われるから止められない中毒性があります。細かな絵からキャラクターの心情や心の移り変わりが響くように伝わってきて読んでいてとても切なくなるし嬉しくなります。それと、余白が多いところがすごく好き。一ノ瀬先生があえて書か…