樋口美沙緒さんのレビュー一覧

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

切ないからこそ、最高な作品

これにて、一旦パブリックスクール編終了です。

いやぁ、涙が止まらなかった。
途中、前作よりエドの心が透けて見えて、あの行動の意図や想いを想像するに至り、胸が痛い痛い…。
なるほど、これが切ないという気持ちかと、ティッシュがベチャベチャになりました。

レイの世界が広がっていく一冊であるのと同時に、この後の大人になった2人編、そして前巻のエドしかいないレイとの対比をうまくこの巻で分けて…

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パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

来たぞ!これぞまさしく腐朽の名作!

まず、正直言って「めっちゃ好き」です。
こんなに、胸を締め付けられて、切ねえ!ってなって、うおおあおあおなんで…なんで…ってなったBLは久しぶりでした。
ほんと、なんで今まで読まなかったんだ。

パブリックスクールは、所謂閉ざされた少年だけの世界でBLとして扱いやすい題材ではあるし、読者としてもとっつきやすい世界観だと思います。

閉鎖的な学校と寮で男の子たちが恋愛をする。それだけでは…

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愛の罠にはまれ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

これは…

今までのムシシリーズは読んできて一作前の郁の話しなどはとても好きで泣けたのですが
今回のはもう中盤からとても見てられなくて後半読みきるのが苦痛で残念でした。


もうDVの描写見てるみたいでほんとにツラかったです。
あっちゃんが素直にならないからつい…
今までなったことないから つい無茶して…

「つい」で性暴力、殴ったり暴言を吐いたり???
しかもその後優しくしたり
すぐ「ほ…

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愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

泣きました(;_:)

ムシシリーズの「愛の本能に従え!」に登場した攻めの従兄弟と幼馴染のセフレ?カップル。前作ではめちゃくちゃ性格悪そうで軽そうな印象の2人でしたが、今作では激重な心理描写にビックリ。
読み始めたら涙が止まりません。
人を愛せない攻めに振り回される受け。
心理描写がていねいで深くて素晴らしいです。
中盤はバドエンだったら嫌だなあと不安になりましたが、予想の上をいく素晴らしいラストでした。
タイ…

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愛の本能に従え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

主人公2人が素敵すぎる。

ぶっきらぼう攻め×普段は地味だけどエッチの時は!?な受け。
ムシシリーズはどの作品もキャラクターの個性が強くて面白いです。
今作の主人公の2人は一見すると恋愛にオクテそうなのですが、2人ともムシの特性でエッチシーンはエッロエロで凄く萌えました。
結構序盤に体だけの関係になってしまいますが、ラッブラブ甘々な2人で凄く良かったのですが、すれ違いの理由や終盤距離をとってしまうまでの過程にちょっとヤ…

0

王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

謎が分かってくる!?王宮編!


「鞘」となったリオが王宮に上がったことで、また新たな問題と謎が出てくる第2巻です。
リオが落ち込んでは喜び、悩んで…と、ず~っとグルグルしています。

ユリヤはというと…まぁ~~素直じゃない!
素っ気ないしツンツン。でも…でも!!
後半にかけて徐々に愛が…これは、まさに樋口先生っぽい攻めだなぁと思いました。

そして2巻の終わり辺りから新事実が発覚して私、大混乱~!!(笑)
3…

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愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

良かった

実際に、
今の人間には、虫のDNA情報が混ざっているのじゃないか と思えてしまう。
心理描写が、秀逸。

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他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

樋口先生作品は初見でしたが……!


めっっっちゃ好みな作品でした!
というか攻めの性質が自分のツボに入りまくりました。

・受けを溺愛してるけど悟られないようにしている(そして実際に受けも気づいておらずむしろ嫌われているとすら思っている)
・好きすぎて行動が一周回っておかしくなってる(無理に彼女つくろうとする、実家になるべく寄りつかない等)
・受けのピンチを陰ながら阻止している
・蓋を開けるとタガが外れて変態っぷりが…

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王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

BLで泣いたのはこれで3度目


BLでめったに泣かない私ですが、これはもう泣いてしまいました。

しかも現在3巻まで発売中の中の1巻めですよ!?
す、末恐ろしい…。
というのも、泣いたことが3回あるうちの2作は樋口美沙緒先生の作品なのです。

また、樋口美沙緒先生の中では比較的、読みやすかったです。

先生の中では珍しいファンタジー作品で、異国のお話なので登場人物がカタカナ名で主要な人物が7人以上登場します。…

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ぼうや、もっと鏡みて 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

言葉にできない痛さ

続編は読まない方が良かった、という方もいらっしゃるようなのですが、私的にはこの作品を読んでこそ、きっちり完結したなぁという印象でした。

しかしながら、全編を通して、涙、涙、涙。
自分でもなにがこんなに突き刺さってくるのかわかりませんでしたが(不思議なことに本当にわからなかったんです)でも、言葉にできない痛みがずっと胸の内に渦巻いていて、読むのが辛いのに止められず、愛はね、同様一気読みしてし…

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